Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.12.1 add-library

1つ以上のライブラリーのアーカイブをJava EE Serverに追加

書式

asadmin [asadmin-options] add-library [--help]
    [--type={common|ext|app}] [--upload={false|true}]
    library-file-path [library-file-path ... ]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

add-libraryサブコマンドは、1つ以上のライブラリーのアーカイブをJava EE Serverに追加します。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

サーバのランタイムによってライブラリーのアーカイブが確実に取り込まれるように、ドメイン管理サーバまたはサーバインスタンスを再起動する必要があります。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

ファイル

ドメイン管理サーバまたはサーバインスタンスに追加するライブラリーのアーカイブは、add-libraryサブコマンドの実行時に入力データとして使用されます。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--type={common|ext|app}

ライブラリータイプと、ライブラリーのアーカイブの追加先のディレクトリーを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • common

    Commonクラスローダーディレクトリー、domain-dir/libにライブラリーのアーカイブを追加します。

  • ext

    Javaオプションパッケージディレクトリー、domain-dir/lib/extにライブラリーのアーカイブを追加します。

  • app

    アプリケーション固有のクラスローダーディレクトリー、domain-dir/lib/applibsにライブラリーのアーカイブを追加します。Applibクラスローダーでロードするには、追加したライブラリーをdeployまたはredeployサブコマンドの--librariesオプションに指定してください。

デフォルト値:common

--upload={false|true}

ライブラリーのアーカイブをドメイン管理サーバにアップロードするかどうかを指定します。ディレクトリーが指定されている場合、このオプションは無視されます。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    ドメイン管理サーバにライブラリーのアーカイブをアップロードします。

  • false

    ドメイン管理サーバにライブラリーのアーカイブをアップロードしません。add-libraryサブコマンドは、指定のファイル名でファイルアクセスを試行します。

    ドメイン管理サーバが管理ユーザーと異なるユーザーで動作していて、ファイルの読み取りアクセス権がないなど、ドメイン管理サーバがライブラリーのアーカイブにアクセスできない場合は、このサブコマンドはエラーになります。

デフォルト値:

デフォルト値は、ドメイン管理サーバがサブコマンド実行中のホスト上にあるか、リモートホスト上にあるかに依存します。

ドメイン管理サーバがサブコマンドが動作するホスト上にある場合、false

ドメイン管理サーバがリモートホスト上にある場合、true

library-file-path

追加するライブラリーのアーカイブのパスを指定します。複数のパスを指定する場合は、各パスをスペースで区切ります絶対パスでも相対パスでも指定できます。相対パスは、ディレクトリーApplication Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/binからの相対パスを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • スペースで区切られたライブラリーのアーカイブのパス

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、mylib.jarライブラリーのアーカイブ内のライブラリーを、デフォルトのサーバインスタンス上にある、アプリケーション固有のクラスローダーディレクトリーに追加します。

asadmin add-library --type app /tmp/mylib.jar

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。