4.5.7 writeProperties複数の文書空間オブジェクトプロパティ値の一括設定

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

リスト要素のProxyオブジェクトのアクセス対象である文書空間オブジェクトのプロパティを一括して設定します。

形式1では,要素のアクセス対象である文書空間オブジェクトのプロパティを,指定したプロパティ値集合で設定します。この場合,要素のProxyオブジェクトのプロパティ値集合は無視されます。形式2および形式3では,要素のアクセス対象である文書空間オブジェクトのプロパティを各要素のProxyオブジェクトに設定されたプロパティ値集合で設定します。形式2では,DbjObj#readPropertiesメソッドで読み込んだプロパティ値集合のプロパティ値を書き換えて文書空間オブジェクトのプロパティ値を更新します。形式3では,Proxyオブジェクトに設定されているプロパティのうち,要素のアクセス対象である文書空間オブジェクトに反映するプロパティを限定して指定できます。なお,形式3の場合,指定した引数の値によってProxyオブジェクトの保持するプロパティ値集合は変更されません。

(2) 形式

(a) 形式1

void writeProperties(
    DbjPropSet     propSet
)

(b) 形式2

void writeProperties()

(c) 形式3

void writeProperties(
    Collection     propdef
)

(3) 引数

propSet(入力)
文書空間オブジェクトに設定するプロパティ値集合を指定します。nullを指定すると例外がスローされます。
propDefs(入力)
要素はプロパティ名(String型)です。文書空間オブジェクトに設定する対象のプロパティ値のコレクションを指定します。nullを指定すると例外がスローされます。

(4) 戻り値

なし

(5) 例外

DbjAccessControlException
アクセス権エラーの場合
DbjACEOperationException
指定ACEについてのエラーの場合
DbjCORBAException
CORBAエラーの場合
DbjDBException
DBエラーの場合
DbjException
Java クラスライブラリ固有のエラーの場合
DbjIllegalPropValException
指定プロパティ値が不正の場合
DbjNotCheckOutException
チェックアウトされていないオブジェクトに対して仮のバージョン識別子が指定された場合
DbjObjectNotFoundException
指定オブジェクトが存在しなかった場合
DbjPublicACLNotFoundException
指定パブリックACLは存在しなかった場合
DbjPublicACLOutOfRangeException
指定パブリックACL数が範囲を超えた場合
DbjSessionNotConnectException
セッションが接続されていなかった場合
NullPointerException
引数propSet,またはpropDefsがnullの場合