4.7.1 CdbrEqlStatementクラスが出力する障害情報

edmSQLの検索を実行するCdbrEqlStatementクラスの各メソッドには,エラーが発生した時に,次の障害情報を出力する機能があります。これらの情報は,エラーの原因を調査するために使用できます。

詳細エラーメッセージおよびedmSQL文構文解析情報の出力先と,必要な環境変数の設定および使用方法を,次の表に示します。なお,これらの情報はすべてクライアントに出力されます。

表4-48 CdbrEqlStatementクラスで出力する障害情報

情報の種類出力先必要な環境変数出力方法
詳細エラーメッセージ詳細エラーメッセージファイル
  • DBR_DETAIL_ERRORLOG
  • DBR_DETAIL_ERRORLOG_DIR
  • DBR_DETAIL_ERRORLOG_SIZE
DBR_DETAIL_ERRORLOG_DIRに指定したパスのファイルを取得します。
詳細エラーメッセージ特になし。CdbrSession::GetLastDetailErrorメソッドをコールします。
edmSQL文構文解析情報edmSQL構文解析情報ファイル
  • DBR_EQL_PARSELOG
  • DBR_EQL_PARSELOG_DIR
DBR_EQL_PARSELOG_DIRに指定したパスのファイルを取得します。
構文解析結果メッセージ特になし。CdbrEqlStatement::ExecuteメソッドのppParseMessageを指定します。

詳細エラーメッセージに関する環境変数の設定方法については,「5. 環境設定」を参照してください。