uCosminexus DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ Java 解説

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6.14.3 トレース情報の出力形式

トレース情報は,次に示す形式で出力されます。

<この項の構成>
(1) コマンドプロンプトの出力形式
(2) アプリケーショントレースファイルまたはアプリケーションエラーログファイルの出力形式
(3) イベントログファイルまたはsyslogファイルの出力形式

(1) コマンドプロンプトの出力形式

コマンドプロンプトの出力形式を次の図に示します。

図6-20 コマンドプロンプトの出力形式

[図データ]

  • 数字は先頭からのバイト数です。
  • 出力情報が900バイトを超える場合,901バイト以降の情報は次の行に出力されます。

説明
出力形式の各項目では,次の表に示す情報が出力されます。

表6-12 コマンドプロンプトの出力項目

項目名 出力される情報
日付 トレース情報の取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
yyyy/mm/dd形式のyyyyには西暦年号(4けた),mmには月(2けた),ddには日(2けた)が出力されます。
時刻 トレース情報の取得時刻がhh:mm:ss.sssの形式で出力されます。
hh:mm:ss.sss形式のhhには時(2けた),mmには分(2けた),ssには秒(2けた),sssにはミリ秒(3けた)が出力されます。
AP名 ユーザアプリケーションプログラムの名称が出力されます。名称が16バイトを超えている場合は,16バイト以内の文字列が出力されます。
種別 トレース情報を出力したメソッドの種別が出力されます。
実行されたメソッドと種別に出力される文字列の対応を表6-13に示します。
メッセージ メッセージが出力されます。種別ごとに異なるメッセージが出力されます。
メッセージID メッセージIDが出力されます。メッセージIDが11バイトを超えている場合は,11バイト以内の文字列が出力されます。

表6-13 実行されたメソッドと種別に出力される文字列の対応

実行されたメソッド 種別に出力される文字列
enter enter
exit exit
call call
returned return
error error
hint hint
arg arg
msg msg

(2) アプリケーショントレースファイルまたはアプリケーションエラーログファイルの出力形式

アプリケーショントレースファイルまたはアプリケーションエラーログファイルの出力形式を次の図に示します。

図6-21 アプリケーショントレースファイルまたはアプリケーションエラーログファイルの出力形式

[図データ]

  • 数字は先頭からのバイト数です。
  • 出力情報が900バイトを超える場合,901バイト以降の情報は次の行に出力されます。

説明
出力形式の各項目では,次の表に示す情報が出力されます。

表6-14 アプリケーショントレースファイルまたはアプリケーションエラーログファイルの出力項目

項目名 出力される情報
番号 4けたの通番が出力されます。
日付 トレース情報の取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
yyyy/mm/dd形式のyyyyには西暦年号(4けた),mmには月(2けた),ddには日(2けた)が出力されます。
時刻 トレース情報の取得時刻がhh:mm:ss.sssの形式で出力されます。
hh:mm:ss.sss形式のhhには時(2けた),mmには分(2けた),ssには秒(2けた),sssにはミリ秒(3けた)が出力されます。
AP名 ユーザアプリケーションプログラムの名称が出力されます。名称が16バイトを超えている場合は,16バイト以内の文字列が出力されます。
pid プロセスIDが出力されます。
tid スレッドIDが出力されます。
メッセージID メッセージIDが出力されます。メッセージIDが11バイトを超えている場合は,11バイト以内の文字列が出力されます。
種別 トレース情報を出力したメソッドの種別が出力されます。
実行されたメソッドと種別に出力される文字列の対応を表6-13に示します。
メッセージ メッセージが出力されます。種別ごとに異なるメッセージが出力されます。

(3) イベントログファイルまたはsyslogファイルの出力形式

syslogファイルの出力形式(UNIXの場合)を次の図に示します。イベントログファイルの出力形式(Windowsの場合)は,イベントログのフォーマットに従います。

図6-22 syslogファイルの出力形式(UNIXの場合)

[図データ]

  • 数字は先頭からのバイト数です。
  • ホスト名が可変長のため,ホスト名以降の項目の開始バイト数は決まっていません。
  • 出力情報が900バイトを超える場合,901バイト以降の情報は次の行に出力されます。

説明
出力形式の各項目では,次の表に示す情報が出力されます。

表6-15 syslogファイルの出力項目(UNIXの場合)

項目名 出力される情報
日付 トレース情報の取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
yyyy/mm/dd形式のyyyyには西暦年号(4けた),mmには月(2けた),ddには日(2けた)が出力されます。
時刻 トレース情報の取得時刻がhh:mm:ssの形式で出力されます。
hh:mm:ss形式のhhには時(2けた),mmには分(2けた),ssには秒(2けた)が出力されます。
ホスト名 ホスト名が出力されます。
AP名 ユーザアプリケーションプログラムの名称が出力されます。名称が16バイトを超えている場合は,16バイト以内の文字列が出力されます。
pid プロセスIDが出力されます。
メッセージID メッセージIDが出力されます。メッセージIDが11バイトを超えている場合は,11バイト以内の文字列が出力されます。
メッセージ 英語のメッセージが出力されます。