5.3.3 整数型

整数型で表現するのは,4バイト(32ビット)で表現できる符号付き整数値,または符号と数字文字列で表現する,整数リテラルです。

次に,整数型のデータ型を使用する表現形式,演算子,関数および述語について説明します。また,Java クラスライブラリの値との対応についても説明します。

<この項の構成>
(1) 表現形式
(2) 演算子・関数
(3) 述語
(4) Java クラスライブラリで扱うデータ型との対応

(1) 表現形式

整数型の値の表現形式を次の表に示します。

表5-8 整数型の値の表現形式

値の種類定義
リテラル符号および数字列
プロパティInteger32型のプロパティ
(dmaProp_DataType=DMA_DATATYPE_INTEGER32と定義されたプロパティ)
格納値:-2,147,483,648~2,147,483,647
変数として指定できる値?パラメタ

(2) 演算子・関数

整数型の値を被演算子または引数として扱う演算子および関数を次の表に示します。

表5-9 整数型の値を被演算子または引数とする演算子・関数

演算子・関数の種類演算子・関数
整数の四則演算子+
-
*
/
単項演算子+
-
数値関数ABS()

(3) 述語

評価対象が整数型の値である述語を次の表に示します。

表5-10 整数型の値を評価対象とする述語

述語の種類述語
比較述語=
<
>
<=
>=
<>
In述語IN
Between述語BETWEEN

(4) Java クラスライブラリで扱うデータ型との対応

Java クラスライブラリで扱うデータ型との対応を次の表に示します。

表5-11 edmSQLの整数型とJava クラスライブラリで扱うデータ型との対応

edmSQLのデータ型Java クラスライブラリで扱うデータ型
整数型int,Integer-2,147,483,648~2,147,483,647