Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.6.15 import-sync-bundle

クラスター化されたインスタンスまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データのインポート

書式

asadmin [asadmin-options] import-sync-bundle [--help]
    --instance instance-name
    [--nodedir node-dir] [--node node-name]
    file-name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

import-sync-bundleサブコマンドは、export-sync-bundleサブコマンドで作成されたアーカイブファイルから、クラスター化されたインスタンスまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データをインポートします。インスタンスの構成データをインポートすると、インスタンスがドメイン管理サーバと通信できる状態でなくても、インスタンスのホストにデータを転送できます。

このサブコマンドはローカルモードだけサポートします。

このサブコマンドは、インスタンスが存在するホストで実行する必要があります。ドメイン管理サーバにアクセスするには、このサブコマンドでは、ドメイン管理サーバが稼働しているホストの名称が必要です。管理サーバでデフォルト以外のポートを使用している場合、ポート番号も指定する必要があります。

前提条件

--instanceオプションでは、ドメイン管理サーバの設定内の既存のインスタンスを指定する必要があります。また、データのインポート元のアーカイブファイルには、指定したインスタンスのデータが含まれている必要があります。

ファイル

import-sync-bundleサブコマンドは、クラスター化されたインスタンスまたはスタンドアロンサーバインスタンスの構成データをexport-sync-bundleサブコマンドで作成したアーカイブファイル(sync-bundleアーカイブファイル)からインポートします。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--instance instance-name

構成データをインポートする対象のインスタンスを指定します。ドメイン管理サーバ構成内の既存のインスタンスを指定する必要があります。また、データのインポート元のアーカイブファイルには、指定したインスタンスのデータが含まれている必要があります。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • インスタンス名

デフォルト値:なし

--nodedir node-dir

インスタンスのノードディレクトリーが含まれるディレクトリーを指定します。インスタンスのファイルは、インスタンスのノードディレクトリーに格納されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノードディレクトリーのパス

デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/nodes

--node node-name

インスタンスが存在するノードを指定します。このオプションを省略した場合、アーカイブファイルのドメイン管理サーバ構成からノードが判断されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノード名

デフォルト値:ドメイン管理サーバ構成のノード

file-name

インポートするアーカイブファイルが含まれているファイル名(パスを含む)を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • パスを含むファイル名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、アーカイブファイル/export/glassfish3/glassfish/domains/domain1/sync/ymlcluster-sync-bundle.zipから、ノードsj02のクラスター化されたインスタンスymli2の構成をインポートします。

コマンドは、ノードsj02で表されるホストsj02上で実行されます。ドメイン管理サーバはホストsr04上で稼働していて、管理用のデフォルトのHTTPポートを使用しています。

sj02# asadmin --host sr04 import-sync-bundle --node sj02 --instance ymli2
/export/glassfish3/glassfish/domains/domain1/sync/ymlcluster-sync-bundle.zip

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。