6.3.1 詳細メッセージの出力先

ここでは,詳細メッセージの出力先について説明します。

詳細メッセージは,詳細エラーログファイルまたはCdbrSession::GetLastDetailErrorメソッドの引数に出力されます。

<この項の構成>
(1) 詳細エラーログファイル
(2) CdbrSession::GetLastDetailErrorメソッドの引数

(1) 詳細エラーログファイル

クライアント環境変数DBR_DETAIL_ERRORLOGがONのとき, DBR_DETAIL_ERRORLOG_DIRで指定されたディレクトリの下に「EDMErrTraceCLXXXXX_1.log」として出力されます。XXXXはプロセスIDを示します。詳細エラーログファイルには,エラーが発生しない場合もログが出力されますので,必要に応じて詳細エラーログファイルを削除するようにしてください。

クライアント環境変数については,「5.1.3 実行環境の設定」を参照してください。

なお,文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合,メッセージテキストの%nにUTF-8の文字列が出力されることがあります。UTF-8の文字列の内容を確認するには,UTF-8に対応したエディタなどで参照してください。

(2) CdbrSession::GetLastDetailErrorメソッドの引数

詳細メッセージは,それを取得するためのメソッドであるCdbrSession::GetLastDetailErrorメソッドをコールした場合に,引数の値として出力されます。

このメソッドは,クラスライブラリのメソッドのコール時にエラーが発生した場合に,CdbrCore::GetLastErrorメソッドでmajor_code,minor_codeを取得したあとで必要に応じてコールします。メソッドの詳細については,「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ C++ リファレンス 基本機能編」のCdbrSession::GetLastDetailErrorメソッドを参照してください。

また,詳細メッセージを取得するためのコーディング例については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ C++ リファレンス 基本機能編」を参照してください。