6.3.2 文書空間オブジェクトを操作する場合のインターフェースの取得の流れ

Java クラスライブラリでは,文書空間オブジェクトを操作することで,DocumentBrokerの文書管理機能を利用します。

文書空間オブジェクトを操作する場合は,まず,DbjFactory0200#getFactoryメソッドを実行して,DbjFactoryインターフェースを取得します。

DbjFactoryインターフェースを取得したあとの,文書管理機能を使用するユーザアプリケーションプログラムの処理手順は,次のようになります。

  1. DbjFactoryインターフェースを使用して,DbjSessionインターフェースを取得します。
  2. DbjSessionインターフェースを使用して,セッションを確立します。同時に,ユーザ認証も実行します。ユーザ認証が成功してセッションが確立できると,DbjDocSpaceインターフェースを取得できます。
  3. DbjDocSpaceインターフェースを使用して,文書空間にアクセスします。必要なインターフェースを取得しながら,文書管理機能を実行します。
  4. 文書空間での操作が終了したら,DbjSessionインターフェースを使用してセッションを切断します。

このほか,必要に応じてパラメタクラスのインターフェースを取得して使用したり,個々の文書空間オブジェクトを操作するインターフェースを取得したりします。

文書管理クラスとパラメタクラスのインターフェースを使用して,文書空間オブジェクトを操作する場合の,インターフェースの取得手順を,次の図に示します。

図6-4 文書空間オブジェクトを操作する場合に使用するインターフェースの取得手順

[図データ]