8.1 クラスライブラリの戻り値

クラスライブラリの戻り値には,major_codeminor_codeがあります。major_codeの種類によって,エラーの種類を特定できます。major_codeおよびminor_codeは,CdbrCoreで定義されているGetLastErrorメソッドによって返却されます。major_codeはメソッドの戻り値として,minor_codeはメソッドの引数として返却されます。

次の表に,戻り値の種類とmajor_codeの関係を示します。

表8-1 戻り値の種類とmajor_codeの関係

戻り値の種類major_codemajor_codeの
戻り値
エラーがない場合ERR_NOERROR0
DMAの戻り値ERR_DMA1
CORBAの戻り値ERR_CORBA2
クラスライブラリ独自の戻り値ERR_DBR3
データベースエラーが発生した場合の戻り値ERR_DB4

major_codeが,ERR_DMA,ERR_DBRまたはERR_DBの場合,minor_codeが取得できます。

なお,major_codeがERR_CORBAの場合の戻り値については,マニュアル「VisiBroker for C++ プログラマーズガイド」を参照してください。