2.9.3 create-file-user
ファイルユーザーの作成
書式
asadmin [asadmin-options] create-file-user [--help] [--authrealmname auth_realm_name] [--target target] [--groups user_groups[:user_groups]...] user_name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
create-file-userサブコマンドは、次のようなキーファイルのエントリーを作成します。
-
指定のユーザー名
-
パスワード
-
グループ
複数のグループは、コロン(:)で区切って作成できます。
--authrealmnameオプションが指定されていない場合、エントリーはデフォルトのレルムに対してキーファイルに作成されます。--authrealmnameオプションが指定されている場合、エントリーはauth_realm_nameの値を使用してキーファイルに作成されます。
asadminコマンドの--passwordfileオプションを使用すると、ユーザーのパスワードを指定できます。 パスワードファイルのエントリーは、AS_ADMIN_USERPASSWORD=user-passwordの形式にする必要があります。セキュア管理が有効で、作成するユーザーが管理ユーザーの場合、パスワードを指定しないと、このサブコマンドは失敗します。
このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。
前提条件
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
ファイル
create-file-userサブコマンドを--passwordfileオプションを指定して実行する場合、パスワードファイルのエントリーはAS_ADMIN_USERPASSWORD=user-passwordの形式にする必要があります。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --target target
-
このサブコマンドが動作する対象を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
server
ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。
-
configuration_name
指定した名称の構成を対象とします。
-
cluster_name
指定した名称のクラスターを対象とします。
-
instance_name
指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。
デフォルト値:server
-
- --groups user_groups[:user_groups]...
-
このファイルユーザーに関連づけるグループを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
グループ名
デフォルト値:なし
-
- --authrealmname auth_realm_name
-
新しいユーザーが作成されるレルム名を指定します。このオプションを指定しない場合、ユーザーはレルム名「file」に作成されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
レルム名
デフォルト値:file
-
- user_name
-
作成するファイルユーザーの名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ユーザー名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、instance1という名称のサーバインスタンスに、ファイルユーザーを作成します。
asadmin create-file-user --target instance1 --groups staff:manager --authrealmname auth-realm1 sample_user
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |