DocumentBrokerは,システムの管理・運用に有効な情報として,DocumentBrokerで構築した文書管理システムへのユーザのアクセスの履歴や,DocumentBrokerサーバおよびクライアントのプログラムの処理内容をファイルに出力しています。これらのファイルをそれぞれ,アクセスログファイルおよびトレースファイルといいます。
統計解析ツールは,DocumentBrokerが出力したアクセスログファイルおよびトレースファイルの内容を解析・分類・集計して,レポートを出力するプログラムです。DocumentBrokerの管理者は,統計解析ツールが出力するレポートを参照することによって,文書管理システムへのユーザのアクセス状況やDocumentBrokerサーバおよびクライアントのプログラムごとの処理内容を把握できます。
なお,トレースファイルは,サーバのプログラムの場合はサーバトレース,クライアントのプログラムの場合はクライアントトレースといいます。
アクセスログファイルについては,「4.1.1 アクセスログファイル」を参照してください。トレースファイルについては,「4.2.1 トレースファイル」を参照してください。
統計解析ツールは,解析対象の違いによってユーザインターフェースとして次の表に示すコマンドを提供しています。
表1-1 統計解析ツールが提供するコマンドの一覧
コマンド | 機能 |
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EDMRptAclog | アクセスログファイルの内容の解析・分類・集計 |
EDMRptTrace | トレースファイルの内容の解析・分類・集計 |
各コマンドについて次に説明します。