1.1.1 Java クラスライブラリの特長
Java クラスライブラリの特長を次に示します。
- ユーザアプリケーションプログラムをコンポーネント化して再利用できます。
Javaのコンポーネント化技術であるJavaBeansを使用してユーザアプリケーションプログラムを開発できます。ユーザアプリケーションプログラムのコンポーネント化による再利用性の向上と文書管理システムの構築期間の短縮化が図れます。
- OSに依存しないユーザアプリケーションプログラムを開発できます。
Java言語を使用して開発するユーザアプリケーションプログラムは,Java仮想マシン上で動作します。このため,OSに依存しないユーザアプリケーションプログラムを開発できます。
- サンプルWebアプリケーションを提供しています。
Java クラスライブラリを使用して開発したアプリケーションプログラムを,サンプルとして提供しています。このサンプルを,サンプルWebアプリケーションといいます。サンプルWebアプリケーションは,文書の検索,ダウンロード,登録,削除,フォルダを使用した管理,アクセス制御など,基本的な文書管理機能を備えたアプリケーションプログラムです。
サンプルWebアプリケーションは,Servlet,JSP,JavaBeans,そのほかのJavaクラスなどのコンポーネントによって構成されています。サンプルWebアプリケーションのそれぞれのコンポーネントでは,Java クラスライブラリのクラス,インターフェースおよびメソッドの具体的な使用方法が示されています。
ユーザアプリケーションプログラムを開発する際に,サンプルWebアプリケーションで示されているアーキテクチャを参考に設計・構築すると,効率良くユーザアプリケーションプログラムが開発できます。
なお,使用する文字コード種別がUTF-8の場合,サンプルWebアプリケーションは使用できません。
サンプルWebアプリケーションの詳細については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 クラスライブラリ Java サンプルWebアプリケーション」を参照してください。