Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.4.4 create-service

ドメイン管理サーバ開始方法を構成

書式

asadmin [asadmin-options] create-service [--help] [--name service-name]
    [--serviceproperties service-properties] [--dry-run={false|true}]
    [--force={false|true}]
    [--domaindir domain-dir]
    [domain-name]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

create-serviceサブコマンドは、OSを自動起動するときのドメイン管理サーバの開始方法を構成します。

domain-nameが指定されない場合、ドメインディレクトリーにドメインが1つだけのときは、ドメイン管理サーバをデフォルトのドメインとして起動するように構成します。ドメインディレクトリーに複数のドメインがあるときは、domain-nameが指定されないとエラーが発生します

このサブコマンドはローカルモードだけサポートします。

実行権限

管理者アカウント

ファイル

このサブコマンドは、domain-dir\binディレクトリーに、サービスに関する次のファイルを作成します。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--name service-name

Windowsのサービス管理機能を使って、サービスを管理するときに使用するサービス名を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • 既存のWindowsサービス名と重複しない名称

デフォルト値:引数に指定されたドメイン名

--serviceproperties service-properties

サービスに固有の各種プロパティーを指定します。複数ある場合は、コロン(:)で区切ります。

Windowsサービスリストでサービス表示名をカスタマイズするには、DISPLAY_NAMEプロパティーを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • サービスに固有の各種プロパティー名

デフォルト値:DISPLAY_NAMEプロパティーを指定しない場合、Windowsサービスリストでのサービス表示名は"ドメイン名 Domain Administration Server"になります。

--dry-run={false|true} | -n

サービスの作成を試行します。

--dry-runオプションを使用しないでこのサブコマンドを実行した場合に発生する結果や問題を表示します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

--force={false|true}

サービスの妥当性検証が失敗した場合に、サービスを作成するかどうかを指定します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    サービスの検証が失敗の場合でもサービスは作成されます。

  • false

    サービスは作成されません。

デフォルト値:false

--domaindir domain-dir

ドメインの構成を含むディスクにあるディレクトリーの絶対パスを指定します。

このオプションを指定する場合、domain-nameにドメインを指定する必要があります。

型:File

指定できる値を次に示します。

  • ディレクトリーの絶対パス

デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/domains

domain-name

構成対象のドメインを指定します。

指定がない場合、デフォルトのドメインが使用されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ドメイン名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、デフォルトのドメインのサービスを作成します。

asadmin create-service

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。