<キーワード>の定義について説明します。<キーワード>には<予約されたキーワード>(予約語)と<予約されていないキーワード>があります。<予約されたキーワード>は正規識別子として使用できませんが,<予約されていないキーワード>は正規識別子として使用できます。
<キーワード>では,大文字と小文字は区別されません。ただし,このマニュアルの例では,<予約されたキーワード>を大文字で,<予約されていないキーワード>を小文字で表記します。
edmSQLのキーワードはSQLのキーワードを基盤として,次のように定義されています。
<キーワード>として指定できる字句を,次の表に示します。
表5-24 <キーワード>として指定できる字句
種 類 | 値 | 特 徴 |
---|---|---|
関数名 | concept_with_score contains contains_with_score extracts objref oiid oiidstr score score_concept | 予約されていないキーワードです。 |
multiplier | k m g | |
句に使用するキーワード | SELECT FROM WHERE ORDER BY | 予約されたキーワードです。 |
述語に使用するキーワード | IS ALL SOME ANY IN LIKE XLIKE EXISTS BETWEEN AS ESCAPE | |
論理演算に使用するキーワード | NOT AND OR | |
リテラルに使用するキーワード | NULL TRUE FALSE UNKNOWN | |
結合条件に使用するキーワード | JOIN INNER OUTER LEFT ON | |
データ操作および重複排除に使用するキーワード | DISTINCT ASC DESC | |
集合関数で使用するキーワード | COUNT | |
数値関数で使用するキーワード | ABS | |
DMAの検索モデルで使用するキーワード | ID | |
プロパティのデータ型で使用するキーワード | BINARY BOOL BOOLEAN INT INTEGER STRING | |
DocumentBrokerの文書モデルで使用するキーワード | ACL CARDINALITY CLASS CONTAINER CONTENT DOCUMENT EVERYONE FOLDER FOR GROUP LINK LOCK OBJECT OF OWNER PARENT PRIVATE PROPERTY PUBLIC READ TO TYPE UNLINK UPDATE VARRAY VERSION VERSIONABLE WRITE |
<キーワード>の詳細について説明します。
キーワードでは,大文字と小文字が区別されません。正規識別子の規約とは異なりますので,ご注意ください。edmSQLでは,キーワードはすべて大文字として管理されます。
例えば,次の表記は,すべて<予約されたキーワード>「SELECT」として識別されます。
Select SeLect select selecT
また,次の表記はすべて<予約されていないキーワード>「contains_with_score」として識別されます。
Contains_With_SCORE contains_with_scorE
CONTAINS_WITH_SCORE