Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスUNIX®用)


2.4.1 backup-domain

ドメインのバックアップ

書式

asadmin [asadmin-options] backup-domain [--help]
    [--long[={false|true}]] [--description description-text]
    [--domaindir domain-root-dir] [--backupdir backup-directory]
    [domain_name]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

backup-domainサブコマンドは、名前付きドメイン内のファイルをバックアップします。

このサブコマンドはローカルモードだけサポートします。

前提条件

バックアップするドメインは、停止する必要があります。

ファイル

backup-domainサブコマンドを実行すると、バックアップ対象ドメインのすべてのファイルを含むZIPアーカイブファイルが、--backupdirオプションで指定したディレクトリーに作成されます。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--long[={false|true}] | -l

バックアップ操作の詳細情報を表示します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    詳細情報を出力する

  • false

    詳細情報を出力しない

デフォルト値:false

--description description-text

バックアップファイルに設定する説明文を指定します。説明文は、バックアップファイルに関する情報の一部として表示されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • バックアップについて説明するテキスト

デフォルト値:次に示す形式

user-nameが、YYYY_MM_DDに作成したdomain-nameのバックアップ」

--domaindir domain-root-dir

ドメインルートディレクトリー(バックアップするドメインの親ディレクトリー)を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ドメインのディレクトリーパス

デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/domains

--backupdir backup-directory

バックアップファイルの保存先のディレクトリーを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • バックアップファイルが格納されるディレクトリーのパス

デフォルト値:domain-dir/backups

domain_name

バックアップするドメインの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ドメイン名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、デフォルトのdomain1のバックアップを行い、バックアップファイルを/net/backups.example.com/glassfishに格納します。

asadmin backup-domain --backupdir /net/backups.example.com/glassfish domain1

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。