2.6.15 import-sync-bundle
クラスター化されたインスタンスまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データのインポート
書式
asadmin [asadmin-options] import-sync-bundle [--help] --instance instance-name [--nodedir node-dir] [--node node-name] file-name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
import-sync-bundleサブコマンドは、export-sync-bundleサブコマンドで作成されたアーカイブファイルから、クラスター化されたインスタンスまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データをインポートします。インスタンスの構成データをインポートすると、インスタンスがドメイン管理サーバと通信できる状態でなくても、インスタンスのホストにデータを転送できます。
このサブコマンドはローカルモードだけサポートします。
このサブコマンドは、インスタンスが存在するホストで実行する必要があります。ドメイン管理サーバにアクセスするには、このサブコマンドでは、ドメイン管理サーバが稼働しているホストの名称が必要です。管理サーバでデフォルト以外のポートを使用している場合、ポート番号も指定する必要があります。
前提条件
--instanceオプションでは、ドメイン管理サーバの設定内の既存のインスタンスを指定する必要があります。また、データのインポート元のアーカイブファイルには、指定したインスタンスのデータが含まれている必要があります。
ファイル
import-sync-bundleサブコマンドは、クラスター化されたインスタンスまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データをexport-sync-bundleサブコマンドで作成したアーカイブファイル(sync-bundleアーカイブファイル)からインポートします。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --instance instance-name
-
構成データをインポートする対象のインスタンスを指定します。ドメイン管理サーバ構成内の既存のインスタンスを指定する必要があります。また、データのインポート元のアーカイブファイルには、指定したインスタンスのデータが含まれている必要があります。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
インスタンス名
デフォルト値:なし
-
- --nodedir node-dir
-
インスタンスのノードディレクトリーが含まれるディレクトリーを指定します。インスタンスのファイルは、インスタンスのノードディレクトリーに格納されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ノードディレクトリーのパス
デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/nodes
-
- --node node-name
-
インスタンスが存在するノードを指定します。このオプションを省略した場合、アーカイブファイルのドメイン管理サーバ構成からノードが判断されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ノード名
デフォルト値:ドメイン管理サーバ構成のノード
-
- file-name
-
インポートするアーカイブファイルが含まれているファイル名(パスを含む)を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
パスを含むファイル名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、アーカイブファイル/export/glassfish3/glassfish/domains/domain1/sync/ymlcluster-sync-bundle.zipから、ノードsj02のクラスター化されたインスタンスymli2の構成をインポートします。
コマンドは、ノードsj02で表されるホストsj02上で実行されます。ドメイン管理サーバはホストsr04上で稼働していて、管理用のデフォルトのHTTPポートを使用しています。
sj02# asadmin --host sr04 import-sync-bundle --node sj02 --instance ymli2 /export/glassfish3/glassfish/domains/domain1/sync/ymlcluster-sync-bundle.zip
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |