3.4.2 記述形式
IDファイルの記述形式を以下に示します。
- IDまたは識別子は1行に一つずつ記述します。
- IDまたは識別子の前後の空白およびタブは無視します。
- IDまたは識別子が一つも記述されていない場合はエラーになります。
- シングルクォート(')で囲んだIDまたは識別子も指定できます。
- 記述可能なIDまたは識別子は次のとおりです。
- OIID
OIIDの記述形式については,「付録A OIID指定時のURLの文法」を参照してください。
なお,OIIDを指定したIDファイルをOIIDファイルといいます。
- バージョン識別子
この識別子は,バージョン一覧取得コマンド(dbrlsversionコマンド)によって取得してください。
なお,バージョン識別子を指定したIDファイルをバージョン識別子ファイルといいます。
- リンク識別子
この識別子は,コンテインメントを設定した時に出力されます。コンテインメントの設定後に取得する場合は,下位オブジェクト一覧取得コマンド(dbrlschildコマンド)または上位コンテナ一覧取得コマンド(dbrlsparentコマンド)によって取得してください。ただし,実行環境制御ファイルのOutputセクションのFormatエントリに「VR0112」を指定している場合は,リンク識別子を取得できません。
なお,リンク識別子を指定したIDファイルをリンク識別子ファイルといいます。