CdbrSession::GetClassTypeメソッド

機能

指定したOIIDのクラスの判定

形式

DmaBoolean CdbrSession::GetClassType(
 pDmaString_T   pOIID,
 pDmaInteger32  plClassType )

詳細

オブジェクトのOIIDを指定して,クラスライブラリのクラスを判定するメソッドです。

オブジェクトを削除するメソッドと同時に実行する場合の注意
RemoveObjectメソッドやDeleteVersionメソッドなどのオブジェクトを削除するメソッドと同時に実行する場合,次の点に注意してください。
  • オブジェクトを削除するメソッドを実行してそのトランザクションが完了する前に,削除したオブジェクトに対しこのメソッドを実行すると,major_codeとしてERR_DMA,minor_codeとしてDMARC_NOT_FOUNDが返却されます。

引数

pOIID(入力)

オブジェクトのOIIDを指定します。

plClassType(出力)

クラスライブラリのクラス識別子が設定されます。

設定されるクラス識別子とクラスライブラリのクラスの対応を次に示します。

表13-1 クラス識別子とクラスライブラリのクラスの対応

クラス識別子クラスライブラリのクラス
DBR_CLASS_CONFIGURATEDREFERENTIALCONTAINERCdbrConfiguratedReferentialContainerクラス
DBR_CLASS_DOCUMENTCdbrDocumentクラス
DBR_CLASS_INDEPENDENTPERSISTENCECdbrIndependentPersistenceクラス
DBR_CLASS_PUBLICACLCdbrPublicACLクラス
DBR_CLASS_REFERENTIALCONTAINERCdbrReferentialContainerクラス
DBR_CLASS_UNKNOWNクラスの種別が不明
DBR_CLASS_VERSIONABLEDOCUMENTCdbrVersionableDocumentクラス
DBR_CLASS_VERSIONTRACEABLECONTAINERCdbrVersionTraceableContainerクラス

戻り値

DMA_TRUE  正常終了

DMA_FALSE 異常終了

戻り値の詳細

major_codeminor_code説明対処
ERR_CORBACORBAの戻り値が設定されます。CORBAでエラーが発生しました。ユーザプログラムでは対処できません。エラー情報として文字列の値を取得して,ユーザプログラムを終了してください。
ERR_DBERR_DB_FAILEDデータベースで障害が発生しました。syslogを参照して,障害の原因を取り除いてください。
ERR_DBRERR_INVALID_STATUSセッションの状態が不正です。一つのセッションに同時に複数のメソッド処理要求が出されています。一つのセッションに対しては,一度に一つの処理要求しか出さないように見直してください。
ERR_DMADMARC_BAD_OIID引数で指定されたOIIDが不正です。正しいOIIDを指定してください。
ERR_DMADMARC_BAD_PARAMETER不正な引数が入力されました。正しい引数を指定してください。
ERR_DMADMARC_NOT_FOUND要求された要素が見つかりません。正しいオブジェクトを設定してください。
ERR_DMADMARC_UNEXPECTED予期しないエラーが発生しました。処理を終了してください。