Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.6.17 list-instances

サーバインスタンスの一覧表示

書式

asadmin [asadmin-options] list-instances [--help]
    [--timeoutmsec timeout]
    [--long={false|true} | --nostatus={false|true}]
    [--standaloneonly={false|true} | target]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

list-instancesサブコマンドは、ドメインにあるサーバインスタンスを一覧表示します。一覧は、クラスター、サーバインスタンス、ノードまたは構成でフィルター処理できます。

このサブコマンドは、サーバインスタンスを作成した方法に関係なく、指定した対象にあるすべてのサーバインスタンスを表示します。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--timeoutmsec timeout

サーバインスタンスのステータスを判定するタイムアウト(ミリ秒単位)を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • -2147483648〜2147483647

デフォルト値:60000

--long={false|true} | -l={false|true}

一覧表示されたサーバインスタンスごとに詳細情報を表示するかどうかを指定します。

--longオプションと--nostatusオプションは同時に指定できません。両方のオプションを指定した場合、エラーが発生します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    一覧表示されたサーバインスタンスごとに、次の詳細情報が表示されます。

    ・サーバインスタンス名

    ・サーバインスタンスのノードが存在するホスト名

    ・サーバインスタンスが管理要求をリスニングするHTTPポート

    ・サーバインスタンスのプロセスのプロセスID(PID)、またはプロセスが動作していない場合は-1

    ・サーバインスタンスがクラスターのメンバーの場合はクラスター名

    runningまたはnot runningのどちらかのサーバインスタンス状態

    サーバインスタンスが一覧表示された場合、サーバインスタンスに対するドメイン管理サーバの構成変更がサーバインスタンスに適用されないことがあります。このような状況の場合、変更を反映する必要があるコマンドがサーバインスタンス状態の隣に一覧表示されます。1つのサーバインスタンスに対して一覧表示されるコマンドの最大数は10です。

  • false

    サーバインスタンス名およびサーバインスタンスが実行中であるかどうかだけが表示されます(デフォルト)。サーバインスタンスの実行時間は表示されません。

デフォルト値:false

--nostatus={false|true}

サーバインスタンスの実行状態を表示させないようにするかどうかを指定します。

--longオプションと--nostatusオプションは同時に指定できません。両方のオプションを指定すると、エラーが発生します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    サーバインスタンスの実行状態を表示しません。各サーバインスタンスの名称だけが表示されます。

  • false

    サーバインスタンスの実行状態を表示します。

デフォルト値:false

--standaloneonly={false|true}

スタンドアロンサーバインスタンスだけを一覧表示するかどうかを指定します。

--standaloneonlyオプションとtargetは同時に指定できません。同時に指定した場合はエラーが発生します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    スタンドアロンサーバインスタンスだけを一覧表示します。

  • false

    指定した対象のすべてのサーバインスタンスを一覧表示します。

デフォルト値:false

target

一覧表示するサーバインスタンスの対象を指定します。

target--standaloneonlyオプションは同時に指定できません。同時に指定した場合はエラーが発生します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • domain

    ドメインを対象とします。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。

  • node_name

    指定した名称のノードに存在するサーバインスタンスを対象とします。

  • configuration_name

    指定した名称の構成を対象とします。

デフォルト値:domain

使用例

次の例では、現在のドメインにあるすべてのサーバインスタンスに関する詳細情報を一覧表示します。

asadmin list-instances --long=true

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。