Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


4.2.2 java_hras

Application Serverと連携しないJavaアプリケーションプログラムの実行

書式

java_hras [options] class [argument...]
java_hras [options] -jar file.jar [argument...]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー\jdk\jre\bin\

機能

このコマンドは、単体Javaプログラム実行機能を有効にした状態でJava VMを起動し、Javaアプリケーションを実行します。単体Javaプログラム実行機能が有効な場合は、トラブルシュートに必要な独自機能が有効となります。

java_hrasコマンド実行時のオプション指定として、トラブルシュートに必要な独自機能のON/OFFをオプションで指定した場合は、その指定が優先されます。同じオプションを複数指定した場合は、最後に指定したオプションの値が有効になります。

単体Javaプログラム実行機能有効時に切り替わるオプションを次に示します。

項番

カテゴリ

オプション

Java VMデフォルト値

単体Javaプログラム実行機能有効時

1

Java VMログ出力

HitachiVerboseGC

OFF

ON

2

HitachiOutputMilliTime

OFF

ON

3

HitachiOutOfMemoryStackTrace

OFF

ON

4

HitachiJavaClassLibTrace

OFF

ON

5

スレッドダンプ出力

HitachiLocalsInStackTrace

OFF

ON

6

HitachiLocalsSimpleFormat

OFF

ON

7

HitachiOutOfMemoryAbort

OFF

ON

単体Javaプログラム実行機能が有効になると、単体Javaプログラム実行機能未使用時のjavaコマンド実行時と比べ、次に示す違いがあります。

これら以外の機能は、単体Javaプログラム実行機能未使用時のjavaコマンドと同じです。

引数

指定できるオプションなどは、javaコマンドと同じです。ただし、-Xhrasオプションだけは指定できません。

options

コマンド行オプションを指定します。

class

呼び出されるクラスの名称を指定します。

-jar file.jar

呼び出されるJARファイルの名称を指定します。

argument

main関数に渡される引数を指定します。

出力例

出力例1

スレッドダンプ出力によってメインスレッドのスタックトレース情報を取得した場合。

出力例2

起動時に指定したメインクラスのmainメソッド実行中に、mainメソッド内でキャッチされないjava.lang.Exception例外が発生した場合。

戻り値

javaコマンドと同じです。

注意事項

javaコマンドを実行するには、次に示す方法があります。

ほかの方法で実行した場合、コマンドの実行に失敗し、次のメッセージが出力されます。

Java command cannot be used except in some special cases. When starting a Java program, use the java_hras command, etc.

Depending on the Java program executed, it might be necessary to purchase the other product.

javawコマンドを実行するには、次に示す方法があります。

ほかの方法で実行した場合、コマンドの実行に失敗し、次のメッセージが出力されます。

Javaw command cannot be used except in some special cases. When starting a Java program, use the java_hras command, etc.

Depending on the Java program executed, it might be necessary to purchase the other product.