付録C.3 構造体で指定する定数

ここでは,複数の構造体で共通して使用する定数について説明します。

<この項の構成>
(1) クラスライブラリのクラスを表す定数

(1) クラスライブラリのクラスを表す定数

オブジェクト情報を取得する時に,そのオブジェクトがクラスライブラリで提供するどのクラスのオブジェクトであるかは,構造体に設定される定数から判断できます。この定数は,次に示す構造体のlTypeにオブジェクトの種別を表す値(クラス識別子)として設定されます。

オブジェクトの種別を表す値(クラス識別子)とクラスライブラリのクラスとの対応を,次の表に示します。

表C-2 オブジェクトの種別を表す値(クラス識別子)とクラスライブラリのクラスとの対応

オブジェクトの種別を表す値(クラス識別子)クラスライブラリのクラス
DBR_CLASS_ALLすべてのクラス
DBR_CLASS_CONFIGURATEDREFERENTIALCONTAINERCdbrConfiguratedReferentialContainerクラス
DBR_CLASS_DOCUMENTCdbrDocumentクラス
DBR_CLASS_INDEPENDENTPERSISTENCECdbrIndependentPersistenceクラス
DBR_CLASS_PUBLICACLCdbrPublicACLクラス
DBR_CLASS_REFERENTIALCONTAINERCdbrReferentialContainerクラス
DBR_CLASS_RFCT_OR_VTCTCdbrReferentialContainerクラスとCdbrVersionTraceableContainerクラスのOR条件
DBR_CLASS_VERSIONABLEDOCUMENTCdbrVersionableDocumentクラス
DBR_CLASS_VERSIONTRACEABLECONTAINERCdbrVersionTraceableContainerクラス
DBR_CLASS_UNKNOWNクラスの種別が不明

どのクラス識別子が指定できるかについては,それぞれのメソッドを参照してください。