7.6.2 レンディション定義ファイル

ここでは,レンディション定義ファイルについて説明します。

レンディション定義ファイルは,文書のコンテンツを登録する時に,登録するファイルの拡張子からレンディションタイプ(MIME形式)を自動的に設定するために使用するファイルです。

<この項の構成>
(1) レンディション定義ファイルの名称と格納先
(2) レンディション定義ファイルの記述形式
(3) ファイルの内容の有効期間

(1) レンディション定義ファイルの名称と格納先

レンディション定義ファイルの名称は,次のとおりです。

mime.properties

レンディション定義ファイルは,次のディレクトリに格納してください。

UNIXの場合

/opt/HiEDMS/client/java/etc

Windowsの場合

<インストールディレクトリ>¥java¥etc

(2) レンディション定義ファイルの記述形式

レンディション定義ファイルは,必要に応じてカスタマイズして使用できます。

レンディション定義ファイルの記述形式は,Javaのプロパティファイルの記述形式に従います。文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合は,印刷可能なASCIIコードで記述してください。

形式は,次のとおりです。

拡張子 = レンディションタイプ

各行のキーに拡張子を指定して,キーの値にレンディションタイプを指定します。

レンディションタイプは,MIME形式で指定します。ただし,先頭の「MIME::」省略して指定してください。

複数の拡張子に同じレンディションタイプを割り当てる場合も,拡張子ごとに1列ずつ,同じレンディションタイプを指定してください。

記述例を示します。

(例)

txt = text/plain
htm = text/html
html = text/html

(3) ファイルの内容の有効期間

レンディション定義ファイルの内容は,Java クラスライブラリを初期化するときに読み込まれます。一度読み込まれたあとは,プロセスが終了するまで再読み込みはされません。