5.3.5 文字列型

文字列型で表現するのは,DocumentBrokerで使用できる文字コードセットから構成される任意の長さの文字列です。DocumentBrokerで使用できる文字コードセットについては,「5.4.1 文字コードセットとの対応」を参照してください。

次に,文字列型のデータ型を使用する表現形式,演算子,関数および述語について説明します。また,Java クラスライブラリで扱うデータ型との対応についても説明します。

<この項の構成>
(1) 表現形式
(2) 演算子
(3) 述語
(4) Java クラスライブラリで扱うデータ型との対応

(1) 表現形式

文字列型の値の表現形式を,次の表に示します。

表5-15 文字列型の値の表現形式

値の種類定義
リテラル'任意の文字列'
詳細は,「5.4.6 <リテラル>」を参照してください。
プロパティString型のプロパティ
(dmaProp_DataType=DMA_DATATYPE_STRINGと定義されたプロパティ)
格納値:
定義長(dmaProp_MaximumLengthStringの値)以下の文字列
変数として指定できる値?パラメタ

(2) 演算子

文字列型の値を被演算子または引数とする,演算子を次の表に示します。

表5-16 文字列型の値を被演算子または引数とする演算子

演算子の種類演算子
文字列結合演算子||

(3) 述語

評価対象が文字列型の値である述語を次の表に示します。

表5-17 文字列型の値を評価対象とする述語

述語の種類述語
比較述語=
<
>
<=
>=
<>
In述語IN
Between述語BETWEEN
Like述語LIKE
XLIKE

(4) Java クラスライブラリで扱うデータ型との対応

Java クラスライブラリで扱うデータ型との対応を次の表に示します。

表5-18 edmSQLの文字列型とJava クラスライブラリで扱うデータ型との対応

edmSQLのデータ型Java クラスライブラリで扱うデータ型
文字列型String4,294,967,295バイト以下の文字列