4.4.10 deleteVersionバージョンの削除

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

Proxyオブジェクトのアクセス対象のバージョン付きオブジェクトから指定した複数のバージョンを削除します。バージョンを削除できるターゲットオブジェクトは,文書だけです。ただし,複数のバージョンを削除する場合,1バージョンは残す必要があります。もし,すべてのバージョンを指定した場合は,例外がスローされます。バージョンの削除によって,すでに削除されていたバージョンなど,削除されなかったバージョンのバージョン識別子のリストが返却されます。

(2) 形式

List deleteVersion(
    List     versionIds
)

(3) 引数

versionIds(入力)
要素には,削除するバージョンのバージョン識別子(String型)のリストを指定します。バージョン識別子にnullを指定するとカレントバージョンになります。バージョン識別子が重複していてもエラーにはなりません。nullを指定すると例外がスローされます。

(4) 戻り値

すでに削除されていたオブジェクトのバージョンのバージョン識別子(String型)のリスト

(5) 例外

DbjAccessControlException
アクセス権エラーの場合
DbjCORBAException
CORBAエラーの場合
DbjDBException
DBエラーの場合
DbjException
Java クラスライブラリ固有のエラーの場合
DbjFileReferenceCurrentContentNotfoundException
リファレンスファイル管理機能を使用するバージョン付きの文書オブジェクトで,カレントバージョンにコンテンツが存在しなかった場合
DbjFileReferenceMismatchStatusException
リファレンスファイル管理機能を使用するサーバでのコンテンツ操作でエラーが発生し,オブジェクトとコンテンツが不整合な状態になった場合
DbjFileReferenceOperationFailedException
リファレンスファイル管理機能を使用するサーバでのコンテンツ操作が失敗した場合
DbjIllegalObjectTypeException
指定オブジェクト種別が不適切の場合
DbjLastVersionException
最後のバージョンを削除しようとした場合
DbjNotCheckOutException
チェックアウトされていないオブジェクトに対して仮のバージョン識別子が指定された場合
DbjObjectNotFoundException
指定オブジェクトが存在しなかった場合
DbjSessionNotConnectException
セッションが接続されていなかった場合
DbjTargetContentPathNotSetException
リファレンスファイル管理機能で,コンテンツ格納先ベースパスが設定されていなかった場合
NullPointerException
引数versionIdsがnullの場合