dbrsetmode(構成管理モードの設定)
機能
構成管理モードを設定します。
構成管理モードは,バージョン付き構成管理コンテナによって包含されるオブジェクトのバージョンを構成管理するためのモードです。
バージョン付き構成管理コンテナによってバージョン付き文書を構成管理している例を,図5-5に示します。
図5-5 バージョン付き構成管理コンテナによってバージョン付き文書を構成管理している例
図5-5では,三つのバージョンを持つバージョン付き構成管理コンテナ(コンテナ)によって,二つのバージョンを持つバージョン付き文書(文書)を,次のように構成管理しています。
構成管理モードの設定とは,コンテナの構成管理モードを,FIXモードまたはFLOATINGモードに設定(変更)することです。例えば,コンテナのバージョン3が文書を管理する構成管理モードとしてFIXモードを設定すると,文書がバージョン3にバージョンアップした場合も,バージョンなし構成管理コンテナは文書のバージョン2を管理したままになります。これをFLOATINGモードに変更すると,コンテナのバージョン3が管理する文書は,バージョン3の文書になります。
図5-5のコンテナのバージョン3に,FIXモードを設定した場合とFLOATINGモードを設定した場合に管理する文書のバージョンを,図5-6に示します。
図5-6 FIXモードを設定した場合とFLOATINGモードを設定した場合に管理する文書のバージョン
操作クラス
形式
構成管理コンテナでリンク識別子を指定しない場合
dbrsetmode -m { FLOATING | FIX }
〔 -v { バージョン識別子 | バージョン識別子ファイル } 〕
{ 包含するオブジェクトのOIID
| 包含するオブジェクトのOIIDファイル }
{ 包含されるオブジェクトのOIID
| 包含されるオブジェクトのOIIDファイル }
構成管理コンテナでリンク識別子を指定する場合
dbrsetmode -m { FLOATING | FIX
〔 -w { DBRVTVERSION |
固定バージョン識別子 | 固定バージョン識別子ファイル } 〕 }
-L { リンク識別子 | リンク識別子ファイル }
{ 包含するオブジェクトのOIID
| 包含するオブジェクトのOIIDファイル }
オプション
コマンド引数
注意事項