EDMRptAclogコマンド実行結果の出力例を次に示します。
なお,次に示す出力例では,集計されたアクセスログエントリには,動作環境定義ファイルで指定した,OIID変換または操作対象識別子変換の変換対象が含まれていることが前提になっています。また,EDMRptAclogコマンドで-kオプションを指定した場合,集計キー定義ファイルに指定した項目によって集計対象になるアクセスログエントリが異なっています。集計キー定義ファイルに指定した項目別の集計対象については,「6.2.2(1) 集計機能の処理方式(EDMRptAclogコマンドの集計方法)」を参照してください。
オプションを指定しないでコマンドを実行した例を次に示します。
# EDMRptAclog |
-vオプションだけを指定して,CSV形式で出力した例を次に示します。
"#","EDMRptAclog -v" |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。すべてのユーザが集計対象になります。
[Key User] |
すべてのユーザごとのアクセス回数を出力した例を次に示します。
# EDMRptAclog -k count.def |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。特定のユーザ(user01とuser03)が集計対象になります。
[Key User] |
特定のユーザごとのアクセス回数をCSV形式で出力した例を次に示します。なお,CSV形式での出力では,-kオプションで指定したキー項目の内容(この例ではユーザ名)は,集計結果の行数分,繰り返し出力されます。
"#","EDMRptAclog -k count.def -v" |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。すべてのオブジェクトが集計対象になります。
[Key Object] |
すべてのオブジェクトごとのアクセス回数を出力した例を次に示します。
プロパティ拡張情報ファイルに変換対象のプロパティは指定されていても,データベース上に該当するレコードがない場合は,「(deleted)」が出力されます。
# EDMRptAclog -k count.def |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。すべてのユーザのすべてのオブジェクトが集計対象になります。
[Key User] |
すべてのユーザ,オブジェクトごとのアクセス回数を出力した例を次に示します。
プロパティ拡張情報ファイルに変換対象のプロパティが指定されていても,データベース上に該当するレコードがない場合は,「(deleted)」が出力されます。また,プロパティ拡張情報ファイルに変換対象のプロパティが指定されていないため,データベースからプロパティの値を取得できない場合は,OIIDの末尾16バイトが出力されます。
# EDMRptAclog -k count.def |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。特定のユーザ(user01)の特定のオブジェクト(マニュアル)が集計対象になります。
[Key User] |
特定のユーザ,オブジェクトごとのアクセス回数をCSV形式で出力した例を次に示します。なお,CSV形式での出力では,-kオプションで指定したキー項目の内容(この例ではユーザ名とプロパティの値/クラス名)は,集計結果の行数分,繰り返し出力されます。
"#","EDMRptAclog -k count.def -v" |
アクセスログ中のOIID,操作対象識別子をプロパティの値に変換して出力した例を次に示します。
# EDMRptAclog -c |
アクセスログ中のOIID,操作対象識別子をプロパティの値に変換してCSV形式で出力した例を次に示します。
"#","EDMRptAclog -c -v" |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。
[Key User] |
SUBTOTALおよびTOTALを出力した例を次に示します。
プロパティ拡張情報ファイルに変換対象のプロパティが指定されていても,データベース上に該当するレコードがない場合は,「(deleted)」が出力されます。
# EDMRptAclog -k count.def -t |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。
[Key User] |
SUBTOTALおよびTOTALをCSV形式で出力した例を次に示します。なお,CSV形式での出力では,-kオプションで指定したキー項目の内容(この例ではユーザ名とプロパティの値/クラス名)と-tオプションのSUBTOTALおよびTOTALは,集計結果の行数分,繰り返し出力されます。
プロパティ拡張情報ファイルに変換対象のプロパティが指定されていても,データベース上に該当するレコードがない場合は,「(deleted)」が出力されます。
"#","EDMRptAclog -k count.def -t -v" |
この例では,-xオプションで,次の抽出エントリ定義ファイルを指定したと仮定します。
[Extract Aclog] |
また,この例では,コマンド引数で,次のアクセスログファイルを指定したと仮定します。
Input.log: |
アクセスログファイルからCREATE OBJECTエントリを抽出して出力した例を次に示します。
# EDMRptAclog -x extract.def Input.log |
アクセスログ表を出力した例を次に示します。アクセスログ表は,-vオプションを指定しなくても,CSV形式で出力されます。
"#","EDMRptAclog -vt" |
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。
[Key Object] |
特定のオブジェクト(機能仕様書),集計の開始時刻(2000/06/19 14:30:00.000)と終了時刻(2000/06/19 16:30:00.000)に加えて,集計間隔(20)を指定して出力した例を次に示します。
# EDMRptAclog -k count.def -s '2000/06/19 14:30:00.000' -e '2000/06/19 16:30:00.000' -d 20 |
この例では,集計対象となるのは,2000/06/19 14:30:00.000から2000/06/19 16:29:59.999までのアクセスログエントリです。2000/06/19 14:30:00.000から20分間隔で集計しています。
ログ終了時刻2000/06/19 16:00:00.000を超えて2000/06/19 16:10:00.000に集計したときには,該当するエントリがない,つまりオブジェクトに対するアクセスがなかったため「No entry found.」という結果が出力されています。
この例では,-kオプションで,次の集計キー定義ファイルを指定したと仮定します。
[Key Object] |
特定のオブジェクト(機能仕様書),集計の開始時刻(2000/06/19 14:30:00.000)と終了時刻(2000/06/19 16:30:00.000)に加えて,集計間隔(20)を指定してCSV形式で出力した例を次に示します。なお,CSV形式での出力では,-kオプションで指定したキー項目の内容(この例ではプロパティの値/クラス名)は,集計結果の行数分,繰り返し出力されます。
"#","EDMRptAclog -k count.def -s '2000/06/19 14:30:00.000' -e '2000/06/19 16:30:00.000' -d 20 -v" |