文書空間オブジェクトのプロパティには次のような用途があります。
- 検索
文書空間オブジェクトを操作する場合,目的の文書空間オブジェクトは検索によって取得できます。文書空間オブジェクトのプロパティは,検索条件として指定できます。
このため,ユーザがプロパティを追加定義したり,プロパティに値を設定したりする場合には,どのような検索をしたいかを考慮して,検索のキーになるようなプロパティを追加定義したり,プロパティの値を設定したりしてください。
なお,ユーザ定義プロパティのほか,DMAプロパティ(dmaProp_OIIDなど)も検索に使用できます。
- ユーザ管理
ユーザが文書空間オブジェクトの管理情報として保持したい情報を,プロパティとして文書空間オブジェクトごとに設定できます。
- 文書空間オブジェクト間のリンクの管理
文書空間オブジェクト間を関連づけるリンクオブジェクトに対して,リンクの重要度などを示す値を設定するプロパティを定義して運用できます。リンクオブジェクトにプロパティを定義して運用すると,検索に使用したり,リンク付けた文書空間オブジェクトの一覧を取得する場合に,重要度などの値に応じてソートして,文書空間オブジェクトに順序性を持たせたりできるので便利です。