10.1 メッセージの形式と見方

この節では,Java クラスライブラリが出力するメッセージの形式と見方について説明します。

<この節の構成>
(1) メッセージの形式
(2) メッセージテキスト中の可変値について
(3) メッセージの見方
(4) 注意

(1) メッセージの形式

Java クラスライブラリで出力されるメッセージは,クライアント共有トレースファイルに出力されます。詳細はマニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ Java 解説」の「8.2 メッセージ情報」を参照してください。

メッセージの形式を次に示します。

KMBJnnnnn-T:メッセージテキスト

KMBJ
「KMBJ」はJava クラスライブラリのメッセージを示します。
nnnnn
メッセージの通し番号です。
T
タイプコードです。次のように対応しています。
I(Information)
Java クラスライブラリの動作を通知するメッセージです。メッセージの発行後も処理を続行します。
W(Warning)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。メッセージの発行後も処理を続行します。
E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。このメッセージが発行されたときは,メソッドの実行を中断します。ただし,致命的なエラーでなければ,処理を再開できます。

(2) メッセージテキスト中の可変値について

メッセージテキスト中の%s,%n(nは挿入句の順番)はそれぞれテキスト,数値型の可変値です。

(3) メッセージの見方

このマニュアルでは,メッセージを次に示す形式で説明しています。


KMBJnnnnn-T

日本語のメッセージテキスト
英文のメッセージテキスト

要因
メッセージが通知された要因
対処
メッセージに対するユーザの対処方法

(4) 注意

(a) メッセージテキストについて

実際に出力されるメッセージテキストは,日本語または英文のどちらか一方です。デフォルトでは,日本語になっています。

メッセージテキストを,日本語から英文または英文から日本語に変更する方法については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ Java 解説」の「7.4.2 環境変数の設定」を参照してください。

(b) 対処に「システム管理者に連絡してください」とある場合について

「システム管理者に連絡してください」とは,システム管理者が対処するか,システム管理者が弊社社員または弊社担当営業に連絡することを示します。

エラーコードなどは,システム管理者,弊社社員または弊社担当営業が使う情報です。

システム管理者,弊社社員または弊社担当営業に連絡される際には,極力,次に示す情報もお伝えくださいます様お願いします。

できるだけ正確な内容でお伝えください。特にメッセージ番号と可変値は必要な情報です。

DocumentBrokerサーバを運用中に発生したエラーメッセージの詳細については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 メッセージ」を参照してください。