uCosminexus DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ Java 解説
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(1) ユーザ認証やアクセス制御情報の取得に必要なプログラム
- ディレクトリサービス
アクセス制御機能を使用する場合,LDAP対応のディレクトリサービスを使用したユーザ管理システムと連携することをお勧めします。LDAP対応のディレクトリサービスとして使用できる製品については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド」を参照してください。
ログイン時のユーザ認証に必要な情報,およびアクセス制御機能に必要な情報を取得する場合は,DocumentBroker Serverを介してユーザ管理システムにアクセスします。DocumentBroker Serverは,LDAP対応のディレクトリサービスやUNIXのパスワードファイルなどを使用したユーザ認証機能を提供しています。DocumentBroker ServerがLDAP対応のディレクトリサービスを使用したユーザ管理システムと連携している場合,アクセス制御機能に必要な情報は,LDAP対応のディレクトリサービスで管理されている情報を基に生成されます。
なお,ユーザアプリケーションプログラムを開発する際に,JNDIを使用してLDAP対応のディレクトリサービスと連携すれば,LDAP対応のディレクトリサービスで管理されている情報を直接取得できます。
アクセス制御については,「2.12 アクセス制御」または「3.10 アクセス制御モデル」を参照してください。
(2) XML文書を管理する場合に必要なプログラム
AIXの場合,XML文書を管理する機能は使用できないため,ここで説明するプログラムは不要です。
- HiRDB Adapter for XML
XML文書を解析して,XMLのタグをRDBのテーブルやカラムに対応付け,XML文書に含まれる文字列を適切なデータ型に変換してRDBに登録するXML-RDBマッピング機能を持つプログラムです。XMLプロパティマッピング機能およびXMLインデクスデータ作成機能を使用してXML形式の文書を管理する場合は,このプログラムを使用します。
- Preprocessing Library for Text Search
XML文書から構造を指定した全文検索に必要なインデクスデータを生成する機能を持つプログラムです。XMLインデクスデータ作成機能を使用する場合は,このプログラムを使用します。XMLインデクスデータ作成機能によって作成されたインデクスデータで全文検索インデクスを登録したXML文書は,XMLの構造(タグ間の文字列や属性)をキーにした全文検索の対象にできます。
XML文書の管理については,「2.7 XML文書」および「3.4 XML文書の管理モデル」を参照してください。
(3) レンディション変換要求機能を使用する場合に必要なプログラム
- DocumentBroker Rendering Option
マルチレンディション文書のコンテンツの登録・更新状態によって,DocumentBrokerから出された要求に従い,レンディション変換を実行する機能を持つプログラムです。レンディション変換とは,登録済みのマスタレンディションのコンテンツを基に,ほかの形式のファイルを作成し,サブレンディションのコンテンツとして登録することです。マルチレンディション文書を管理する場合は,このプログラムと連携すると,マスタレンディションとサブレンディションの内容の同期が取りやすくなります。
マルチレンディションおよびレンディション変換要求機能については,「2.5 レンディション管理」および「3.2 レンディション管理モデル」を参照してください。
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