4.4.28 linkリンク先オブジェクトとのリンク

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

Proxyオブジェクトのアクセス対象オブジェクトのリンク元オブジェクトに,指定した複数のリンク先オブジェクトとのリンクを設定します。

形式1では,DbjSetLinkInfoインターフェースを要素とするリストオブジェクトで,リンク先オブジェクトとリンク種別を指定します。この場合,リンク先オブジェクトごとにリンク種別を選択できます。形式2では,リンク種別は一つだけ選択でき,DbjObjインターフェースのリストにリンク先オブジェクトを指定できます。

(2) 形式

(a) 形式1

void link(
    List     childLinkList
)

(b) 形式2

void link(
    int      linkType,
    List     childObjs
)

(3) 引数

childLinkList(入力)
要素はDbjSetLinkInfoインターフェースのサブインターフェースです。リンクを設定するリンク先オブジェクトとそのリンクの種類のリストを指定します。nullを指定すると例外がスローされます。
linkType(入力)
リンク種別を指定します。次のどれかを指定できます。
  • DbjDef.LINK_DCR
    直接型リンク
  • DbjDef.LINK_RCR
    参照型リンク
  • DbjDef.LINK_VTFIX
    構成管理型リンク(構成管理モードはFIXモード)
  • DbjDef.LINK_VTFLOAT
    構成管理型リンク(構成管理モードはFLOATINGモード)
  • DbjDef.LINK_REL
    文書間リンク
childObjs(入力)
要素はDbjObjインターフェースです。リンク対象のリンク先オブジェクトのリストを指定します。nullを指定すると例外がスローされます。

(4) 戻り値

なし

(5) 例外

ClassCastException
リスト引数の要素が不適切の場合
DbjAccessControlException
アクセス権エラーの場合
DbjCORBAException
CORBAエラーの場合
DbjDBException
DBエラーの場合
DbjException
Java クラスライブラリ固有のエラーの場合
DbjIllegalObjectTypeException
指定オブジェクト種別が不適切の場合
DbjIllegalPropValException
指定プロパティ値が不正の場合
DbjNotCheckOutException
チェックアウトされていないオブジェクトに対して仮のバージョン識別子が指定された場合
DbjObjectNotFoundException
指定オブジェクトが存在しなかった場合
DbjSessionNotConnectException
セッションが接続されていなかった場合
IllegalArgumentException
引数linkTypeが不正の場合
NullPointerException
引数childLinkList,またはchildObjsがnullの場合