4.1 DbjDocSpaceインターフェース

DbjDocSpaceインターフェースは,文書空間へのアクセスを扱うインターフェースです。なお,個別の文書空間オブジェクトへのアクセスにはDbjObjインターフェースを使用し,複数の文書空間オブジェクトへのアクセスにはDbjObjListインターフェースを使用します。DbjDocSpaceインターフェースは,特定の文書空間オブジェクトに依存しないメソッド,および新規に文書空間オブジェクトを生成するメソッドを提供します。

文書空間オブジェクトはDbjDocSpaceインターフェースのメソッドで作成できます。個別の文書空間オブジェクトにアクセスする場合は,ProxyオブジェクトのインターフェースをDbjDocSpace#createObjConnectionメソッドまたはDbjDocSpace#createObjListメソッドで取得し,そのインターフェースを使用してアクセスします。

DbjDocSpaceインターフェースは,接続している文書空間のメタ情報にアクセスできます。この場合,DbjDocSpace#getMetaメソッドを使用して文書空間のメタ情報にアクセスするインターフェースを取得できます。また,DbjDocSpaceインターフェースのDbjDocSpace#isAccessControlModeメソッドを利用することで文書空間がアクセス制御モードで動作しているかどうかを調べることができます。

以降,DbjDocSpaceインターフェースのメソッドについて説明します。

<この節の構成>
4.1.1 changeSearchACLMode(検索実行時のアクセス制御モードの変更)
4.1.2 createDocument(バージョンなし文書の作成)
4.1.3 createFolder(バージョンなしフォルダの作成)
4.1.4 createIndependentData(独立データの作成)
4.1.5 createLinkObjList(複数のリンクオブジェクトアクセスインターフェースの取得)
4.1.6 createObjConnection(文書空間オブジェクトアクセスインターフェースの取得)
4.1.7 createObjList(複数の文書空間オブジェクトアクセスインターフェースの取得)
4.1.8 createPublicACL(パブリックACLの作成)
4.1.9 createVrDocument(バージョン付き文書の作成)
4.1.10 createVrFolder(バージョン付きフォルダの作成)
4.1.11 executeSearch(検索の実行)
4.1.12 getMeta(文書空間のメタ情報の取得)
4.1.13 getSearchACLMode(検索実行時のアクセス制御モードの取得)
4.1.14 isAccessControlMode(アクセス制御モードの取得)
4.1.15 removeObjects(検索条件を指定したオブジェクトの削除)