3.14 排他制御

この節では,DocumentBrokerでの排他制御について説明します。

オブジェクトを操作するときには,複数のユーザから同時にオブジェクトに対して操作が実行されないように,排他制御をする必要があります。排他制御は,オブジェクトに対してロックを設定することで実現します。

クラスライブラリでは,使用するメソッドによって設定できるロックが異なります。それぞれのメソッドごとの特徴を理解して,適切なメソッドを使用してロックを設定する必要があります。

ここでは,クラスライブラリのメソッドによって設定できるロックの種類と,設定方法について説明します。

<この節の構成>
3.14.1 ロックの概要
3.14.2 ロックの設定方法
3.14.3 ロックが設定されているオブジェクトに対する接続
3.14.4 ロックの範囲
3.14.5 ロックの設定に関する注意事項