DMAクラスは，クラス識別子として，Id型の値（GUID値）を持ちます。この識別子は，メソッドなどでDMAクラスを指定するとき，DMAクラスを識別するために使用します。

また，DMAが規定したDMAクラスまたはDocumentBrokerが拡張したDMAクラスのクラス識別子を指定する場合，GUID値のほか，クラスライブラリのヘッダファイルで定義している定数をクラス識別子として指定することもできます。例えば，「dmaClass_DocVersion」や「edmClass_VersionTracedComponentDocVersion」などがこれに当たります。

ユーザが定義したサブクラスのクラス識別子を任意の定数（usrClass_XXXなど）で指定する場合は，GUID値の実体と定数の対応を定義したヘッダファイルを作成する必要があります。ヘッダファイルの作成方法については，「5.2.7　ユーザ定義のクラス識別子・プロパティ識別子の定義」を参照してください。

なお，このマニュアルでは，GUID値の実体とdmaClass_DocVersionのような定数をあわせてクラス識別子と呼びます。