uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド

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2.4 文書空間で使用する文字コード種別の検討

この節では,文書空間で使用する文字コード種別について説明します。

DocumentBrokerの文書空間では,次のどちらかの文字コード種別を使用できます。一つの文書空間では複数の文字コード種別を使用できません。

日本語および英語以外の言語も使用する場合はUTF-8を,日本語および英語だけを使用する場合はShift-JISを選択してください。

なお,JIS X0213:2004の規格にはShift-JISで扱えない文字が含まれています。そのため,日本語だけを使用する場合でも,UTF-8使用時の制限(UTF-8を使用する場合,使用できない機能とコマンドがあります)が運用に影響を及ぼさないときは,UTF-8を選択することを推奨します。UTF-8使用時の制限については,「付録I 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できる機能およびコマンド」を参照してください。

なお,Windows Vistaの場合,JIS X0213:2004で規定されているすべての文字が表示できるため,DocumentBroker Standard GUIのように,Windows Vistaで使用する文字コードを扱うような環境ではUTF-8を選択してください。

注意
選択した文字コード種別は,DocumentBrokerクライアント,DocumentBrokerサーバ,およびデータベースで必ず一致させてください。異なる文字コード種別を設定した場合は動作を保証しません。
<この節の構成>
(1) データベースの文字コード種別の設定
(2) 文書空間の文字コード種別の設定

(1) データベースの文字コード種別の設定

データベース(HiRDB)の文字コード種別は,データベースの環境構築時にHiRDBの動作環境の設定コマンド(pdntenv)で設定します。HiRDBの動作環境の設定コマンドの詳細は,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

(2) 文書空間の文字コード種別の設定

文書空間の文字コード種別は,DocumentBrokerの環境構築時に次のどちらかで設定します。

メタ情報の初期設定コマンド(EDMInitMeta)については,「7.3 コマンドの文法」の「EDMInitMeta(メタ情報の初期設定)」を参照してください。文書空間情報ファイルについては,「4.17 文書空間情報ファイル」を参照してください。