この節では,コンテナを使用した文書管理について説明します。コンテナを使用すると,文書をフォルダに格納するようにまとめて管理したり,複数の観点で分類して管理したりできます。また,コンテナをコンテナによって管理することで,フォルダや分類に階層構造を持たせて管理することもできます。
コンテナを使用した文書管理は,文書とコンテナを関連オブジェクトによって関連づけることによって実現します。
コンテナを使用した文書管理は,CdbrReferentialContainerクラス,CdbrConfiguratedReferentialContainerクラス,CdbrVersionTraceableContainerクラスの機能によって実現します。
なお,この節では,バージョン管理機能や構成管理機能のない,CdbrReferentialContainerクラスについて説明します。バージョン管理機能および構成管理機能を持つコンテナを表すCdbrConfiguratedReferentialContainerクラスおよびCdbrVersionTraceableContainerクラスについては,「3.10 構成管理コンテナを使用した文書の構成管理」で説明します。