4.4.20 getParentListフォルダのリンク元オブジェクトの取得

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

Proxyオブジェクトのアクセス対象のフォルダにリンクが設定されているリンク元オブジェクトの一覧情報を取得します。取得対象のリンク種別およびリンク元オブジェクトのオブジェクト種別を指定できます。

このメソッドのリンク種別にDbjDef.LINK_VTを指定した場合,取得したリンクオブジェクトには構成管理モード(FIXモードまたはFLOATINGモード)の区別がありません。したがって,このメソッドで取得したリンクオブジェクトの構成管理モードがFIXモードまたはFLOATINGモードのどちらの場合であっても,リンク種別にはDbjDef.LINK_VTが設定されます。

(2) 形式

DbjLinkObjList getParentList(
    Collection          propDefs,
    Collection          linkPropDefs,
    int                 linkType,
    int                 objType,
    DbjFetchInfo        fetchInfo
)

(3) 引数

propDefs(入力)
要素はプロパティ名(String型)です。一覧で取得するリンク元オブジェクトのプロパティ名のコレクションを指定します。取得するプロパティがない場合はnullを指定します。
linkPropDefs(入力)
要素はプロパティ名(String型)です。一覧で取得するリンクプロパティ名のコレクションを指定します。取得するリンクプロパティがない場合はnullを指定します。
linkType(入力)
リンク種別を指定します。次に示す定数のどれかを指定できます。
  • DbjDef.LINK_DCR
    直接型リンク
  • DbjDef.LINK_RCR
    参照型リンク
  • DbjDef.LINK_DCR | DbjDef.LINK_RCR
    直接型リンクまたは参照型リンク
  • DbjDef.LINK_VT(=DbjDef.LINK_VTFIX | DbjDef.LINK_VTFLOAT)
    構成管理モードがFIXモードの構成管理型リンク,または構成管理モードがFLOATINGモードの構成管理型リンク
objType(入力)
一覧で取得するリンク先オブジェクトのオブジェクト種別を指定します。次に示す定数のどれかを指定できます。なお,論理和を使用した指定もできます。
  • DbjDef.OBJTYPE_FOLDER
    バージョンなしフォルダ
  • DbjDef.OBJTYPE_VRFOLDER
    バージョン付きフォルダ
  • DbjDef.OBJTYPE_ANY
    任意のオブジェクト種別
fetchInfo(入出力)
一覧で取得する場合の検索結果取得情報を指定します。全件を取得する場合,またはキャッシュ検索をしない場合はnullを指定します。全件を取得しない場合,maxFetchCountプロパティに指定されている件数を取得した後に,comparatorプロパティに指定したコンパレータによりソートされます。そのため,全件を取得する場合と,maxFetchCountプロパティを指定して検索した場合を比較すると,comparatorプロパティに同じオブジェクトを指定しても結果が異なる場合があります。

(4) 戻り値

リンクオブジェクト一覧情報(DbjLinkObjListインターフェース)

(5) 例外

DbjAccessControlException
アクセス権エラーの場合
DbjCORBAException
CORBAエラーの場合
DbjDBException
DBエラーの場合
DbjException
Java クラスライブラリ固有のエラーの場合
DbjIllegalCacheStartIndexException
検索結果数より大きい値を引数fetchInfo(DbjFetchInfoインターフェース)のstartIndexプロパティに指定した場合
DbjIllegalObjectTypeException
指定オブジェクト種別が不適切の場合
DbjObjectNotFoundException
指定オブジェクトが存在しなかった場合
DbjSessionNotConnectException
セッションが接続されていなかった場合
IllegalArgumentException
引数linkType,fetchInfoの指定が不正の場合