uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド

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4.18.2 ネットワークリソース情報ファイルの記述形式

ここでは,ネットワークリソース情報ファイルの記述形式について説明します。

<この項の構成>
(1) 記述規則
(2) 記述形式
(3) [Network]セクション
(4) [<コンピュータ名>]セクション

(1) 記述規則

ネットワークリソース情報ファイルの記述規則を次に示します。

(2) 記述形式

ネットワークリソース情報ファイルは,次に示す二つのセクションと,各セクションに指定するエントリによって構成されています。

セクションとエントリの記述規則を次に示します。

記述形式を次に示します。

[<セクション名>]
<エントリ名>=<値>

以降,ネットワークリソース情報ファイルを構成する各セクションと,セクションごとに指定するエントリについて説明します。

(3) [Network]セクション

ネットワークリソース情報で共通の情報を指定します。[Network]セクションを構成するエントリは次のとおりです。

ConnectionScopeエントリ
ネットワークへの接続期間を指定します。Serviceを指定します。
  • Service
    DocumentBrokerサーバ起動時にネットワークリソースに接続します。接続は,DocumentBrokerサーバの停止時に切断されます。
指定を省略した場合,「Service」が仮定されます。

BufferSizeエントリ
DocumentBrokerサーバとコンテントが存在するマシン間で,ファイルを分割して転送する場合の,データ転送サイズを指定します。値は4,096〜2,147483,647バイトの範囲で指定してください。
指定を省略した場合,ファイルを分割しないでファイル転送を実行します。

(4) [<コンピュータ名>]セクション

セクション名には,ネットワークリソースとして使用する共有名に該当するコンピュータ名またはIPアドレスを指定します。255バイト以内で指定してください。

このセクションで定義した内容は,セクション名に指定したコンピュータ名またはIPアドレスを含むコンテント格納先ベースパスが,メソッド実行時の引数として指定された場合に有効となります。

[<コンピュータ名>]セクションを構成するエントリは次のとおりです。

UserNameエントリ
セクション名に指定したネットワークリソースに接続してコンテントを操作するユーザのユーザ名を,「"」(引用符)で囲んで指定します。セクション名に指定したネットワークリソースにログインおよびアクセスが可能なユーザ名を指定してください。
ネットワークリソース情報ファイルで[<コンピュータ名>]セクションを指定した場合,このエントリの指定は省略できません。指定を省略すると,DocumentBrokerサーバの起動時にエラーになります。
認証するドメイン名を指定する場合は,ドメイン名とユーザ名の間を1バイトの「\」で区切って,「ドメイン名\ユーザ名」のように指定してください。
なお,OSがWindows Server 2008,Windows Server 2008 R2,およびWindows Server 2012の場合は認証するドメイン名かコンピュータ名を付加する必要があります。ユーザ名との間を1バイトの「\」で区切って,「ドメイン名\ユーザ名」もしくは「コンピュータ名\ユーザ名」のように指定してください。

Passwordエントリ
UserNameエントリで指定したユーザ名でネットワークリソースに接続するためのパスワードを,「"」(引用符)で囲んで指定します。指定を省略した場合,パスワードを指定しないでネットワーク接続処理が実行されます。