uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
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リファレンスファイル管理機能では,文書の実体であるコンテントをファイルシステムの任意のディレクトリに格納し,文書のプロパティとコンテントの格納先の情報(コンテントロケーション)をデータベースに登録して管理します。
ファイルシステムには,次のどちらかを使用してください。
コンテントロケーションには,コンテントの格納先の基点となるディレクトリパス(コンテント格納先ベースパス)からの相対パスが登録されます。このため,コンテントの格納先を移行する場合などは,データベースに影響を与えることなく,コンテント格納先ベースパスを変更するだけで,コンテントの格納領域を変更できます。また,コンテントをデータベースに格納しないため,データベースの容量を削減できます。
リファレンスファイル管理機能を使用して管理している文書を,リファレンスファイル文書といいます。バージョンなし文書およびバージョン付き文書は,リファレンスファイル文書として管理できます。
リファレンスファイル文書の管理例を次の図に示します。
図1-7 リファレンスファイル文書の管理例
![[図データ]](figure/zu121000.gif)
この図では,ファイルシステムとして,DocumentBrokerサーバが存在するマシンのローカルディスクを利用してリファレンスファイル文書を管理する場合と,ファイルサーバの共有ディスクを利用してリファレンスファイル文書を管理する場合の例を示しています。ファイルシステムにコンテントを格納し,データベースにプロパティとコンテントロケーションを登録して管理しています。このように,リファレンスファイル管理機能では,データベースにコンテントを格納しないので,コンテントの格納先を選択したり,コンテントの格納先のディスクを移行したりと,柔軟にコンテントの格納先を管理できます。
また,ファイルシステムをネットワーク上のマシンの共有ディスクとする場合は,コンテント格納先ベースパスを,UNC形式のパスで指定してコンテントを操作します。
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