5.1.2 OIID変換,操作対象識別子変換時のエラー処理

OIID変換,操作対象識別子変換でエラーが発生した場合に考えられるエラーの要因と統計解析ツールの処理内容を次の表に示します。

表5-1 OIID変換,操作対象識別子変換時のエラーの要因と統計解析ツールの処理内容

要因処理内容
プロパティ拡張情報ファイルがない標準出力(stdout)に処理結果としてOIIDの末尾16バイトを出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。
プロパティ拡張情報ファイルの形式が間違っている標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力して,処理を中止します。
プロパティ拡張情報ファイルに変換対象のプロパティのクラス識別子が指定されていない標準出力(stdout)に処理結果としてOIIDの末尾16バイトを出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。
プロパティ拡張情報ファイルに指定されている変換対象のプロパティがデータベース(HiRDB)で見つからない標準出力(stdout)に処理結果として「(deleted)」を出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。
データベース(HiRDB)への接続,検索に失敗した標準出力(stdout)に処理結果としてOIIDの末尾16バイトを出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。
プロパティ拡張情報ファイルに指定されている変換対象のプロパティの値のデータ型がMVARCHAR,INTEGERまたはCHAR以外である標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力して,処理を中止します。
DocumentSpace構成定義ファイルのPdUserエントリに指定されているユーザにデータベース(HiRDB)の表に対するアクセス権がない標準出力(stdout)に処理結果として「(deleted)」を出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。
OIIDの末尾16バイトがデータベース(HiRDB)で見つからない標準出力(stdout)に処理結果として「(deleted)」を出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。
プロパティ拡張情報ファイルに指定されている変換対象のプロパティを定義しているクラスがデータベース(HiRDB)で見つからない標準出力(stdout)に処理結果として「(deleted)」を出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。
操作対象識別子変換時,カラムの値が見つからない標準出力(stdout)に処理結果として「(deleted)」を出力して,標準エラー出力(stderr)にメッセージを出力します。処理は継続します。