2.7.3 list-relations
サーバ間関連を一覧表示
書式
asadmin [asadmin-options] list-relations [{--long={false|true} | --output output} [--header={false|true}]] [--relationtype relation-type-name] [--from server-name] [--to server-name] [target]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
list-relationsサブコマンドは、サーバ間の関連を一覧表示します。
このコマンドはリモートモードだけサポートします。
実行権限
一般ユーザー
引数
- --long={false|true}
-
一覧表示するサーバ間関連について、詳細情報を表示するかどうかを指定します。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
関連名とその詳細情報(関連種別、関連元サーバ名、関連先サーバ名、順序番号)を表示します。ヘッダー情報も表示します。なお、このオプションにtrueを指定した場合は、--outputオプションは指定できません。
-
false
--outputオプションおよび--headerオプションの指定に従います。
デフォルト値:false
-
- --output output
-
リスト表示する項目およびその順序をコンマ区切りのリストで指定します。指定値の大文字、小文字は区別されません。
リスト表示する項目は、このオプションで指定した順番に左から表示します。また、リストの行は一番左の項目でソートされて表示されます。文字列でソートするため、一番左の項目にorderを指定した場合、数値の昇順にはなりません。
このオプションを省略した場合は、関連名、関連種別、関連元サーバ名、関連先サーバ名が表示されます。ただし、--longオプションにtrueを指定した場合は、その指定に従います。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
name
関連名
-
type
関連種別名
-
from
関連元サーバ名
-
to
関連先サーバ名
-
order
順序番号
デフォルト値:なし
-
- --header={false|true}
-
ヘッダー情報を表示するかどうかを指定します。ただし、--longオプションにtrueを指定した場合はこのオプションの指定は無視されます。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
ヘッダー情報を表示します。
-
false
ヘッダー情報を表示しません。
デフォルト値:なし
-
- --relationtype relation-type-name
-
フィルタリングする関連種別を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
prf-relation
PRF関連
-
redirect
リダイレクト関連
デフォルト値:なし
指定がない場合はすべての関連種別の関連を表示します。
-
- --from server-name
-
フィルタリングする関連元のサーバ名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
存在する関連元のサーバ名
デフォルト値:なし
指定がない場合はすべての関連元のサーバ名を表示します。
-
- --to server-name
-
フィルタリングする関連先のサーバ名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
存在する関連先のサーバ名
デフォルト値:なし
指定がない場合はすべての関連先のサーバ名を表示します。
-
- target
-
情報を表示する対象名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
domain
ドメイン内のすべての関連の情報を表示します。
-
関連名
指定した関連の情報を表示します。
デフォルト値:domain
-
出力形式
1行目は出力情報のヘッダー部となり、固定文字列で出力形式を示します。
カラム間は、カラム内で最も長い文字列と次のカラムの先頭までを、2つの半角スペースで区切ります。
NAME TYPE FROM TO ORDER 関連名 関連種別名 関連元サーバ名 関連先サーバ名 順序番号
関連名:関連の名称を表示します。
関連種別名:関連種別の名称を表示します。
関連元サーバ名:関連元となるサーバの名称を表示します。
関連先サーバ名:関連先となるサーバの名称を表示します。
順序番号:関連の順序番号を表示します。
使用例
すべてのサーバ間関連を表示する場合
asadmin list-relations
[出力例]
relation1 prf-relation JavaEE1 PRF1 relation2 prf-relation Web1 PRF1 relation3 redirect Web1 JavaEE1 relation4 redirect Web1 JavaEE2 relation5 ex_relation_type1 custom_type1 Web1
すべてのサーバ間関連とヘッダーを表示する場合
asadmin list-relations --long=true
[出力例]
NAME TYPE FROM TO ORDER relation1 prf-relation JavaEE1 PRF1 0 relation2 prf-relation Web1 PRF1 0 relation3 redirect Web1 JavaEE1 20 relation4 redirect Web1 JavaEE2 10 relation5 ex_relation_type1 custom_type1 Web1 0
すべてのサーバ間関連とヘッダー情報なしで表示する場合
asadmin list-relations --long=true --header=false
[出力例]
relation1 prf-relation JavaEE1 PRF1 0 relation2 prf-relation Web1 PRF1 0 relation3 redirect Web1 JavaEE1 20 relation4 redirect Web1 JavaEE2 10 relation5 ex_relation_type1 custom_type1 Web1 0
関連種別がredirectの関連だけを表示する場合
asadmin list-relations --relationtype redirect
[出力例]
relation3 redirect Web1 JavaEE1 relation4 redirect Web1 JavaEE2
関連元のサーバがWeb1の関連だけを表示する場合
asadmin list-relations --from Web1
[出力例]
relation2 prf-relation Web1 PRF1 relation3 redirect Web1 JavaEE1 relation4 redirect Web1 JavaEE2
関連先のサーバがPRF1の関連だけを表示する場合
asadmin list-relations --to PRF1
[出力例]
relation1 prf-relation JavaEE1 PRF1 relation2 prf-relation Web1 PRF1
関連名relation3だけの情報を表示する場合
asadmin list-relations relation3
[出力例]
relation3 redirect Web1 JavaEE1
関連元のサーバがWeb1、関連種別がredirectの関連の、順序番号、間連名、および関連先サーバの情報だけを順序番号でソートして表示する場合
asadmin list-relations --relationtype redirect --from Web1 --output order,name,to
[出力例]
10 relation4 JavaEE2 20 relation3 JavaEE1
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |