9.1.1 argパラメタ情報の出力

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

メソッドの入り口での入力パラメタ,または外部APIに渡すパラメタ情報を出力します。引数で指定したパラメタ名およびパラメタに設定した値を出力します。このメソッドは,メソッドの入り口または外部APIの実行前に実行してください。

(2) 形式

int型のパラメタ情報を出力する場合は,形式1~形式3の形式で指定してください。String型のパラメタ情報を出力する場合は,形式4~形式6の形式で指定してください。

(a) 形式1

void arg(
   String        name,
   int           value
   DbjTraceDef   level,
   int           output
)

(b) 形式2

void arg(
   String        name,
   int           value
   DbjTraceDef   level
)

形式2の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。

(c) 形式3

void arg(
   String        name,
   int           value
)

形式3の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。また,トレースレベルはDbjTraceDef.DEBUGになります。

(d) 形式4

void arg(
   String        name,
   String        value
   DbjTraceDef   level,
   int           output
)

(e) 形式5

void arg(
   String        name,
   String        value
   DbjTraceDef   level
)

形式5の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。

(f) 形式6

void arg(
   String        name,
   String        value
)

形式6の場合,トレース情報の出力先はアプリケーショントレースファイルになります。また,トレースレベルはDbjTraceDef.DEBUGになります。

(3) 引数

name(入力)
メソッド入力のパラメタ名,または外部APIに渡すパラメタ名を指定します。
value(入力)
パラメタに設定した値を指定します。
level(入力)
トレースレベルを指定します。次に示すトレースレベルのうち,どれかを指定してください。
  • DbjTraceDef.ERROR
    障害監視レベル
  • DbjTraceDef.MANAGE
    通常運用レベル
  • DbjTraceDef.HINT
    障害調査レベル
  • DbjTraceDef.DEBUG
    デバッグレベル
output(入力)
トレース情報の出力先を指定します。次に示す出力先を指定できます。
  • DbjTraceDef.PROMPT
    コマンドプロンプト(標準出力・標準エラー出力)に出力します。
  • DbjTraceDef.TRACE
    アプリケーショントレースファイルに出力します。
  • DbjTraceDef.ERRORLOG
    アプリケーションエラーログファイルに出力します。
前記以外の出力先を指定した場合,トレース情報は出力されません(実行したメソッドは正常終了します)。
複数の出力先を指定する場合は,OR演算子を用いて定数を連結してください。例えば,DbjTraceDef.TRACEとDbjTraceDef.ERRRORLOGに同時出力する場合は,DbjTraceDef.TRACE | DbjTraceDef.ERRORLOGと指定してください。

(4) 戻り値

なし

(5) 例外

なし