リファレンスファイル管理機能を使用する場合のオブジェクトの削除

ここでは,リファレンスファイル管理機能を使用する場合のオブジェクトの削除方法について説明します。

リファレンスファイル管理機能を使用する場合,ユーザがコンテント格納先ベースパスを管理してください。特に,複数のコンテント格納先ベースパスを管理する場合,dbrdelcntrコマンド(コンテナの削除)およびdbrdeldocコマンド(文書の削除)では文書ごとにコンテント格納先ベースパスを指定できないため,オブジェクトの削除には注意が必要です。ただし,dbrdelcntrコマンド(コンテナの削除)は,コンテナごとにコンテント格納先ベースパスを指定できます。

コンテント格納先ベースパスの管理に応じたオブジェクトの削除方法を次の表に示します。

表5-8 リファレンスファイル文書を扱う場合のオブジェクトの削除方法

管理するコンテント格納先ベースパスの数削除対象のオブジェクト削除方法
一つ文書dbrdeldocコマンドを実行します。
コンテナと包含される文書再帰的に削除しないdbrdelcntrコマンドを実行します。
再帰的に削除する-Rオプションを指定して,dbrdelcntrコマンドを実行します。
複数コンテナ内で同一※1文書-Rオプションを指定してdbrdelcntrコマンドを実行するか,または次の手順で削除してください。
  1. 削除対象を,同一のコンテント格納先ベースパスの文書に絞り込みます。
  2. 同一のコンテント格納先ベースパスの文書に対して,dbrdeldocコマンドを実行します。
コンテナと包含される文書再帰的に削除しない-iオプションを指定して,dbrdelcntrコマンドを実行します。
再帰的に削除する
コンテナの下位のコンテナに包含される文書のコンテント格納先ベースパスがすべて同一の場合
-Rオプションおよび-iオプションを指定して,dbrdelcntrコマンドを実行します。
コンテナの下位のコンテナに包含される文書のコンテント格納先ベースパスが,コンテナごとに異なる場合
  1. dbrlschildコマンドを実行して,コンテナに包含される削除対象のコンテナ一覧を取得します。
  2. 取得した一覧のコンテナごとに,コンテナに包含される文書のコンテント格納先ベースパスをリファレンス情報ファイルに指定し,-iオプションを指定してdbrdelcntrコマンドを実行します。このとき,-Rオプションは指定しないでください。
コンテナ内に混在※2文書次の手順で削除してください。
  1. 削除対象を,同一のコンテント格納先ベースパスの文書に絞り込みます。
  2. 同一のコンテント格納先ベースパスの文書に対して,dbrdeldocコマンドを実行します。
コンテナと包含される文書再帰的に削除しない次の手順で削除してください。
  1. 削除対象を,同一のコンテント格納先ベースパスの文書に絞り込みます。
  2. 同一のコンテント格納先ベースパスの文書に対して,dbrdeldocコマンドを実行します。
  3. dbrdelcntrコマンドを実行して,コンテナを削除します。
再帰的に削除する次の手順で削除してください。
  1. 削除対象を,同一のコンテント格納先ベースパスの文書に絞り込みます。
  2. 同一のコンテント格納先ベースパスの文書に対して,dbrdeldocコマンドを実行します。
  3. dbrdelcntrコマンドを実行して,コンテナを削除します。
注※1
コンテナ内で,コンテナに包含されるリファレンスファイル文書のコンテント格納先ベースパスがすべて同一の場合です。
注※2
コンテナ内で,コンテナに包含されるリファレンスファイル文書のコンテント格納先ベースパスが異なる場合です。