2.9.8 delete-jacc-provider
JACCプロバイダーの削除
書式
asadmin [asadmin-options] delete-jacc-provider [--help] [--target target] jacc-provider-name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
delete-jacc-providerサブコマンドは、ドメインに対して定義されたJACCプロバイダーを削除します。このサブコマンドは管理ユーザーだけが使用できます。 JACCプロバイダーは、該当するドメインのdomain.xmlファイルのsecurity-service要素内にjacc-provider要素として定義されます。JACCプロバイダーはcreate-jacc-providerサブコマンドを使用して作成できます。
デフォルトのJava EE Serverには、defaultおよびsimpleという名前の2つのJACCプロバイダーが含まれています。これらのデフォルトプロバイダーは削除できません。
Java EE Serverで承認に使用するJACCプロバイダーは、domain.xml内のsecurity-serviceのjacc-provider要素によって識別されます。したがって、jacc-providerプロバイダーを削除する場合は、jacc-providerを必ずsecurity-serviceに存在するほかのJACCプロバイダーの名称に変更してください。
jacc-provider要素を変更して別のJACCプロバイダーをポイントするようにした場合は、Java EE Serverの再起動が必要です。
このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。
前提条件
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
ファイル
JACCプロバイダーは、該当するドメインのdomain.xmlファイルのsecurity-service要素内にjacc-provider要素として定義されます。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストが表示されます。
- --target target
-
削除するJACCプロバイダーの対象を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
server
ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。
-
configuration_name
指定した名称の構成を対象とします。
-
cluster_name
指定した名称のクラスターを対象とします。
-
instance_name
指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。
デフォルト値:server
-
- jacc-provider-name
-
JACCプロバイダーの名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
JACCプロバイダー名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、instance1という名称のサーバインスタンスのデフォルトのドメインから、testJACCという名称のJACCプロバイダーを削除します。
asadmin delete-jacc-provider --target instance1 testJACC
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |