dbrunlink(オブジェクト間の関連づけの解除)

機能

コンテインメントによる二つのオブジェクト間の関連づけを解除します。

操作クラス

包含するオブジェクト

包含されるオブジェクト

形式

リンク識別子を指定しない場合

dbrunlink 〔 -l { DCR | RCR | VCR | ALL } 〕

     〔 -v { 包含するオブジェクトのバージョン識別子

      | 包含するオブジェクトのバージョン識別子ファイル } 〕

      { 包含するオブジェクトのOIID

      | 包含するオブジェクトのOIIDファイル }

      { 包含されるオブジェクトのOIID

      | 包含されるオブジェクトのOIIDファイル }

リンク識別子を指定する場合

dbrunlink  -L { リンク識別子 | リンク識別子ファイル }

      { 包含するオブジェクトのOIID

      | 包含するオブジェクトのOIIDファイル }

オプション

-l { DCR | RCR | VCR | ALL }
解除するコンテインメントの種別を指定します。このオプションを省略した場合はALLが仮定されます。
DCR
直接型のコンテインメントを解除します。
RCR
参照型のコンテインメントを解除します。
VCR
構成管理型のコンテインメントを解除します。
ALL
コンテインメントの種別に関係なく,すべての関連づけを解除します。
-v { 包含するオブジェクトのバージョン識別子 | 包含するオブジェクトのバージョン識別子ファイル }
包含するオブジェクトがバージョン付き構成管理コンテナの場合,コンテインメントを解除するバージョンのバージョン識別子を指定します。このオプションを省略した場合は,最新バージョンに設定されたコンテインメントが解除されます。
包含するオブジェクトがバージョンなしコンテナおよびバージョンなし構成管理コンテナの場合にこのオプションを指定するとエラーになります。
バージョン識別子
コンテインメントを解除するバージョンのバージョン識別子を指定します。
バージョン識別子ファイル
コンテインメントを解除するバージョンのバージョン識別子を記述したバージョン識別子ファイルのファイルパスを指定します。ファイルパスは,絶対パスまたは相対パスのどちらでも指定できます。ただし,「DBRVTVERSION」という文字列および「acl://」で始まるパスは指定できません。なお,バージョン識別子ファイルに記述できるバージョン識別子の数は一つだけです。
-L { リンク識別子 | リンク識別子ファイル }
関連づけを解除するコンテインメントのリンク識別子を指定します。
リンク識別子
解除するコンテインメントのリンク識別子を指定します。
リンク識別子ファイル
解除するコンテインメントのリンク識別子を記述したリンク識別子ファイルのファイルパスを指定します。ファイルパスは,絶対パスまたは相対パスのどちらでも指定できます。ただし,「acl://」で始まるパスは指定できません。なお,リンク識別子ファイルに記述できるリンク識別子の数は一つだけです。

コマンド引数

包含するオブジェクトのOIID
オブジェクトを包含しているコンテナのOIIDを指定します。
包含するオブジェクトのOIIDファイル
オブジェクトを包含しているコンテナのOIIDを記述したOIIDファイルのファイルパスを指定します。
OIIDファイルのファイル名はオブジェクトのOIID形式以外であれば任意です。ファイルパスは,絶対パスまたは相対パスのどちらでも指定できます。ただし,「dma://」で始まるパスは指定できません。なお,OIIDファイルに記述できるOIIDの数は一つだけです。
包含されるオブジェクトのOIID
コンテナに包含されているオブジェクト(関連づけを解除するオブジェクト)のOIIDを指定します。
包含されるオブジェクトのOIIDファイル
コンテナに包含されているオブジェクト(関連づけを解除するオブジェクト)のOIIDを記述したOIIDファイルのファイルパスを指定します。
OIIDファイルのファイル名はオブジェクトのOIID形式以外であれば任意です。ファイルパスは,絶対パスまたは相対パスのどちらでも指定できます。ただし,「dma://」で始まるパスは指定できません。なお,OIIDファイルに記述できるOIIDの数は一つだけです。

注意事項