dbrlscompo(マルチファイル文書のコンテント情報一覧の取得)

機能

マルチファイル文書のコンテント情報を取得します。取得した情報は,標準出力に出力されます。OIIDファイルに複数のOIIDを指定すると,マルチファイル文書のコンテント情報一覧を一括して取得できます。

出力される情報は,コンテント情報の有効モード,コンポーネント種別,ファイル名,およびコンテントサイズです。なお,1行目にコンテント情報の有効モード,2行目以降にコンポーネント種別,ファイル名およびコンテントサイズが出力されます。各情報はコンマ(,)で区切って出力されます。出力される情報を次に示します。

コンテント情報の有効モード
コンテント情報の有効モードが出力されます。出力される情報は,([SYSTEM])固定です。
コンポーネント種別
ファイルを識別する文字列が出力されます。
ファイル名
ファイル名が出力されます。
コンテントサイズ
ファイルのサイズが出力されます。

操作クラス

形式

dbrlscompo 〔 -v { バージョン識別子 | バージョン識別子ファイル }〕

      〔 -M レンディションタイプ 〕

      { OIID | OIIDファイル }

オプション

-v { バージョン識別子 | バージョン識別子ファイル }
バージョン付き文書の場合,コンテント情報を取得するバージョンのバージョン識別子を指定します。このオプションを省略した場合は,最新バージョンのコンテント情報を取得します。
なお,バージョンなし文書のコンテント情報を取得するときに,このオプションを指定するとエラーになります。
バージョン識別子
コンテント情報を取得するバージョンのバージョン識別子を指定します。
バージョン識別子ファイル
コンテント情報を取得するバージョンのバージョン識別子を記述したバージョン識別子ファイルのファイルパスを指定します。ファイルパスは,絶対パスまたは相対パスのどちらでも指定できます。ただし,「DBRVTVERSION」という文字列および「acl://」で始まるパスは指定できません。なお,バージョン識別子ファイルに記述できるバージョン識別子の数は一つだけです。
-M レンディションタイプ
マルチファイル文書のコンテント情報を取得する場合に,コンテント情報を取得するレンディションのタイプを指定します。このオプションを省略した場合は,マスタレンディションを仮定します。

コマンド引数

OIID
コンテント情報を取得するマルチファイル文書のOIIDを指定します。
OIIDファイル
コンテント情報を取得するマルチファイル文書のOIIDを記述したOIIDファイルのファイルパスを指定します。OIIDファイルには,複数のOIIDが指定できます。ただし,-vオプションを指定している場合,記述できるOIIDの数は一つだけです。
OIIDファイルのファイル名は,オブジェクトのOIID形式以外であれば任意です。ファイルパスは,絶対パスまたは相対パスのどちらでも指定できます。ただし,「dma://」で始まるパスは指定できません。

実行例

実行例を次に示します。

 

$ dbrlscompo  dma:///07a17522…00000036
# dma:///07a17522…00000036
[SYSTEM]
body,foo,128
fig-1,bar,64
KMBR32002-I 1件のオブジェクトに対する操作を行いました。

注意事項