4.4.12 getBindObjectListパブリックACLにバインドしている文書空間オブジェクト一覧の取得

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

Proxyオブジェクトのアクセス対象のパブリックACLにバインドされている文書空間オブジェクトの一覧情報を取得します。一覧情報を取得できるターゲットオブジェクトは,パブリックACLだけです。取得対象とするオブジェクトのオブジェクト種別を指定できます。

バージョン付きオブジェクトが取得対象のオブジェクトに含まれる場合は,バージョニングオブジェクトのプロパティだけ取得でき,バージョンオブジェクトのプロパティは取得できません。

(2) 形式

DbjObjList getBindObjectList(
    Collection         propDefs,
    int                objType,
    DbjFetchInfo       fetchInfo
)

(3) 引数

propDefs(入力)
要素はプロパティ名(String型)です。一覧で取得するオブジェクトのプロパティ名のコレクションを指定します。取得するプロパティがない場合はnullを指定します。
objType(入力)
一覧で取得するオブジェクトのオブジェクト種別を指定します。次に示す定数のどれかを指定できます。なお,論理和を使用した指定もできます。
  • DbjDef.OBJTYPE_FOLDER
    バージョンなしフォルダ
  • DbjDef.OBJTYPE_DOC
    バージョンなし文書
  • DbjDef.OBJTYPE_VRDOC
    バージョン付き文書
  • DbjDef.OBJTYPE_IP
    独立データ
  • DbjDef.OBJTYPE_VRFOLDER
    バージョン付きフォルダ
  • DbjDef.OBJTYPE_ANY
    任意のオブジェクト種別
fetchInfo(入出力)
一覧で取得する場合の検索結果取得情報を指定します。全件を取得する場合,またはキャッシュ検索しない場合はnullを指定します。全件を取得しない場合,maxFetchCountプロパティに指定されている件数を取得した後に,comparatorプロパティに指定したコンパレータによりソートされます。そのため,全件を取得する場合と,maxFetchCountプロパティを指定して検索した場合を比較すると,comparatorプロパティに同じオブジェクトを指定しても結果が異なる場合があります。

(4) 戻り値

バインドしているオブジェクト一覧情報(DbjObjListインターフェース)

(5) 例外

DbjAccessControlException
アクセス権エラーの場合
DbjAccessControlNotSupportedException
アクセス制御機能に対応していない文書だった場合
DbjCORBAException
CORBAエラーの場合
DbjDBException
DBエラーの場合
DbjException
Java クラスライブラリ固有のエラーの場合
DbjIllegalCacheStartIndexException
検索結果数より大きい値を引数fetchInfo(DbjFetchInfoインターフェース)のstartIndexプロパティに指定した場合
DbjIllegalObjectTypeException
指定オブジェクト種別が不適切の場合
DbjObjectNotFoundException
指定オブジェクトが存在しなかった場合
DbjSessionNotConnectException
セッションが接続されていなかった場合
IllegalArgumentException
引数fetchInfoの指定が不正の場合