文書空間にバージョン付き文書を作成し,指定したリンク元フォルダにリンクを設定します。作成したバージョン付き文書の文書空間オブジェクトアクセスインターフェース(DbjObjインターフェース)を取得します。バージョン付き文書を作成する場合にバージョン付き文書を構成するクラス名,およびバージョン付き文書のプロパティの初期値を指定できます。また,リファレンスファイル管理機能を使用したバージョン付き文書オブジェクトを作成する場合は,引数uploadListにDbjReferenceUploadInfoインターフェースを指定します。
dbrProp_RetrievalName(レンディションに登録されたコンテンツのファイル名)プロパティを指定する方法と指定の優先順位を次に示します。
表4-2 dbrProp_RetrievalNameプロパティの指定方法と優先順位
dbrProp_RetrievalNameプロパティの指定方法 | 優先順位 |
---|---|
引数uploadListが持つ要素のretrievalNameプロパティに指定 | 1 |
引数uploadListが持つ要素のrenditionPropSetプロパティのdbrProp_RetrievalNameに指定 | 2 |
引数propSetにバージョニングオブジェクトのプロパティとしてdbrProp_RetrievalNameを指定(マスタレンディションだけ) | 3 |
引数propSetにバージョンオブジェクトのプロパティとしてdbrProp_RetrievalNameを指定(マスタレンディションだけ) | 4 |
上記のいずれも指定しなかった場合,引数uploadListの要素が持つfilePathプロパティに含まれるファイル名を設定します。また,リファレンスファイル管理機能を使用している場合は,entryプロパティに含まれるファイル名を設定します。
DbjObj createVrDocument(
String classNameVersioning,
String classNameVersion,
DbjPropSet propSet,
List uploadList,
List parentLinkList
)
作成したバージョン付き文書の文書空間オブジェクトアクセスインターフェース(DbjObjインターフェース)