4.1.3 出力先ディレクトリおよびファイル

コマンド実行ログは,実行環境制御ファイルのLogセクションに定義されている内容に従って出力されます。

<この項の構成>
(1) 出力先ディレクトリ
(2) 出力先ファイル

(1) 出力先ディレクトリ

Directoryエントリに指定したディレクトリです。コマンド実行ログを出力しようとしたディレクトリが存在しない場合はエラーメッセージが出力されてコマンド実行ログは出力されません。オブジェクト操作ツール実行前にディレクトリが存在することを確認してください。

(2) 出力先ファイル

Prefixエントリに指定したプリフィックスを持つ次のファイルに出力します。

<出力ファイル名プリフィックス>_NO.log
「NO」は出力ファイル通番を示します。出力ファイル通番とは,1~FileCountエントリに指定した数(出力ファイル数)です。

コマンド実行ログは,出力ファイル通番が「1」のファイルから順番に出力されます。あるファイルにコマンド実行ログを出力しようとしたときに,ファイルサイズがLogセクションのFileSizeエントリに指定した出力ファイルサイズより大きくなってしまう場合,出力ファイル通番が一つ大きいファイルに出力します。例えば,出力ファイル通番が「1」であるファイルに出力する場合,このファイルのサイズの最大量を超えてしまう場合は,ファイル出力通番が「2」のファイルにログを出力します。

FileCountエントリに指定したファイル数と等しいファイルにログを出力しようとして,そのファイルのファイルサイズもFileSizeエントリに指定した出力ファイルサイズより大きくなってしまう場合,出力ファイル通番が「1」のファイルを初期化してログの出力を継続します。