1.2.1 文書空間(データベース)に接続する機能

DocumentBrokerでは,文書および文書を管理する仕組みをオブジェクトの概念で表現し,オブジェクトを操作することによって,文書の参照,更新などの文書管理を実現しています。オブジェクトに対する操作を設計したユーザアプリケーションプログラムは,DocumentBrokerサーバの文書空間にアクセスして,データベースに格納されているオブジェクトを操作できます。

Java クラスライブラリでは,ユーザアプリケーションプログラムと,DocumentBrokerサーバの文書空間を接続する機能を提供しています。文書空間に接続してオブジェクトを作成すると,その時点で,データベースの内容も更新されます。この更新を確定またはキャンセルしたり,文書空間との接続を確認したり,トランザクションを制御したりする機能も提供しています。

なお,DocumentBrokerサーバの文書空間では,Shift-JISまたはUTF-8のどちらかの文字コード種別を使用できます。ただし,使用する文字コード種別がUTF-8の場合,DocumentBrokerで使用できるクラス,インターフェースおよびメソッドに制限があります。文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できるクラス,インターフェースおよびメソッドについては,マニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ Java リファレンス」を参照してください。