DocumentBrokerのクラスライブラリの起動に必要な環境変数や,パスの指定などについて説明します。なお,DocumentBrokerのクライアントアプリケーションとサーバを同じマシン上で動作させる場合,クライアント用とサーバ用の環境変数を混在させないようにご注意ください。
また,XML文書管理機能(XMLプロパティマッピング機能・XMLインデクスデータ作成機能)を使用する場合は,ここで説明する環境変数のほかに,HiRDB Adapter for XMLの環境変数を設定する必要があります。
XML文書管理機能を使用するための環境設定については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド」を参照してください。
指定する環境変数を,OSごとに説明します。
DocumentBrokerのクライアントライブラリを起動するために必要な次の環境変数を指定してください。
:/opt/hitachi/common/lib
:/usr/vacpp/lib※1
:/opt/TPBroker/lib
:/opt/HiEDMS/client/lib
:/opt/HiEDMS/ACLibrary/lib
:/opt/hirdb_xml/lib※2
:/opt/hitachi/xpk/lib※2
:/opt/hitachi/common/lib
:/usr/vacpp/lib※1
:TPBroker V5インストールディレクトリ/lib
:/opt/HiEDMS/client/lib_tp5
:/opt/HiEDMS/ACLibrary/lib_tp5
:/opt/hirdb_xml/lib※2
:/opt/hitachi/xpk/lib※2
early
true
表5-1 CdbrSession::Connectメソッドの引数の指定と,環境変数「DBR_CONNECTSV_ENVID」の関係(AIXの場合)
環境変数 | CdbrSession::Connectメソッドへの引数 | |||
---|---|---|---|---|
指定あり | 指定なし | |||
0~254 | 範囲外 | |||
指定あり | 0~254 | 引数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 環境変数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 環境変数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 |
範囲外 | 引数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 接続するサーバを選択しない | 接続するサーバを選択しない | |
指定なし | 引数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 接続するサーバを選択しない | 接続するサーバを選択しない |
ON
ON
EDMErrTraceCLXXXXX_1.log
(XXXXXはプロセスID番号)
(詳細エラーログファイルのサイズ(DBR_DETAIL_ERROR_SIZEの指定値))×(詳細エラーログファイルの個数(DBR_DETAIL_ERROR_NUMの指定値))
また,edmSQL構文解析情報ファイルを出力する場合は,次の環境変数の設定が必要です。
これらの環境変数の詳細は,「4.7.3(1)edmSQL構文解析情報ファイル」を参照してください。
DocumentBrokerのクライアントライブラリを起動するために必要な次の環境変数を指定してください。
表5-2 CdbrSession::Connectメソッドの引数の指定と,環境変数「DBR_CONNECTSV_ENVID」の関係(Windowsの場合)
環境変数 | CdbrSession::Connectメソッドへの引数 | |||
---|---|---|---|---|
指定あり | 指定なし | |||
0~254 | 範囲外 | |||
指定あり | 0~254 | 引数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 環境変数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 環境変数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 |
範囲外 | 引数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 接続するサーバを選択しない | 接続するサーバを選択しない | |
指定なし | 引数で指定した実行環境識別子のサーバに接続 | 接続するサーバを選択しない | 接続するサーバを選択しない |
ON
ON
EDMErrTraceCLXXXXX_1.log
(XXXXXはプロセスID番号)
カレントディレクトリは,クライアントアプリケーションが格納されているディレクトリから移動しないでください。