2.8.4 disable
コンポーネントの無効化
書式
asadmin [asadmin-options] disable [--help] [--target target] component_name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
disableサブコマンドは、指定したデプロイ済みコンポーネントをただちに無効にします。コンポーネントがデプロイされていない場合は、エラーメッセージが返ります。
このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。
このサブコマンドはリモートでコンポーネントを無効にするとき、サーバと通信します。この通信に対するタイムアウト時間を、asenvファイルのAS_ADMIN_READ_TIMEOUTパラメーターで設定できます。
前提条件
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
引数
- --help | -?
-
サブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --target target
-
無効にするコンポーネントの対象を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
server
ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。
-
domain
ドメインを対象とします。
-
cluster_name
指定した名称のクラスターを対象とします。
-
instance_name
スタンドアロンのサーバインスタンス、もしくは、クラスター内のサーバインスタンスを単体で、対象とします。
デフォルト値:server
-
- component_name
-
無効にするコンポーネントの名称を指定します。
型:String
-
コンポーネント名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、instance1という名称のサーバインスタンスにデプロイされたコンポーネントsampleAppを無効にします。
asadmin disable --target instance1 sampleApp
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |
注意事項
-
コンポーネントをアンデプロイ、または参照を削除するとメモリーからインスタンスが解放されますが、コンポーネントを無効化(disableコマンドを実行)した状態ではインスタンスが解放されません。 多量のコンポーネントを無効化した場合、使用中のメモリーが増えてOutOfMemoryErrorが発生しやすくなる場合があるため注意してください。