Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスUNIX®用)


2.5.11 update-node-ssh

SSHを使ったノード構成データの更新

書式

asadmin [asadmin-options] update-node-ssh [--help]
    [--nodehost node-host] [--installdir as-install-parent]
    [--nodedir node-dir] [--sshport ssh-port]
    [--sshuser ssh-user] [--sshkeyfile ssh-keyfile]
    [--force={false|true}] node-name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

update-node-sshサブコマンドは、ノードの構成データを更新します。

このサブコマンドでは、ドメイン管理サーバが稼働しているマシンおよびノードが存在するマシンで、SSHを設定する必要があります。

ドメイン管理サーバにアクセスできる任意のマシンから、このサブコマンドを実行できます。

このサブコマンドは、ノードがリモート通信に対して有効になっているかどうかに関係なく、任意のノードを更新できます。

ノードがリモート通信に対して有効になっていない場合、このサブコマンドはノードのSSH通信を有効にし、そのほかの指定された構成データを更新します。ノードのSSH通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、--sshport--sshuserおよび--sshkeyfileが省略されたときには、デフォルト値が適用されます。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--nodehost node-host

ノードの更新後にノードが表すホストの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ホスト名

デフォルト値:なし

--installdir as-install-parent

Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パスを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パス

デフォルト値:なし

--nodedir node-dir

ノード上に作成されるサーバインスタンスを含むディレクトリーのパスを指定します。相対パスを指定する場合、パスはApplication Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfishディレクトリーからの相対パスであり、Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfishはホスト上のApplication Serverのインストールディレクトリーです。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノードのサーバインスタンスを含むディレクトリーへのパス

デフォルト値:なし

--sshport ssh-port

このノードのホストに対するSSH接続に使用するポートを指定します。

デフォルトは、このサブコマンドをノードのSSH通信を有効にするために実行するかどうかによって異なります。

ノードがSSH経由の通信に対してすでに有効になっている場合、デフォルトではポートは変更されません。

ノードのSSH通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、デフォルトポートは22です。--nodehostオプションをlocalhostに設定した場合、--sshportオプションは無視されます。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 1-65535

デフォルト値:22

--sshuser ssh-user

SSH経由でホストに接続する処理を実行するためのこのノードのホスト上のユーザーを指定します。

デフォルトは、このサブコマンドをノードのSSH通信を有効にするために実行するかどうかによって異なります。

  1. ノードがSSH経由の通信に対してすでに有効になっている場合、デフォルトではユーザーは変更されません。

  2. ノードのSSH通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、デフォルトはドメイン管理サーバのプロセスを実行するユーザーです。--nodehostオプションをlocalhostに設定した場合、--sshuserオプションは無視されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ユーザー名

デフォルト値:ドメイン管理サーバのプロセスを実行しているユーザー

--sshkeyfile ssh-keyfile

--sshuserオプションで指定するユーザーのSSH秘密鍵ファイルの絶対パスを指定します。このファイルはノードのホスト上のsshdデーモンに対する認証に使用されます。

SSH秘密鍵ファイルがパスフレーズで保護されている場合、パスワードファイルにAS_ADMIN_SSHKEYPASSPHRASEエントリーを含める必要があります。鍵ファイルは、ドメイン管理サーバから到達できるパスにあり、ドメイン管理サーバが読み取りできる必要があります。

デフォルトは、このサブコマンドをノードのSSH通信を有効にするために実行するかどうかによって異なります。

ノードがSSH経由の通信に対してすでに有効になっている場合、デフォルトでは鍵ファイルは変更されません。

ノードのSSH通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、デフォルトはユーザーの.sshディレクトリーにある鍵ファイルです。複数の鍵ファイルが見つかった場合、サブコマンドはid_rsaid_dsaidentityの順序で使用します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ユーザーのSSH秘密鍵ファイルを含むディレクトリーへのパス

デフォルト値:SSH通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、ユーザーの.sshディレクトリーにある鍵ファイル

--force={false|true}

ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードを更新するかどうかを指定します。ノードのパラメーターを検証するには、ドメイン管理サーバがSSH経由でノードのホストにアクセスできる必要があります。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • false

    ノードのパラメーターの検証に失敗した場合、ノードは更新されません。

  • true

    ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードが更新されます。

デフォルト値:false

node-name

更新するノードの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノード名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、ノードlsshが表すホストをsj04に更新します。

asadmin update-node-ssh --nodehost sj04 lssh

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。