DocumentBrokerでは，文書および文書を管理する仕組みをオブジェクトの概念で表現します。例えば，文書として表現するためのオブジェクト，文書をまとめるフォルダの役目をするオブジェクト，文書のバージョンを管理するためのオブジェクト，検索に必要なオブジェクトなどがあります。これらのオブジェクトは，DMAが提唱するオブジェクトモデルを基にしています。

オブジェクトは，データとデータを操作するメソッドを抽象化し，クライアントアプリケーションの開発と保守を容易にします。オブジェクトに対する操作をクライアントアプリケーション上に設計することで，文書の管理や検索ができます。

このマニュアルでは，DMAのオブジェクトモデルに基づいたオブジェクトを，DMAオブジェクトといいます。