2.4.1 backup-domain
ドメインのバックアップ
書式
asadmin [asadmin-options] backup-domain [--help] [--long[={false|true}]] [--description description-text] [--domaindir domain-root-dir] [--backupdir backup-directory] [domain_name]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
backup-domainサブコマンドは、名前付きドメイン内のファイルをバックアップします。
このサブコマンドはローカルモードだけサポートします。
前提条件
バックアップするドメインは、停止する必要があります。
ファイル
backup-domainサブコマンドを実行すると、バックアップ対象ドメインのすべてのファイルを含むZIPアーカイブファイルが、--backupdirオプションで指定したディレクトリーに作成されます。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --long[={false|true}] | -l
-
バックアップ操作の詳細情報を表示します。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
詳細情報を出力する
-
false
詳細情報を出力しない
デフォルト値:false
-
- --description description-text
-
バックアップファイルに設定する説明文を指定します。説明文は、バックアップファイルに関する情報の一部として表示されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
バックアップについて説明するテキスト
デフォルト値:次に示す形式
「user-nameが、YYYY_MM_DDに作成したdomain-nameのバックアップ」
-
- --domaindir domain-root-dir
-
ドメインルートディレクトリー(バックアップするドメインの親ディレクトリー)を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ドメインのディレクトリーパス
デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/domains
-
- --backupdir backup-directory
-
バックアップファイルの保存先のディレクトリーを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
バックアップファイルが格納されるディレクトリーのパス
デフォルト値:domain-dir/backups
-
- domain_name
-
バックアップするドメインの名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ドメイン名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、デフォルトのdomain1のバックアップを行い、バックアップファイルを/net/backups.example.com/glassfishに格納します。
asadmin backup-domain --backupdir /net/backups.example.com/glassfish domain1
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |