KMBR13056-E <C,P,F>

ファイルシステムに入出力エラーが発生しました。
対象:%1
操作:%2
要因コード:%3
保守情報:%4
An I/O error occurred in the file system.
Object:%1
Operation:%2
Reason code:%3
Maintenance information:%4

ファイルシステム中のオブジェクト%1に対して,操作%2を行った時にエラーが発生しました。
(S)
処理を中止しました。
(O)
次の表に示す対策一覧を基に,エラーの要因を取り除いてから,コマンドを再度実行してください。なお,次の表に示す要因コード以外の場合は,このメッセージおよび指定したオプションを記録して,メタ情報ファイルを保存してから,保守員に連絡してください。

表4-11 操作および要因コード別の対策一覧

操作要因コードエラーの要因対策
open2次の要因が考えられます。
  • ファイルパスの構成要素にディレクトリ以外のものがあります。
  • ファイルの絶対パスが長過ぎます。
次のどちらかを実施してください。
  • 環境変数「DOCBROKERDIR」に,DocumentBrokerの実行環境ディレクトリ(UNIXの場合)またはDocumentBrokerのインストールディレクトリ¥Server(Windowsの場合)を指定しているかどうか確認してください。
  • 環境変数「DOCBROKERDIR」に指定したディレクトリの下位にあるadmディレクトリを削除してから,DocumentBroker Serverを再度インストールしてください(Windowsの場合)。
11ファイルがほかのプロセスでロックされています。対象%1に示すファイルをロックしているプロセスを終了してください。
13次の要因が考えられます。
  • ファイルまたはファイルパスに対するアクセス権が不足しています。
  • ファイル%1がディレクトリです(Windowsの場合)。
次の手順で対策を実施してください。
  • UNIXの場合
  1. 環境変数「DOCBROKERDIR」に指定したディレクトリの下位にあるadmディレクトリを削除してください。
  2. EDMSetupコマンドを実行して,DocumentBrokerの実行環境を削除してください。
  3. EDMSetupコマンドを再度実行して,DocumentBrokerの実行環境を作成してください。
  • Windowsの場合
  1. 環境変数「DOCBROKERDIR」に指定したディレクトリの下位にあるadmディレクトリを削除してください。
  2. DocumentBroker Serverをインストールしてください。
20ファイルパスの構成要素にディレクトリ以外のものがあります。次のどちらかを実施してください。
  • 環境変数「DOCBROKERDIR」に,DocumentBrokerの実行環境ディレクトリを指定しているかどうか確認してください。
  • EDMSetupコマンドを実行して,DocumentBrokerの実行環境を削除してから,EDMSetupコマンドを再度実行して,DocumentBrokerの実行環境を作成し直してください。
21対象%1がディレクトリです。次の手順で対策を実施してください。
  1. 対象%1に示すディレクトリを削除してください。
  2. EDMSetupコマンドを実行して,DocumentBrokerの実行環境を削除してください。
  3. EDMSetupコマンドを再度実行して,DocumentBrokerの実行環境を作成し直してください。
22ファイルパスが不正です。環境変数「DOCBROKERDIR」に,DocumentBrokerの実行環境ディレクトリ(UNIXの場合)またはDocumentBrokerのインストールディレクトリ¥Server(Windowsの場合)を指定しているかどうか確認してください。
23ファイルテーブルがいっぱいです。不要なプロセスを終了してください。
24オープンファイル数が,システムの最大値を超えています。AIXの場合,chuserコマンドを実行して,nofilesの値を変更してください。
28ファイルシステムがいっぱいです。不要なファイルを削除してください。
30ファイルは読み取り専用のファイルシステムに存在します。環境変数「DOCBROKERDIR」に,DocumentBrokerの実行環境ディレクトリ(UNIXの場合)またはDocumentBrokerのインストールディレクトリ¥Server(Windowsの場合)を指定しているかどうか確認してください。
fcntl24ロック中のファイル数が,システムの上限値を超えています。不要なプロセスを終了してください。
46次のどちらかがシステムの上限値を超えています。
  • ロック中のファイル数
  • ロック中のファイルセグメント数
不要なプロセスを終了してください。
write28ファイルシステムがいっぱいです。不要なファイルを削除してください。
fopen11ファイルがほかのプロセスでロックされています。対象%1に示すファイルをロックしているプロセスを終了してください。
12メモリが不足しています。次のどちらかを実施してください。
  • メモリを大量に消費しているアプリケーションを終了してください。
  • メモリを増設してください。
13次の要因が考えられます。
  1. ファイルに対するアクセス権がありません。
  2. 対象%1がディレクトリです(Windowsの場合)。
要因に応じて次のどちらかを実施してください。
  • 要因1の場合
    保守情報に出力される,fopenの第2引数の内容を基に,ファイルに対するアクセス権をコマンド実行ユーザに設定してください。
  • 要因2の場合
    対象%1を正しく作成してください。
20パスの指定に,ディレクトリ以外のものを指定しています。%1のファイルのパスに指定しているディレクトリが存在するかどうか確認してください。
23ファイルテーブルがいっぱいです。不要なプロセスを終了してください。
24オープンファイル数が,システムの最大値を超えています。AIXの場合,chuserコマンドを実行して,nofilesの値を変更してください。
remove1コマンド実行ユーザには,ファイルまたはディレクトリを削除する権限がありません。対象%1に示すファイルまたはディレクトリは,コマンド実行ユーザ以外のユーザによって作成され,スティッキービットが設定されているため削除できません。対象%1に示すファイルまたはディレクトリを作成したユーザに削除を依頼してください。
2対象%1のファイル名またはファイルの絶対パスが長過ぎます。対象%1を削除してください。
13次の要因が考えられます。
  1. ファイルに対するアクセス権がありません。
  2. 対象%1がコマンド実行ディレクトリです(Windowsの場合)。
  3. 対象%1のディレクトリが空ではありません(Windowsの場合)。
要因に応じて次のどれかを実施してください。
  • 要因1の場合
    ファイル%1のパスプリフィックスに対するアクセス権(実行権)をコマンド実行ユーザに設定するか,ファイル%1またはファイル%1が格納されているディレクトリに対するアクセス権(読み取り権または書き込み権)をコマンド実行ユーザに設定してください。
  • 要因2の場合
    別のディレクトリに移動してください。
  • 要因3の場合
    対象%1を削除してください。
17ディレクトリが空ではありません。対象%1に示すディレクトリの下位にあるファイルまたはディレクトリを削除してください。
mkdir2パスの指定に,存在しないディレクトリを指定しています。%1のファイルのパスプリフィックスに指定しているディレクトリが存在するかどうか確認してください。
13次の要因が考えられます。
  • パスの指定に,存在しないディレクトリを指定しています。
  • 対象%1のファイル名またはファイルの絶対パスが長過ぎます(Windowsの場合)。
  • 対象%1のパスにディレクトリ以外のものを指定しています(Windowsの場合)。
次のどちらかを実施してください。
  • %1のファイルのパスプリフィックスに指定しているディレクトリが存在するかどうか確認してください。
  • 対象%1に示すファイル名またはファイルの絶対パスをシステムの上限値以下にしてください(Windowsの場合)。
20パスの指定に,ディレクトリ以外のものを指定しています。%1のファイルのパスおよびプリフィックスに指定しているディレクトリが存在するかどうか確認してください。
28ファイルシステムがいっぱいです。不要なファイルを削除してください。
30デバイスが読み取り専用です。%1のディレクトリを書き込み可能なデバイスにしてください。
31上位ディレクトリへのリンク数が,システムの上限値を超えています。%1のディレクトリの下位にある不要なファイルを削除してください。
lstat13リンクに対するアクセス権限がありません。次の手順で対策を実施してください。
  1. EDMSetupコマンドを実行して,DocumentBrokerの実行環境を削除してください。
  2. EDMSetupコマンドを再度実行して,DocumentBrokerの実行環境を作成し直してください。
20対象ファイルのパス中にディレクトリ以外のものがあります。環境変数「DOCBROKERDIR」に,DocumentBrokerの実行環境ディレクトリを指定しているかどうか確認するか,DocumentBrokerの実行環境を作成し直してください。なお,DocumentBrokerの実行環境を作成し直す場合,次の手順で実施してください。
  1. EDMSetupコマンドを実行して,DocumentBrokerの実行環境を削除してください。
  2. EDMSetupコマンドを再度実行して,DocumentBrokerの実行環境を作成し直してください。
opendir12メモリが不足しています。次のどちらかを実施してください。
  • 不要なプロセスを終了してください。
  • メモリを増設してください。
13対象ファイルに対するアクセス権がありません。次のどちらかを実施してください。
  • %1のファイルのパスプリフィックスに対するアクセス権(実行権)をコマンド実行ユーザに設定してください。
  • %1のファイルまたはファイルのディレクトリに対するアクセス権(読み取り権)をコマンド実行ユーザに設定してください。
23ファイルテーブルがいっぱいです。不要なプロセスを終了してください。
24オープンファイル数が,システムの最大値を超えています。AIXの場合,chuserコマンドを実行して,nofilesの値を変更してください。
GetFileAttribute保守情報%4に示す要因によって,ディレクトリ%1の属性の取得に失敗しました。保守情報%4に示すエラーの要因を取り除いてください。
FindFirstFile保守情報%4に示す要因によって,ディレクトリ%1にあるファイルの検索に失敗しました。このメッセージの前に出力されたメッセージに従ってください。
FindNextFile保守情報%4に示す要因によって,ディレクトリ%1にあるファイルの検索に失敗しました。このメッセージの前に出力されたメッセージに従ってください。
FindClose保守情報%4に示す要因によって,ディレクトリ%1にあるファイルの検索に失敗しました。このメッセージの前に出力されたメッセージに従ってください。
GetFileInformationByHandle保守情報%4に示す要因によって,ディレクトリ%1にあるファイルの検索に失敗しました。保守情報%4に示すエラーの要因を取り除いてください。
注※
保守情報%4に対応する要因コードが出力されます。