この節では,DocumentBrokerクライアントシステムをDocumentBroker Development KitおよびDocumentBroker RuntimeのJava クラスライブラリを使用して開発する場合の処理の流れについて説明します。処理の流れの例を次の図に示します。
図1-3 Javaクラスライブラリを使用する場合の処理の流れの例
この例では,JavaBeans,Servlet,およびJSPを使用してユーザアプリケーションプログラムを作成しています。このユーザアプリケーションプログラムでは,ServletとJSPの処理を,JavaBeansを経由して実行しています。
例えば,検索を実行する画面がWWWブラウザ上に表示されているとします。ユーザは,WWWブラウザ上に表示された画面に検索条件を入力し,「検索実行」ボタンを押して,検索を実行します。ユーザからの処理要求はServletが受け付け,Servletはその処理をJavaBeansに渡します。JavaBeansはDocumentBroker Server経由でデータベースにアクセスして検索処理を実行し,その処理結果をJSPに渡します。JSPはJavaBeansから受け取った処理結果を基にWWWページを生成して,WWWブラウザ上に検索結果の画面を表示します。