集計キー定義ファイルの記述形式を次に示します。
# Extract Key Definition File ‥‥コメント
[Key User] ‥‥セクション
<ユーザ名> ‥‥エントリ
<ユーザ名> ‥‥エントリ
[Key Object] ‥‥セクション
<オブジェクト名> ‥‥エントリ
<オブジェクト名> ‥‥エントリ |
集計キー定義ファイルは,[Key User]セクション,[Key Object]セクションと,各セクションに指定するエントリで構成されます。
各セクションとエントリの記述について説明します。
(a) セクション
[Key User]セクション,[Key Object]セクションの記述について説明します。
- [Key User]セクション
- 集計対象のユーザ名を定義する[Key User]セクションを,次に示す形式で記述してください。
[Key User]
- [Key Object]セクション
- 集計対象のオブジェクト名を定義する[Key Object]セクションを,次に示す形式で記述してください。
[Key Object]
各セクションは,次に示す文法に従って記述してください。
- セクション名は角括弧([ ])で囲んでください。
なお,次の行は不正データとして扱われます。コマンドの実行時に標準エラー出力(stderr)にメッセージが出力されて,処理が中止されます。
- 角括弧([)で始まり,角括弧(])で終わらない行
- 角括弧([)で始まらないで,角括弧(])で終わる行
- [Key User]セクション,[Key Object]セクション以外のセクション名は指定しないでください。不正なセクション名を指定した場合,コマンドの実行時に標準エラー出力(stderr)にメッセージが出力されて,処理が中止されます。
- [Key User]セクション,[Key Object]セクションは省略できます。ただし,[Key User]セクション,[Key Object]セクションをどちらも省略した場合,コマンドの実行時に標準エラー出力(stderr)にメッセージが出力されて,処理が中止されます。
- ファイル内で同じセクションを重複して指定した場合,最初のセクションのエントリが有効になり,2回目以降のセクションのエントリは不正データとして扱われて無視されます。
(b) エントリ
[Key User]セクションに定義するユーザ名,[Key Object]セクションに定義するオブジェクト名の記述について説明します。
- ユーザ名
- 集計対象のユーザ名を,次に示す形式で記述してください。
[Key User]
<ユーザ名>
<ユーザ名>
- ユーザ名は,次に示す文法に従って記述してください。
- ユーザ名の指定は省略できます。省略した場合,すべてのユーザが集計対象になります。
- 複数のユーザ名を指定する場合,改行で区切って指定します。指定できるバイト数は32バイトまでです。指定できる個数の上限はありません。
- 同じユーザ名を重複して指定した場合,最初のユーザ名が有効になり,2回目以降のユーザ名は不正データとして扱われて無視されます。
- オブジェクト名
- 集計対象のオブジェクト名を,次に示す形式で記述してください。
[Key Object]
<オブジェクト名>
<オブジェクト名>
- オブジェクト名は,次に示す文法に従って記述してください。
- オブジェクト名の指定は省略できます。省略した場合,すべてのオブジェクトが集計対象になります。
- 複数のオブジェクト名を指定する場合,改行で区切って指定します。指定できるバイト数および個数の上限はありません。
- オブジェクト名をダブルクォーテーション(")で囲んだ場合,ダブルクォーテーション(")は無視されます。例えば,「"Plan"」と指定した場合,オブジェクト名は「Plan」になります。
- 同じオブジェクト名を重複して指定した場合,最初のオブジェクト名が有効になり,2回目以降のオブジェクト名は不正データとして扱われて無視されます。
- プロパティ拡張情報ファイルのPrepresentPropertiesエントリに複数の値を指定している場合,オブジェクト名としてPrepresentPropertiesエントリの値の一部を指定できます。指定例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu040010.gif)