uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド

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4.2.4 DocumentSpace構成定義ファイルの注意事項

DocumentSpace構成定義ファイルを直接編集して,文書空間を定義する場合の注意事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 文書空間の構成を変更する場合の注意事項
(2) アクセス制御機能を使用する場合の注意事項
(3) ProcessOrbBoaOptionエントリを指定する場合の注意事項

(1) 文書空間の構成を変更する場合の注意事項

DocumentBrokerの運用を開始してから,セッションタイムアウト時間の変更などによって,文書空間の構成を変更するような場合が考えられます。このような場合は,次の手順で文書空間の構成を変更してください。

  1. DocumentBrokerを終了する。
  2. DocumentSpace構成定義ファイルを変更する。
  3. DocumentBrokerを再起動する。

なお,DocumentBrokerの起動と終了については,「5. DocumentBrokerの起動と終了」を参照してください。

(2) アクセス制御機能を使用する場合の注意事項

アクセス制御機能を利用する環境では,UserAuthenticationエントリの値として,LDAP,LDAPEX,またはUOCを必ず指定してください。これらの値以外が指定されている場合や指定が省略されている場合は,DocumentBrokerサーバが起動しません。

(3) ProcessOrbBoaOptionエントリを指定する場合の注意事項

-OAthreadMaxオプションの値を129以上としている場合に,129以上のクライアントからCdbrSession::Connect()メソッドを同時に実行すると,タイミングによっては,CdbrSession::Connect()メソッドからエラーが返却されることがあります。

なお,CdbrSession::Connect()メソッドについては,マニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ C++ 解説」を参照してください。