8.6 FTPアダプタの機能
ここでは,FTPアダプタの役割,およびFTPアダプタを利用したファイル送受信の流れについて説明します。
FTPアダプタとは,FTPサーバとサービスプラットフォームとの間でファイルを送受信するためのサービスアダプタです。また,FTPサーバのファイル一覧情報の取得,ファイル名の変更,ログインセッションの維持もFTPアダプタで実施できます。
FTP連携を利用したシステムでは,FTPクライアントとFTPサーバの間でファイルを送受信するために,接続するFTPサーバごとにFTPアダプタが必要になります。
FTPアダプタを利用したファイル送受信の流れを次の図に示します。
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図中の制御およびデータの流れについて説明します。
- FTPサーバからFTPクライアントへのファイル転送の場合(GETオペレーションまたはMGETオペレーション)
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FTPクライアントからファイル取得コマンドを実行すると,コマンドの実行要求がFTPインバウンドアダプタを経由してFTP受付に届けられます。そのあとビジネスプロセスが開始され,ビジネスプロセスからFTPアダプタが呼び出されます。
ビジネスプロセスから実行要求を受け取ったFTPアダプタは,FTPサーバと接続してFTPクライアントにファイルを送信します。
MGETオペレーションを利用した場合,複数のファイルを取得できます。
- FTPクライアントからFTPサーバへのファイル転送の場合(PUTオペレーションまたはMPUTオペレーション)
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FTPクライアントからファイル送信コマンドを実行すると,GETオペレーションの場合と同様に,コマンドの実行要求がFTPアダプタに届けられます。そのあと,FTPアダプタは,FTPサーバと接続してFTPクライアントからFTPサーバにファイルを送信します。
MPUTオペレーションを利用した場合,複数のファイルを転送できます。
- FTPサーバのファイル一覧情報を取得してFTPクライアント側へ送付する場合(GETINFOオペレーション)
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FTPクライアントから情報取得コマンド(LISTコマンドまたはNLSTコマンド)を実行すると,実行したコマンドに応じてFTPサーバ側に存在するファイルの情報の一覧またはファイルの名前の一覧を取得します。
- リモートファイルのファイル名を変更する場合(RENAMEオペレーション)
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FTPクライアントからファイルのリネームコマンド(RNFRコマンドおよびRNTOコマンド)を実行すると,コマンドで指定したファイル名を変更します。
- FTPサーバへのログインセッションを確立する場合(LOGINオペレーション)
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FTPサーバに接続し,ログインセッションを確立します。ほかのオペレーション実行時に,FTPサーバへのログイン処理を省略できるため,処理速度が向上します。
- FTPサーバのログインセッションを切断する場合(LOGOUTオペレーション)
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維持しているログインセッションにQUITコマンドを発行し,FTPサーバのログインセッションを切断します。
FTP連携システム全体のファイル送受信の流れについては,「8.3 FTP連携を利用したファイル転送パターンの例」を参照してください。