3.4.2 XML文書を構成するDMAオブジェクト

ここでは,XML文書を構成するDMAオブジェクトについて説明します。

バージョンなし文書の場合,XMLプロパティマッピング機能によって抽出した情報は,バージョンなし文書のトップオブジェクトであるDocVersionオブジェクトのプロパティにマッピングできます。バージョンなし文書に対するプロパティマッピングの例を次の図に示します。

図3-18 バージョンなし文書に対するプロパティマッピングの例

[図データ]

また,バージョンなし文書の場合,XMLインデクスデータ作成機能で作成したインデクスデータを基に,トップオブジェクトであるDocVersionオブジェクトの全文検索インデクス用プロパティが設定できます。

バージョン付き文書の場合,XMLプロパティマッピング機能によって抽出した情報は,バージョニングオブジェクトのトップオブジェクトであるConfigurationHistoryオブジェクトのプロパティと,バージョンオブジェクトのトップオブジェクトであるVersionTracedDocVersionオブジェクト(またはDocVersionオブジェクト)のプロパティにマッピングできます。

例えば,タイトルや著者などバージョン共通の情報を表すタグの情報は,バージョニングオブジェクトのプロパティにマッピングできます。バージョンや作成日などバージョンごとに異なる情報を表すタグの情報は,バージョンオブジェクトのプロパティにマッピングできます。バージョン付き文書に対するプロパティマッピングの例を次の図に示します。

図3-19 バージョン付き文書に対するプロパティマッピングの例

[図データ]

また,バージョン付き文書の場合,XMLインデクスデータ作成機能で作成したインデクスデータを基に,バージョンオブジェクトの全文検索インデクス用プロパティが設定できます。