2.7.1 create-relation
サーバ間関連を作成
書式
asadmin [asadmin-options] create-relation --relationtype relation-type-name --from server-name --to server-name [--order order] [--properties name=value[:name=value]...] relation-name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
create-relationサブコマンドは、サーバ間の関連を作成します。関連種別に対応した関連元と関連先のサーバ名を指定することで、関連を作成できます。このコマンドは関連情報を、--fromに指定したサーバの関連情報として作成します。
このコマンドはリモートモードだけサポートします。
リダイレクト関連では、次の--propertiesオプションを使用して、必要な情報を設定します。
-
Java EEサーバと関連する場合
プロパティ
指定内容
path
リダイレクターの動作の定義で、マッピング定義のローカルの仮想パスの名前を指定します。
network-listener
リダイレクト先となるネットワークリスナー名を指定します。
proxy-pass-option
リダイレクターの動作の定義で、マッピング定義のコネクションプーリングの調整パラメーターを指定します。
set-proxy-pass-reverse-cookie
リダイレクターの動作の定義で、Set-Cookieヘッダーの再割り当てをするかどうかを指定します。
-
クラスターと関連する場合
プロパティ
指定内容
stickysession
リダイレクターの動作の定義で、Stickyを有効にするかどうかを指定します。
-
特定のURLのパスをリダイレクトさせないようにする場合
プロパティ
指定内容
negative
リダイレクターの動作の定義で、マッピング定義に対するリクエストを除外するかどうかを指定します。
実行権限
一般ユーザー
前提条件
各種サーバを構築済みであること。
引数
- --relationtype relation-type-name
-
関連元と関連先のサーバを関連付ける関連種別を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
prf-relation
PRF関連
-
redirect
リダイレクト関連
デフォルト値:なし(必須)
-
- --from server-name
-
関連元となるサーバ名を指定します。関連種別の関連元サーバ種別に設定されているサーバ種別のサーバを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
--relationtypeがprf-relationの場合
ドメインに存在するJavaEEサーバのサーバ名
ドメインに存在するWebサーバのサーバ名
-
--relationtypeがredirectの場合
ドメインに存在するWebサーバのサーバ名
デフォルト値:なし(必須)
-
- --to server-name
-
関連先となるサーバ名を指定します。関連種別の関連先サーバ種別に設定されているサーバ種別のサーバを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
--relationtypeがprf-relationの場合
ドメインに存在するPRFのサーバ名
-
--relationtypeがredirectの場合
ドメインに存在するJavaEEサーバのサーバ名またはクラスター名
デフォルト値:なし(必須)
-
- --order order
-
1つのWebサーバに複数のリダイレクト関連を作成する場合に、リダイレクト先の優先順位を付けるための順序番号を指定します。サーバの起動順序および停止順序には影響しません。
型:Integer
指定できる値を次に示します。
-
0〜65535の整数
デフォルト値:0
-
- --properties name=value[:name=value]...
-
サーバ間の関連情報に適用するプロパティーを、プロパティー名と値のペアで指定します。指定形式は、name=valueです。複数指定する場合は、コロン(:)で区切ります。同じプロパティー名を複数指定した場合は、最後に指定したプロパティーの値が有効となります。
name
型:String
指定できる値を次に示します。
-
PRFの標準プロパティーまたは拡張プロパティー(ex_から始まるプロパティー)。
value
指定できる値を次に示します。
-
nameに指定したプロパティーの指定範囲に従います。
デフォルト値:--relationtypeにredirectが指定されている場合は、hitachi-relation-types.hitachi-relation-type.redirect.property.標準プロパティーキーの値が適用されます。prf-relationが指定されている場合は、なし。
-
- relation-name
-
サーバ間関連に設定する名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ASCII文字であること。
-
名称は次の文字で構成すること。
英小文字<a〜z>
英大文字<A〜Z>
数字<0〜9>
ハイフン<->
アンダースコア<_>
-
先頭文字は英大文字または英小文字を使用すること。
-
ドメインに存在する次の名称は指定できません。
ノード名
JavaEEサーバ名
Webサーバ名
PRFのサーバ名
クラスター名
サーバ間関連名
JavaEEサーバの構成名
-
次に示す名称はシステムで使用済みまたは予約語のため指定できません。
domain
server
default
server-config
default-config
default-webserver-config
default-prf-config
javaee
webserver
prf
cluster
redirect
prf-relation
HJES_で始まる名称
構築済みWebサーバ名-config
構築済みPRF名-config
デフォルト値:なし(必須)
-
使用例
JavaEEサーバJavaEE1とPRFPRF1に対して、PRF関連(関連種別prf-relation、関連名redirect1)を作成する場合
asadmin create-relation --relationtype prf-relation --from JavaEE1 --to PRF1 redirect1
WebサーバWeb1とJavaEEサーバJavaEE1に対して、リダイレクト関連(関連種別redirect、関連名redirect3)を作成する場合
asadmin create-relation --relationtype redirect --from Web1 --to JavaEE1 --properties path=/aaa/:network-listener=http-listener-1 redirect3
順序番号を指定して複数のリダイレクト関連を作成する場合
asadmin create-relation --relationtype redirect --from Web1 --to JavaEE1 --order 20 --properties path=/aaa/:network-listener=http-listener-1 redirect3
asadmin create-relation --relationtype redirect --from Web1 --to JavaEE2 --order 10 --properties path=/:network-listener=http-listener-1 redirect4
戻り値
戻り値 |
説明 |
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0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |