5.4.4 <トークン>

<トークン>の定義について説明します。<トークン>は,構文の基本要素です。

<トークン>の定義には,次の要素の定義が含まれます。

それぞれの要素については,「5.4.5 <キーワード>」,「5.4.6 <リテラル>」および「5.4.7 <識別子>」を参照してください。

なお,<トークン>として指定できる文字列の長さなどについては,HiRDBの制限に従います。

<この項の構成>
(1) <トークン>として指定できる字句
(2) 規約詳細

(1) <トークン>として指定できる字句

<トークン>として指定できる字句の種類と値を次の表に示します。それぞれの字句の詳細については,参照先の説明を参照してください。

表5-22 <トークン>として指定できる字句の種類と値

種 類参照先
正規識別子先頭が<英字>で,先頭以外が<英字>,<数字>および<下線文字>の値5.4.7 <識別子>
キーワード<予約されたキーワード>および<予約されていないキーワード>の値5.4.5 <キーワード>
符号なし数値リテラル符号なしの数字の値5.4.6 <リテラル>
バイナリ長トークン<符号なし数値>に<multiplier>(k,m,g)が付いた値5.9 関数指定の構文規則のAS<データ型指定>
区切られた識別子<ダブルクォート>で囲まれた値
(<区切り文字>,<ダブルクォート以外の文字>および<二重ダブルクォート>を含むことができる)
5.4.7 <識別子>
文字列リテラル<シングルクォート>で囲まれた値
(<シングルクォート以外の文字>または<二重シングルクォート>('')が指定できる)
5.4.6 <リテラル>
特殊文字edmSQLで使用できる特殊文字5.4.2 edmSQLで使用できる文字
そのほかの文字
  • <不等号演算子>(<>)
  • <大なり等号演算子>(>=)
  • <小なり等号演算子>(<=)
  • <文字列連結演算子>(||)
  • <右矢印演算子>(->)
  • <二重コロン>(::)
  • <左角括弧> ([)
  • <右角括弧>(])
  • <アンパサンド>(&)

(凡例)

-:該当しません。


(2) 規約詳細

<トークン>の詳細について説明します。

(a) <トークン>が区切られる単位についての詳細
(b) <ダブルクォート><ダブルクォート以外の文字><二重ダブルクォート>に関する詳細
(c) <バイナリ長トークン>についての詳細
(d) 使用できる<特殊文字>についての詳細