6.1.4 パラメタクラス

パラメタクラスは,Javaクラスライブラリ固有のデータをメソッドで受け渡す場合に使用するインターフェースの総称です。

<この項の構成>
(1) パラメタクラスの機能
(2) インターフェースの継承関係

(1) パラメタクラスの機能

パラメタクラスの機能について説明します。

パラメタクラスのインターフェースは,次のような情報を受け渡すために使用します。

パラメタクラスのインターフェースをデータ型とするこれらの情報は,文書管理クラスのメソッドの引数に指定したり,メソッドの戻り値として返却されたりします。また,これらの情報を参照したり設定したりするメソッドは,パラメタクラスのインターフェースごとに定義されています。

なお,パラメタクラスのインターフェースは,java.util.Collectionインターフェース,java.util.Listインターフェース,java.util.Mapインターフェースおよびjava.lang.Cloneableインターフェースなどを継承しています。

(2) インターフェースの継承関係

パラメタクラスのインターフェースの継承関係を,次の図に示します。

図6-1 パラメタクラスのインターフェースの継承関係

[図データ]