9.1.2 call外部APIの呼び出し情報の出力

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

外部APIの呼び出し時の情報を出力します。引数で指定した呼び出し元のクラス名およびメソッド名を出力します。このメソッドは,外部APIの呼び出し時に実行してください。

(2) 形式

クラス名およびメソッド名を出力する場合は,形式1~形式3の形式で指定してください。メソッド名だけを出力する場合は,形式4~形式6の形式で指定してください。

(a) 形式1

void call(
   String        className,
   String        methodName,
   DbjTraceDef   level,
   int           output
)

(b) 形式2

void call(
   String        className,
   String        methodName,
   DbjTraceDef   level
)

形式2の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。

(c) 形式3

void call(
   String        className,
   String        methodName
)

形式3の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。また,トレースレベルはDbjTraceDef.DEBUGになります。

(d) 形式4

void call(
   String        methodName,
   DbjTraceDef   level,
   int           output
)

(e) 形式5

void call(
   String        methodName,
   DbjTraceDef   level
)

形式5の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。

(f) 形式6

void call(
   String        methodName
)

形式6の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。また,トレースレベルはDbjTraceDef.DEBUGになります。

(3) 引数

className(入力)
呼び出しクラスの名称を256バイト以内で指定します。256バイトを超えた名称を指定した場合は,256バイトまでの文字列が設定されます。
methodName(入力)
呼び出しメソッドの名称を256バイト以内で指定します。256バイトを超えた名称を指定した場合は,256バイトまでの文字列が設定されます。
level(入力)
トレースレベルを指定します。次に示すトレースレベルのうち,どれかを指定してください。
  • DbjTraceDef.ERROR
    障害監視レベル
  • DbjTraceDef.MANAGE
    通常運用レベル
  • DbjTraceDef.HINT
    障害調査レベル
  • DbjTraceDef.DEBUG
    デバッグレベル
output(入力)
トレース情報の出力先を指定します。次に示す出力先を指定できます。
  • DbjTraceDef.TRACE
    アプリケーショントレースファイルに出力します。
前記以外の出力先を指定した場合,トレース情報は出力されません(実行したメソッドは正常終了します)。

(4) 戻り値

なし

(5) 例外

なし