4.4.1 検索対象になるDMAクラス

検索対象は,edmSQL文のFROM句に指定する項目です。

edmSQLの検索条件には,検索する文書空間オブジェクトの構成要素であるDMAクラスを検索対象として指定します。DMAクラスは,データベースの表と対応しています。DMAクラスを指定すると,文書空間に存在する,そのDMAクラスを構成要素とするすべての文書空間オブジェクトが,検索の対象になります。

例えば,DMAクラスのusrClass_DocVersionクラス(dmaClass_DocVersionクラスのサブクラス)を検索対象に指定すると,そのDMAクラスを基に作成されたDocVersionオブジェクトを構成要素とする,バージョン付き文書およびバージョンなし文書(またはバージョン付き文書の1バージョン)がすべて検索対象になります。

検索対象には,複数のDMAクラスを結合して指定することもできます。edmSQLでは,次の種類の結合ができます。

検索対象として指定できるのは,次のDMAクラスまたはそのサブクラスとしてユーザがデータベースに登録したクラスです。

これらのクラスは,検索対象として,DocumentBrokerサーバのメタ情報ファイル(edms.ini)に検索可能なクラスとして登録されています。