Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.9.11 enable-secure-admin

secure admin機能の有効化

書式

asadmin [asadmin-options] enable-secure-admin [--help]
    [--adminalias=alias]
    [--instancealias=alias]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

enable-secure-adminサブコマンドは、secure admin機能を有効にします(すでに有効になっていない場合)。

また、オプションでドメイン管理サーバからインスタンスへの管理メッセージに使用するエイリアス、またはインスタンスからドメイン管理サーバへの管理メッセージに使用するエイリアスを変更します。

ドメイン内のドメイン管理サーバとインスタンスで、相互に送信するメッセージの暗号化にSSL証明書が使用されるようにします。

このサブコマンドを使用すると、asadminコマンドやIDEなど、リモート管理クライアントからの管理メッセージもドメイン管理サーバで受け入れることができます。

デフォルトでは、secure admin機能が有効であるとき、ドメイン管理サーバ とインスタンスは、これらのSSL証明書を使用して、双方をセキュリティーのプリンシパルとして認証し、管理アクセスを許可します。

--adminaliasオプションの値は、ドメイン管理サーバがインスタンスに対して自身を識別するために使用するSSL証明書をドメイン管理サーバに指示します。

--instancealiasオプションの値は、インスタンスがドメイン管理サーバに対して自身を識別するために使用するSSL証明書を決定します。

enable-secure-adminサブコマンドは、ドメイン内のどれかの管理ユーザーのパスワードが空白の場合は失敗します。

前提条件

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--adminalias=alias

ドメイン管理サーバでSSL/TLS証明書を参照するエイリアスを指定します。このエイリアスは、インスタンスがドメイン管理サーバを識別できるようにドメイン管理サーバ自体で使用します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • SSL/TLS証明書のエイリアス名

デフォルト値:s1as

--instancealias=alias

インスタンス上でSSL/TLS証明書を参照するエイリアスを 指定します。このエイリアスは、 ドメイン管理サーバ が各インスタンスを識別できるようにインスタンス自体で使用します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • SSL/TLS証明書のエイリアス名

デフォルト値:glassfish-instance

使用例

次の例では、adtestという名称のadminのエイリアスおよびintestという名称のインスタンスのエイリアスを使用してドメインのsecure admin機能 を有効にします。

asadmin enable-secure-admin --adminalias adtest --instancealias intest

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。