付録B.4 意味解析エラー

<この項の構成>
(1) プロパティ表現に関するエラー
(2) VariableArray型プロパティの要素参照,フィールド参照に関するエラー
(3) 関数(ルーチン起動,数値関数,集合関数)に関するエラー
(4) 値式(四則演算,符号,文字列連結),論理演算子に関するエラー
(5) 集合指定子(DISTINCT)に関するエラー
(6) クラス(クラス表現,相関名)に関するエラー
(7) 結合種別に関するエラー
(8) 述語(比較述語,論理述語,In述語,Like述語(LikeおよびXlike),Null述語,Exist述語)に関するエラー
(9) データ操作(ソート,ソート種別)に関するエラー
(10) グループ操作に関するエラー
(11) 副問い合わせに関するエラー

(1) プロパティ表現に関するエラー


Error 3001

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,永続プロパティでないため,edmSQL文に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified for the edmSQL statement because it is not a persistent property.

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
検索対象となるプロパティは,永続プロパティ(データベース上に存在するプロパティ)である必要があります。
指定したプロパティが永続プロパティであるかどうか確認してください。

Error 3002

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,選択可能(Selectable)でないため,選択項目に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified as a selection item because it is not selectable.

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
DMAの検索モデルに基づき,選択可能(Selectable)でないプロパティは選択項目(SELECT句)には指定できません。
選択可能なプロパティだけを選択項目に指定してください。必要に応じてメタ情報を修正してください。

Error 3003

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,検索可能(Searchable)でないため,検索条件に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified as a search condition because it is not searchable.

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
DMAの検索モデルに基づき,検索可能(Searchable)でないプロパティは条件式(WHERE句やON条件)には指定できません。
検索可能なプロパティだけを条件式に指定してください。必要に応じてメタ情報を修正してください。

Error 3004

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,基本単位がVariableArray型でないObject型のプロパティであるため,選択項目に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified as a selection item because the basic unit is an Object-type property that is not a Variable array property.

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
VariableArray型プロパティ以外のObject型のプロパティ(オブジェクトリファレンス)を直接選択項目に指定することはできません。
VariableArray型プロパティ以外のObject型のプロパティは,oiidstr関数の引数として選択項目に指定してください。これによってObject型のプロパティをOIID文字列に変換した値が取得できます。

Error 3005

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,特殊なプロパティであるため,文法で規定した位置以外には指定できません。
The property "%1" (byte number %2) is a special property, so it can be specified at a syntax-defined position only.

パラメタの内容
  • % 1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
全文検索インデクス用プロパティなどの特殊な意味を持つプロパティは,edmSQLの文法で規定された位置以外には使用できません。
文法で規定されている位置を確認して,正しい位置に指定してください。

Error 3006

プロパティ"%1"(%2バイト目)の修飾子に対応するクラス名又は相関名が見付かりません。
A class or correlation name is missing for the qualifier of the property "%1" (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
プロパティの修飾子として指定したクラス名または相関名が,該当するプロパティが存在するシンボル空間に見つかりません。FROM句に指定したクラス名や相関名と異なっている可能性があります。
指定したプロパティを修飾するために参照できるFROM句を確認して,修飾子として指定したクラス名や相関名を修正してください。または,FROM句に指定したクラス名や相関名を修正してください。

Error 3007

プロパティの修飾子"%1"(%2バイト目)に対応するクラス名又は相関名が見付かりません。
A class or correlation name is missing for the qualifier "%1" (byte number %2) of the property.

パラメタの内容
  • %1:クラス名または相関名
  • %2:%1のクラス名または相関名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
プロパティの修飾子(クラス名または相関名)に対応するクラス名または相関名が,FROM句の指定から見つかりません。
FROM句に指定したクラス名もしくは相関名,または指定したプロパティ修飾子を確認して,修正してください。

Error 3008

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,修飾子"%3"に対応したクラスにありません。
The property "%1" (byte number %2) does not exist in the class for the qualifier "%3".

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:クラス名または相関名
説明
プロパティの修飾子として指定したクラス名または相関名に対応するクラスに,該当するプロパティが定義されていません。
プロパティ名または指定したクラスが不正な可能性があります。
メッセージに修飾子(%3)として空文字列が出力された場合は,入力edmSQL文で修飾子を省略している場合です。この場合は,FROM句に指定したただ一つのクラスに,指定したプロパティが存在しないことになります。
メタ情報を確認して,正しいプロパティ名または正しいクラスを指定してください。必要に応じてプロパティを定義してください。

Error 3009

プロパティの修飾子"%1"(%2バイト目) の指定があいまいです。
The specification of the qualifier "%1" (byte number %2) of the property is ambiguous.

パラメタの内容
  • %1:クラス名または相関名
  • %2:%1のクラス名または相関名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
プロパティのクラスを明示するための修飾子(クラス名または相関名)があいまいで,FROM句に指定されたクラスを特定できません。
FROM句に指定したクラス,またはプロパティに指定した修飾子を確認して,修正してください。

(2) VariableArray型プロパティの要素参照,フィールド参照に関するエラー


Error 3101

VariableArray型プロパティ"%1"(%2バイト目)の要素に,プロパティ"%3"はありません。
The property "%3" is not an element of a Variable array property "%1" (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:VariableArray型プロパティのプロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:フィールド参照を指定したVariableArray型プロパティの要素のプロパティ名
説明
VariableArray型プロパティの要素に対してフィールド参照を指定した場合に,その要素を定義するクラスにフィールド参照で指定したプロパティが存在しません。
フィールド参照をしたプロパティ名を確認して,正しく修正してください。必要に応じてメタ情報を修正してください。

Error 3102

VariableArray型プロパティ"%1"(%2バイト目)の要素のプロパティ"%3"は,永続プロパティでないため,edmSQL文に指定できません。
The property "%3" that is an element of the Variable array property "%1" (byte number %2) cannot be specified for the edmSQL statement because it is not a persistent property.

パラメタの内容
  • %1:VariableArray型プロパティのプロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:フィールド参照を指定したVariableArray型プロパティの要素のプロパティ名
説明
検索の対象となる VariableArray型プロパティの要素のプロパティは,永続プロパティ(データベース上に存在するプロパティ)である必要があります。
指定した VariableArray型プロパティの要素のプロパティが,永続プロパティかどうかを確認してください。

Error 3103

VariableArray型プロパティ"%1"(%2バイト目)の要素のプロパティ"%3"は,検索可能(Searchable)でないため,検索条件に指定できません。
The property "%3" that is an element of the Variable array property "%1" (byte number %2) cannot be specified as a search condition because it is not searchable.

パラメタの内容
  • %1:VariableArray型プロパティのプロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:フィールド参照を指定したVariableArray型プロパティの要素のプロパティ名
説明
VariableArray型プロパティの要素に対してフィールド参照したプロパティが,検索可能(Searchable)ではありません。このため,検索条件には指定できません。
必要に応じてメタ情報を修正してください。

Error 3104

プロパティ"%1" (%2バイト目)は,VariableArray型プロパティでないため,要素参照に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified for element reference because it is not a Variable array property.

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
フィールド参照を指定したプロパティが,VariableArray型プロパティではありません。フィールド参照はVariableArray型プロパティだけに指定できます。
プロパティ名を確認して,修正してください。

Error 3105

プロパティ"%1" (%2バイト目)は,VariableArray型プロパティであるため,副問い合わせの選択項目に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified as a selection item of a sub-query because it is a Variable array property.

パラメタの内容
  • %1:VariableArray型プロパティのプロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
副問い合わせの選択項目に,VariableArray型プロパティは指定できません。

Error 3106

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,VariableArray型プロパティであるため,検索対象の結合条件に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified as a join condition for searching because it is a Variable array property.

パラメタの内容
  • %1:VariableArray型プロパティのプロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
ON条件にVariableArray型プロパティを指定することはできません。

(3) 関数(ルーチン起動,数値関数,集合関数)に関するエラー


Error 3201

%1関数(%2バイト目)は,使用可能な関数として定義していないため,edmSQL文に指定できません。
The function %1 (byte number %2) is not defined as a usable function so it cannot be specified for the edmSQL statement.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
edmSQLの文法で規定されていない関数名を指定しました。
指定した関数の関数名を確認して,修正してください。

Error 3202

%1関数(%2バイト目)は,文法で規定した位置以外には指定できません。
The function %1 (byte number %2) can be specified in a syntax-defined position only.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
関数を規定された位置以外に指定しました。
指定した関数の属性(選択可能または検索可能)を確認して,選択可能であれば選択項目に指定してください。検索可能であれば検索条件に指定してください。

Error 3203

%1関数 (%2バイト目) の引数の数が不正です。
The number of arguments of the function %1 (byte number %2) is invalid.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
関数に指定した引数の個数が不正です。
関数に指定できる引数の個数を確認して,修正してください。

Error 3204

%1関数 (%2バイト目) の第%3引数のデータ型が不正です。
The data type of argument %3 of the function %1 (byte number %2) is invalid.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
関数で,該当する引数に指定したデータ型が不正です。
関数の引数に指定できるデータ型確認して,修正してください。

Error 3205

%1関数の第%2引数には,文法で規定した特殊なプロパティだけが指定できます。
Only a syntax-defined special property can be specified for argument %2 of the function %1.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:引数の出現番号(1以上)
説明
全文検索や概念検索などの関数の,edmSQLの文法で規定した特殊なプロパティだけが指定できる引数に,そのプロパティ以外を指定しています。
引数に指定した内容を確認して,修正してください。

Error 3206

%1関数(%2バイト目)の第%3引数には,文法で規定した特殊なプロパティだけが指定できます。
Only a syntax-defined special property can be specified for argument %3 of the function %1 (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
全文検索や概念検索などの関数の,edmSQLの文法で規定した特殊なプロパティだけが指定できる引数に,そのプロパティ以外を指定しています。
引数に指定した内容を確認して,修正してください。

Error 3207

%1関数(%2バイト目)の第%3引数には,文字列定数又は?パラメタだけが指定できます。
Only character string constant or the ? parameter can be specified for argument %3 of the function %1 (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
値または?パラメタだけが指定できる関数の引数に,値または?パラメタ以外を指定しています。
引数に指定した内容を確認して,修正してください。

Error 3208

%1関数(%2バイト目)の第%3引数には,?パラメタだけが指定できます。
Only the ? parameter can be specified for argument %3 of the function %1 (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
?パラメタだけが指定できる関数の引数に,?パラメタ以外を指定しています。
引数に指定した内容を確認して,修正してください。

Error 3209

%1関数の第%2引数には,VariableArray型プロパティ"%3"(%4バイト目)を指定できません。
The Variable array property "%3" (byte number %4) cannot be specified for argument %2 of the function %1.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:引数の出現番号(1以上)
  • %3:VariableArray型プロパティのプロパティ名
  • %4:%3のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
関数で,該当する引数には指定できないVariableArray型プロパティを指定しています。
関数の引数に指定できる内容を確認して,修正してください。

Error 3210

%1関数(%2バイト目)の第%3引数には,VariableArray型プロパティの要素を指定できません。
An element of a Variable array property cannot be specified for argument %3 of the function %1 (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
関数呼び出しで,該当する引数には指定できないVariableArray型プロパティの要素のプロパティを指定しています。
関数の引数に指定できる内容を確認して,修正してください。

Error 3211

oiidstr関数の第%1引数には,基本単位がVariableArray型でないObject型のプロパティだけが指定できます。
Only the Object-type property whose basic unit is not Variable array property can be specified for argument %1 of the oiidstr function.

パラメタの内容
  • %1:引数の出現番号(1以上)
説明
oiidstr関数の引数には,VariableArray型プロパティ以外のObject型のプロパティだけが指定できます。
指定した引数の内容を確認して,修正してください。

Error 3212

%1関数(%2バイト目)の第%3引数には,OIID文字列だけが指定できます。
Only the OIID character string can be specified for argument %3 of the function %1 (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
関数で,OIID文字列だけが指定できる引数に,OIID文字列以外を指定しています。
引数に指定した内容を確認して,修正してください。

Error 3213

%1関数 (%2バイト目) の第%3引数のOIID文字列の長さが不正です。
The length of the OIID character string of argument %3 of the function %1 (byte number %2) is invalid.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
関数で,OIID文字列を指定する引数に,不正な長さのOIID文字列を指定しています。
引数に指定したOIID文字列を確認して,修正してください。

Error 3214

%1関数(%2バイト目)の第%3引数の?パラメタに,AS<データ型指定>がありません。
The AS <data-type-specification> is missing in the ? parameter of argument %3 of the function %1 (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
  • %3:引数の出現番号(1以上)
説明
ルーチンの起動に指定する関数の引数に?パラメタを指定する場合は,必ずAS<データ型指定>を指定して,?パラメタのデータ型を明確にしてください。
指定した引数のデータ型を確認して,?パラメタに対応するAS<データ型指定>を指定してください。

Error 3215

関数の引数の?パラメタ以外に,AS<データ型指定>(%1バイト目)があります。
The AS <data-type-specification> (byte number %1) exists in a position other than the ? parameter of the function arguments.

パラメタの内容
  • %1:AS<データ型指定>が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
関数の引数の?パラメタ以外に,AS<データ型指定>を指定しています。AS<データ型指定>は,関数の引数の?パラメタに対してだけ指定できます。
AS<データ型指定>を削除してください。

Error 3216

COUNT関数(%1バイト目)は,アクセス制御が有効であるため,主問い合わせの選択項目に指定できません。
The COUNT function (byte number %1) cannot be specified as a selection item of a main query because of the effect of access control.

パラメタの内容
  • %1:関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
アクセス制御が有効な場合,COUNT関数は指定できません。
COUNT関数を指定する場合は,アクセス制御を無効にしてください。

Error 3217

%1関数(%2バイト目)は,副問い合わせの選択項目に指定できません。
The function %1 (byte number %2) cannot be specified as a selection item of a sub-query.

パラメタの内容
  • %1:関数名
  • %2:%1の関数名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
副問い合わせ中に指定できない関数を,副問い合わせ中に指定しています。
指定した関数の仕様を確認して,修正してください。

(4) 値式(四則演算,符号,文字列連結),論理演算子に関するエラー


Error 3301

演算子"%1"(%2バイト目)は,検索対象の結合条件に指定できません。
The operator "%1" (byte number %2) cannot be specified as a join condition of search targets.

パラメタの内容
  • %1:演算子
  • %2:%1の演算子が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
指定した演算子は,ON条件には指定できません。演算子にはON条件に指定できないものがあります。
指定した演算子の制限事項を確認して,修正してください。

Error 3302

演算子"%1"(%2バイト目)の被演算子のデータ型が不正です。
The operand data type of the operator "%1" (byte number %2) is invalid.

パラメタの内容
  • %1:演算子
  • %2:%1の演算子が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
被演算子同士,または被演算子と演算子が要求するデータ型が一致しません。
例えば,文字列と数値の比較を指定した場合などに発生するエラーです。
演算子が要求するデータ型と被演算子のデータ型を確認して,修正してください。

(5) 集合指定子(DISTINCT)に関するエラー


Error 3401

重複排除"DISTINCT"(%1バイト目)は,アクセス制御が有効であるため,主問い合わせのSELECT句に指定できません。
The duplicate exclusion DISTINCT (byte number %1) cannot be specified for main-query SELECT because of the effect of access control.

パラメタの内容
  • %1:"DISTINCT"が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
アクセス制御が有効な場合の検索は,暗黙にオブジェクトが識別される検索になるため,重複排除は実行できません。
重複排除"DISTINCT"指定を削除してください。または,アクセス制御を無効にして,重複排除を指定してください。

Error 3402

VariableArray型プロパティ"%1"(%2バイト目)は,重複排除"DISTINCT"をSELECT句に指定しているため,選択項目に指定できません。
The Variable array property "%1" (byte number %2) cannot be specified as a selection item because the duplicate exclusion DISTINCT is specified for the SELECT clause.

パラメタの内容
  • %1:VariableArray型プロパティのプロパティ名
  • %2:%1のプロパティ名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
VariableArray型プロパティが選択項目に指定されている場合,SELECT句の集合指定子に重複排除"DISTINCT"は指定できません。
重複排除"DISTINCT"は指定しないでください。または,VariableArray型プロパティを選択項目から削除してください。

Error 3403

extracts関数(%1バイト目)は,重複排除"DISTINCT"をSELECT句に指定しているため,選択項目に指定できません。
The extracts function (byte number %1) cannot be specified as a selection item because the duplicate exclusion DISTINCT is specified for the SELECT clause.

パラメタの内容
  • %1:extracts関数が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
extracts関数は,重複排除できないデータ型の値を返却するため,この返却値に対する重複排除は実行できません。
重複排除"DISTINCT"の指定を削除してください。

(6) クラス(クラス表現,相関名)に関するエラー


Error 3501

クラス"%1"(%2バイト目)は,文書空間にないため,検索対象に指定できません。
The class "%1" (byte number %2) cannot be specified to be searched because it is not in the document space.

パラメタの内容
  • %1:クラス名
  • %2:%1のクラス名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
検索対象として指定したクラスが文書空間に存在しません。クラス名が不正な可能性があります。
文書空間に定義しているクラス名を確認して,正しいクラスを指定してください。

Error 3502

クラス"%1"(%2バイト目)は,文書空間に検索可能(Searchable)なクラスとして定義していないため,検索対象に指定できません。
The class "%1" (byte number %2) cannot be specified to be searched because it is not defined as a searchable class in the document space.

パラメタの内容
  • %1:クラス名
  • %2:%1のクラス名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
指定したクラスは,文書空間には定義されていますが,検索可能なクラスとして文書空間のスコープに登録されていません。
メタ情報定義を確認して,必要であれば検索可能なクラスとして登録してください。

Error 3503

クラス名又は相関名"%1"(%2バイト目)が重複しています。
The class or correlation name "%1" (byte number %2) is duplicated.

パラメタの内容
  • %1:重複しているクラス名または相関名
  • %2:%1のクラス名または相関名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
FROM句の指定で,クラス名と相関名,または相関名同士を同じ名前で指定しています。または,同一のクラスを結合する場合に,相関名で明確に区別していません。
それぞれの検索対象が明確に区別できるように,相関名を付けてください。

Error 3504

クラス"%1"(%2バイト目)に指定した相関名が重複しています。
The correlation name specified for the class "%1" (byte number %2) is duplicated.

パラメタの内容
  • %1:クラス名
  • %2:%1のクラス名が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
プロパティのクラスを明示するための修飾子(クラス名または相関名)が,FROM句の指定から見つかりません。
FROM句のクラスの指定またはプロパティに指定したプロパティ修飾子を確認して,修正してください。

(7) 結合種別に関するエラー


Error 3601

一つのFROM句には,二種類以上の結合種別は指定できないため,結合種別"%1"(%2バイト目)は指定できません。
The join type "%1" (byte number %2) cannot be specified because two or more join types cannot be specified for one FROM clause.

パラメタの内容
  • %1:結合種別
  • %2:%1の結合種別が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
LEFT OUTER結合とINNER結合は,同一のFROM句に混在することはできません。結合種別は統一してください。

(8) 述語(比較述語,論理述語,In述語,Like述語(LikeおよびXlike),Null述語,Exist述語)に関するエラー


Error 3701

論理述語"%1"(%2バイト目)は,検索対象の結合条件に指定できません。
The logical predicate "%1" (byte number %2) cannot be specified as a join condition of a search target.

パラメタの内容
  • %1:論理述語
  • %2:%1の論理述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
指定した論理述語は,ON条件には指定できません。論理述語にはON条件に指定できないものがあります。
論理述語の制限事項を確認して,修正してください。

Error 3702

述語"%1"(%2バイト目)は,検索対象の結合条件に指定できません。
The predicate "%1" (byte number %2) cannot be specified as a join condition of a search target.

パラメタの内容
  • %1:述語
  • %2:%1の述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
指定した述語は,ON条件には指定できません。述語にはON条件に指定できないものがあります。
述語の制限事項を確認して,修正してください。

Error 3703

比較述語"%1"(%2バイト目)の被演算子のデータ型が不正です。
The data type of an operand of the comparison predicate "%1" (byte number %2) is invalid.

パラメタの内容
  • %1:比較述語
  • %2:%1の比較述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
被演算子同士,または被演算子と述語が要求するデータ型が一致しません。
述語が要求するデータ型と被演算子のデータ型を確認して,修正してください。

Error 3704

論理述語"%1"(%2バイト目)の被演算子のデータ型が不正です。
The data type of an operand of the logical predicate "%1" (byte number %2) is invalid.

パラメタの内容
  • %1:論理述語
  • %2:%1の論理述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
被演算子同士,または被演算子と述語が要求するデータ型が一致しません。
述語が要求するデータ型と被演算子のデータ型を確認して,修正してください。

Error 3705

述語"%1"(%2バイト目)の被演算子のデータ型が不正です。
The data type of an operand of the predicate "%1" (byte number %2) is invalid.

パラメタの内容
  • %1:述語
  • %2:%1の述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
被演算子同士,または被演算子と述語が要求するデータ型が一致しません。
述語が要求するデータ型と被演算子のデータ型を確認して,修正してください。

Error 3706

一つのIn述語には,同じデータ型の値しか指定できないため,%1番目の値(%2バイト目)は指定できません。
The number %1 value (byte number %2) cannot be specified for one In predicate because only a value of the same data type can be specified.

パラメタの内容
  • %1:In述語の列挙された項目の出現番号
  • %2:%1の項目が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
In述語で列挙する項目として,異なるデータ型の項目を指定しています。
In述語では,同じデータ型の項目だけを列挙して指定できます。
指定した項目のデータ型を確認して,修正してください。

Error 3707

Null述語(%1バイト目)の値式には,プロパティだけが指定できます。
Only properties can be specified for the expression of a Null predicate (byte number %1).

パラメタの内容
  • %1:Null述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
Null述語にプロパティ以外の値式を指定しています。Null述語の値式には,プロパティだけが指定できます。
Null述語の内容を確認して,修正してください。

Error 3708

比較述語"%1"(%2バイト目)の両辺の被演算子には,VariableArray型プロパティの要素を同時に指定できません。
Elements of a Variable array property cannot be simultaneously specified for the operands on both sides of the comparison predicate "%1" (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:比較述語
  • %2:%1の比較述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
VariableArray型プロパティのフィールド参照同士を,比較述語で比較することはできません。

Error 3709

論理述語"%1"(%2バイト目)の値式には,論理型を戻り値とする関数だけが指定できます。
Only a function whose return value is a logical type can be specified for the expression of the logical predicate "%1" (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:論理述語
  • %2:%1の論理述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
論理述語の値式には,論理型を戻り値とする関数以外は指定できません。

Error 3710

アスタリスク(*)(%1バイト目)は,Exists述語の副問い合わせ以外の選択項目に指定できません。
An asterisk (byte number %1) can be specified only for a selection item of the sub-query of the Exists predicate.

パラメタの内容
  • %1: *が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
選択項目に「*」(アスタリスク)を指定できるのは,Exists述語の副問い合わせの選択項目だけです。

(9) データ操作(ソート,ソート種別)に関するエラー


Error 3801

ソートキー"%1"(%2バイト目)に対応する選択項目が見付かりません。
A selection item is missing for the sort key "%1" (byte number %2).

パラメタの内容
  • %1:ソートキー(プロパティ名または数値)
  • %2:%1のソートキーが出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
指定したソートキーに対応する選択項目がありません。
選択項目を確認して修正してください。

Error 3802

ソートキー"%1"(%2バイト目)に対応した選択項目は,ソート可能(Orderable)でないため,ソートできません。
A selection item for the sort key "%1" (byte number %2) cannot be sorted because it is not orderable.

パラメタの内容
  • %1:ソートキー(プロパティ名または数値)
  • %2:%1のソートキーが出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
ソートキーとして指定した選択項目はソートに使用できません。ソートに使用できる選択項目のデータ型は,Integer32型およびString型だけです。
選択項目のデータ型を確認して,修正してください。必要に応じてメタ情報を修正してください。

(10) グループ操作に関するエラー


Error 3901

アクセス制御が有効であるため,GROUP BY句(%1バイト目)は指定できません。
The GROUP BY clause (byte number %1) cannot be specified because of the effect of access control.

パラメタの内容
  • %1:GROUP BY句が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
アクセス制御が有効な場合,GROUP BY句は指定できません。
GROUP BY句を指定する場合は,アクセス制御を無効にしてください。

Error 3902

GROUP BY句で指定したプロパティでないため,選択項目"%1"(%2バイト目)は指定できません。
The selection item "%1"(byte number %2) cannot be specified. Because the property isn't specified in GROUP BY clause.

パラメタの内容
  • %1:選択項目
  • %2:%1の選択項目が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
GROUP BY句を用いた問い合わせ時には,選択項目はGROUP BY句で指定したプロパティに限定されます。
GROUP BY句で指定したプロパティを,選択項目に指定してください。

Error 3903

プロパティ"%1"(%2バイト目)はGROUP BY句では指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified in GROUP BY clause.

パラメタの内容
  • %1:値式
  • %2:%1の値式が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
GROUP BY句ではオブジェクト型,バイナリ型のプロパティ,特殊なプロパティ,関数を指定できません。
オブジェクト型,バイナリ型のプロパティ,特殊なプロパティ,関数を値式から削除してください。

Error 3904

プロパティ"%1"(%2バイト目)が重複しています。
The value expression "%1" (byte number %2) is duplicated.

パラメタの内容
  • %1:プロパティ
  • %2:%1のプロパティが出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
同一のプロパティをGROUP BY句に指定することはできません。
GROUP BY句から重複しているプロパティを削除してください。

Error 3906

述語"%1"(%2バイト目)はHAVING句に直接指定できません。
The predicate "%1" (byte number %2) cannot be specified in HAVING clause.

パラメタの内容
  • %1:述語
  • %2:%1の述語が出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
NULL述語およびLIKE述語はHAVING句に直接指定できません。
HAVING句の探索条件から,直接指定しているNULL述語およびLIKE述語を削除してください。

Error 3907

プロパティ"%1"(%2バイト目)は,HAVING句に指定できません。
The property "%1" (byte number %2) cannot be specified in HAVING clause.

パラメタの内容
  • %1:プロパティ名
  • %2:%1のプロパティが出現する入力edmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
HAVING句に指定可能なプロパティは,GROUP BY句で指定したプロパティ,外側の問い合わせのFROM句に指定したクラスのプロパティまたは集合関数の引数に指定したプロパティだけです。
GROUP BY句で指定したプロパティ,外側の問い合わせのFROM句に指定したクラスのプロパティ,または集合関数の引数に指定したプロパティをHAVING句に指定してください。

(11) 副問い合わせに関するエラー


Error 4001

副問い合わせでは複数の選択項目を指定できないため,選択項目"%1"(%2バイト目)は指定できません。
The selection item "%1" (byte number %2) cannot be specified. Because multi selection items cannot be specified in the sub-query.

パラメタの内容
  • %1:選択項目
  • %2:2番目の選択項目のedmSQL文の先頭からの位置(バイト数)
説明
副問い合わせには複数の選択項目を指定できません。副問い合わせに複数の選択項目を指定していないか,見直してください。