3.15 アクセス制御

この節では,DocumentBrokerのアクセス制御機能について説明します。

DocumentBrokerで扱うオブジェクトへのアクセスは,必要に応じて制御できます。ここでは,アクセス制御機能の概要,設定,および操作について説明します。

なお,アクセス制御機能を使用するためには,環境設定が必要です。環境設定については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド」を参照してください。また,アクセス制御機能は,ユーザ管理システムごとのユーザ認証方式によって,使用できる場合と使用できない場合があります。ユーザ認証方式とアクセス制御機能の使用の関係について次の表に示します。

表3-13 アクセス制御機能とユーザ認証方式との関係

ユーザ管理システムユーザ認証方式の指定値アクセス制御機能の使用可否
OSBASIC使用できない
UOCUOC使用できる
LDAP対応のディレクトリサービスLDAPまたはLDAPEX使用できる
<この節の構成>
3.15.1 アクセス制御機能の概要
3.15.2 ユーザ情報の種類
3.15.3 オブジェクトごとのアクセス制御情報の種類
3.15.4 パーミッションの種類
3.15.5 それぞれのアクセス制御情報の特徴
3.15.6 アクセス制御情報を表すプロパティの詳細
3.15.7 オブジェクトの操作とアクセス制御情報の関係
3.15.8 アクセス制御機能と検索
3.15.9 アクセス制御機能に関する操作
3.15.10 アクセス制御と排他制御の関係