edmSQLとは,クラスライブラリのオブジェクトを検索するための手段としてDocumentBrokerが提供する検索方法です。SQLの文法に関する知識を活用して,DocumentBrokerでのオブジェクトの検索ができます。なお,これ以降,このマニュアルでは,edmSQLを使用した検索を,edmSQL検索といいます。また,edmSQLに従って記述した条件式を,edmSQL文といいます。
edmSQLには,次のような特長があります。
- 文書管理で使用する概念に基づいた検索条件を指定できます。
edmSQLでは,DocumentBrokerの文書管理で使用するクラス名やプロパティ名を使用して,検索条件を指定できます。
- データベース標準問い合わせ言語であるSQLに基づいた文法です。
edmSQLの文法は,標準的なSQLの文法に基づいています。SQLの文法に関する知識を活用してedmSQL文を作成できます。
- クラスライブラリと違和感なく組み合わせて使用するためのインターフェースが提供されています。
クラスライブラリのほかのクラスやメソッドと違和感なく組み合わせて使用するために,CdbrEqlStatementクラスを提供しています。
- デバッグ情報を取得できます。
edmSQL検索のデバッグ情報を取得できます。
なお,edmSQLの検索モデルは,DMAのQuery Modelに基づきますが,拡張機能のサポートなどに伴い,一部DMAの仕様と異なる部分があります。