2.6.13 export-sync-bundle
クラスターまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データのアーカイブファイルへのエクスポート
書式
asadmin [asadmin-options] export-sync-bundle [--help] --target target [--retrieve={false|true}] [file-name]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
export-sync-bundleサブコマンドは、クラスターまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データをアーカイブファイルにエクスポートします。このアーカイブファイルは、import-sync-bundleサブコマンドで構成データを復元するときに使用できます。
インスタンスの構成データをインポートすると、インスタンスがドメイン管理サーバと通信できる状態にしなくても、インスタンスのホストにデータが転送されます。
このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。
前提条件
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
ファイル
このサブコマンドでは、次のファイルとディレクトリーを含むアーカイブを現在のドメインディレクトリー内に作成します。
次のディレクトリーに含まれるすべてのファイル
-
config
-
docroot
次のディレクトリーとサブディレクトリーの全内容
-
applications
-
config/target(targetは構成データをエクスポートするクラスターまたはスタンドアロンサーバインスタンス)
-
generated
-
lib
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --target target
-
エクスポートする構成データの対象を指定します。
このオプションには、クラスター化したサーバインスタンスを指定できません。このオプションにクラスター化されたインスタンスを指定すると、エラーが発生します。クラスター化されたインスタンスの構成データをエクスポートするには、そのインスタンスではなく、インスタンスが所属するクラスターの名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
cluster_name
指定した名称のクラスターを対象とします。
-
standalone_instance_name
指定した名称のスタンドアロンのサーバインスタンスを対象とします。
デフォルト値:なし
-
- --retrieve={false|true}
-
ドメイン管理サーバのホストから、このサブコマンドが実行されるホストにアーカイブファイルをダウンロードするかどうかを指定します。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
このサブコマンドが実行されるホストにアーカイブファイルがダウンロードされます。
-
false
アーカイブファイルはダウンロードされないで、ドメイン管理サーバのホストに保持されます。
デフォルト値:false
-
- file-name
-
データをエクスポートするアーカイブファイルのファイル名と場所を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ファイル名
デフォルト値:
-
--retrieveオプションがfalseの場合
現在のドメインディレクトリー内のsync/target-sync-bundle.zip
-
--retrieveオプションがtrueの場合
現在の作業ディレクトリー内のtarget-sync-bundle.zip
-
使用例
次の例では、pmdclusterという名称のクラスターの構成データをエクスポートします。
asadmin export-sync-bundle --target pmdcluster
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |