Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.18.1 create-custom-resource

カスタムリソースの作成

書式

asadmin [asadmin-options] create-custom-resource [--help]
    --restype type --factoryclass classname
    [--enabled={true|false}] [--description text]
    jndi-name [--target target]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

create-custom-resourceサブコマンドは、カスタムリソースを作成します。カスタムリソースは、javax.naming.spi.ObjectFactoryインターフェースを実装するサーバ全体のカスタムリソースのオブジェクトファクトリーを指定します。

カスタムリソースの作成後は、Java EE Serverを再起動してください。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--target target

作成するカスタムリソースの対象を指定します。

リソースは常にドメイン全体に対して作成されますが、リソースのresource-refは指定した対象に対してだけ作成されるため、リソースがドメインで定義されても、リソースは指定した対象だけで使用できるようになります。複数の対象でリソースを参照する場合は、create-resource-refサブコマンドを使用します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • server

    ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。

  • domain

    ドメインを対象とします。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。

デフォルト値:server

--restype type

作成するカスタムリソースのタイプを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • カスタムリソース型

デフォルト値:なし

--factoryclass classname

カスタムリソースのファクトリークラス名を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • javax.naming.spi.ObjectFactoryインターフェースを実装するクラスの名称

デフォルト値:なし

--enabled={true|false}

カスタムリソースをランタイムに有効にするかどうかを確認します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:true

--description text

カスタムリソースの詳しい説明文を記述します。説明文の長さは最大250文字です

型:String

指定できる値を次に示します。

  • テキストでの説明

デフォルト値:なし

jndi-name

このリソースのJNDI名を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • JNDI名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、instance1という名称のサーバインスタンスに、カスタムリソースを作成します。

asadmin create-custom-resource --target instance1 --restype topic
--factoryclass com.imq.topic mycustomresource

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。