ここでは,複数の構造体で共通して使用する定数について説明します。
オブジェクト情報を取得する時に,そのオブジェクトがクラスライブラリで提供するどのクラスのオブジェクトであるかは,構造体に設定される定数から判断できます。この定数は,次に示す構造体のlTypeにオブジェクトの種別を表す値(クラス識別子)として設定されます。
オブジェクトの種別を表す値(クラス識別子)とクラスライブラリのクラスとの対応を,次の表に示します。
表C-2 オブジェクトの種別を表す値(クラス識別子)とクラスライブラリのクラスとの対応
オブジェクトの種別を表す値(クラス識別子) | クラスライブラリのクラス |
---|---|
DBR_CLASS_ALL | すべてのクラス |
DBR_CLASS_CONFIGURATEDREFERENTIALCONTAINER | CdbrConfiguratedReferentialContainerクラス |
DBR_CLASS_DOCUMENT | CdbrDocumentクラス |
DBR_CLASS_INDEPENDENTPERSISTENCE | CdbrIndependentPersistenceクラス |
DBR_CLASS_PUBLICACL | CdbrPublicACLクラス |
DBR_CLASS_REFERENTIALCONTAINER | CdbrReferentialContainerクラス |
DBR_CLASS_RFCT_OR_VTCT | CdbrReferentialContainerクラスとCdbrVersionTraceableContainerクラスのOR条件 |
DBR_CLASS_VERSIONABLEDOCUMENT | CdbrVersionableDocumentクラス |
DBR_CLASS_VERSIONTRACEABLECONTAINER | CdbrVersionTraceableContainerクラス |
DBR_CLASS_UNKNOWN | クラスの種別が不明 |
どのクラス識別子が指定できるかについては,それぞれのメソッドを参照してください。