uCosminexus DocumentBroker Version 3 オブジェクト操作ツール
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コマンド形式
ここでは,実行コマンドの入力形式について説明します。
入力形式
コマンドの入力形式を次に示します。
コマンド名 オプション コマンド引数
- コマンド名
- コマンド名には,実行するコマンドのファイル名を指定します。
- オプション
- オプションの記述形式を次に示します。説明で使用する「$」は,UNIXの場合はシェルプロンプト,Windowsの場合はコマンドプロンプトを表しています。また,「cmd」はコマンド名を表しています。
- オプションの形式
- オプションはマイナス(-)で始まる文字列で,コマンド行には一つまたは複数のオプションを指定できます。オプションの形式は,次に示すように引数を取らないかまたは1個の引数を取ります。
- 形式1:−オプションフラグ
- 形式2:−オプションフラグ<空白またはタブ>オプションの引数
- オプションフラグ
1文字の英字です。大文字と小文字は区別されます。
- オプションの引数
オプションフラグに対する引数です。
- オプションの指定規則
- オプションの引数がないオプションフラグは,一つのマイナス(-)でまとめて指定できます。次の二つは同じ指定です。
$ cmd -a -b
$ cmd -ab
- オプションの引数が必要なオプションフラグのオプションの引数は省略できません。
- オプションフラグとオプションの引数の間には空白およびタブを指定しても指定しなくてもどちらでもかまいません。次の二つは同じ指定です。
$ cmd -a file
$ cmd -afile
- オプションの引数に空白およびタブを含めて指定する場合は,前後をダブルクォート(")で囲んでください。次に示す例は,オプションの引数として「1 2」を指定しています。
$ cmd -a "1 2"
- 同じオプションフラグを2回以上指定することはできません。次に示すような指定はエラーとなります。
$ cmd -a file1 -a file2
- 二つのマイナス(--)はオプションの最後を示す区切り記号とみなします。したがって,次に示す例では「-b」をコマンド引数とみなします。
$ cmd -a -- -b
- マイナス(-)だけのオプションは入力できません。例えば,「$ cmd -」と入力すると,マイナス(-)をコマンド引数とみなします。
- オプションはコマンド引数より前に指定してください。次に示す例で,-aがオプションの引数を必要としない場合,「file」および「-b」をコマンド引数とみなします。
$ cmd - a file -b
- コマンド引数
- コマンド引数は,コマンド操作の直接の対象となるものを指定します。指定するコマンド引数は,各コマンドによって異なります。
- 詳細は各コマンドの説明を参照してください。
- オプションおよびコマンド引数に指定する内容について
- オプションおよびコマンド引数に,パス,識別子,ファイル,レンディションタイプなどを指定する場合の記述形式を次に示します。必要に応じてマニュアルまたは記述個所を参照して,指定してください。
- オプションフラグの引数にOIIDファイルやダウンロードファイルURLなどのパスを指定する場合,パスは印刷可能なASCIIコードで記述してください。
- OIIDを指定する場合の記述形式については,「付録A OIID指定時のURLの文法」を参照してください。
- OIIDファイル,バージョン識別子ファイル,リンク識別子ファイルなど,IDファイルの記述形式については,「3.4 IDファイル」を参照してください。
- プロパティ情報ファイルを指定する場合の記述形式については,「3.5 プロパティ情報ファイル」を参照してください。
- 問い合わせファイルを指定する場合の記述形式については,「3.6 問い合わせファイル」を参照してください。
- レンディションタイプを指定する場合の記述形式については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ C++ 解説」を参照してください。
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