ここでは,クラスライブラリのクラスのうち,抽象クラスについて説明します。抽象クラスとは,そのクラス自身単独のオブジェクトを生成しないクラスです。
クラスライブラリとして提供する抽象クラスは,次の4種類です。
クラスライブラリの各クラスは,これらの抽象クラスをスーパークラスに持つことによって,その抽象クラスの機能(プロパティとメソッド)を継承して使用できます。
エラー管理機能を提供するクラスです。
クラスライブラリのクラスのうち,CdbrVariableArrayクラスおよびCdbrCompoundクラス以外のすべてのクラスのスーパークラスです。
構成要素としてDMAオブジェクトを作成するクラスに共通のスーパークラスです。
DMAクラスのdmaClass_DMAクラスに対応するクラスです。
CdbrDMAクラスでは,このクラスを継承するクラスに共通なメソッドとして,主に次のようなメソッドを提供します。
OIIDとは,文書空間でのオブジェクトの存在や格納位置を表す識別子です。OIIDの形式については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ C++ リファレンス 基本機能編」を参照してください。
コンテナで管理される要素(文書やコンテナ)を生成するクラスのスーパークラスです。このクラスは,次のクラスのスーパークラスです。
コンテナによってまとめて管理できるのは,これらのCdbrContainableクラスを継承したクラスから作成されたオブジェクトです。
CdbrVersionableDocumentクラスおよびCdbrConfiguratedReferentialContainerクラスのスーパークラスです。文書やコンテナをバージョン管理するための機能を提供します。このクラスを継承したクラスを基に作成したオブジェクトは,バージョン管理の対象になります。