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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


3.5.3 HCSC本番環境簡易セットアップ機能の実行

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用した本番環境のセットアップ,セットアップした情報の変更,およびアンセットアップの手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 本番環境のセットアップ(単一セットアップ機能の場合)

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップする場合の前提条件,およびセットアップ手順について説明します。

(a) 前提条件

本番環境をセットアップするための前提条件を次に示します。

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用するときのシステムの状態

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップする場合,システムが次のどれかの状態である必要があります。

  • サービスプラットフォームを新規にインストールした直後であること

  • HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用して本番環境を一度セットアップした場合,HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してアンセットアップしていること

  • テスト環境の簡易セットアップ機能を利用してテスト環境を一度セットアップした場合,テスト環境の簡易セットアップ機能を利用してアンセットアップしていること

環境変数の設定

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップするには,環境変数を設定している必要があります。環境変数の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.15 論理サーバの環境変数を設定するときの確認事項」を参照してください。

また,CSCMNG_HOME環境変数を設定しないでください。

(b) セットアップ手順

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップするには,テンプレートファイルを使用して定義ファイルを作成する必要があります。本番環境のセットアップ手順を次に示します。

  1. テンプレートファイルを任意のディレクトリ(準備環境)にコピーします。

    コピーするテンプレートファイルとテンプレートファイルの格納場所については,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

  2. テンプレートファイルを編集し,定義ファイルを作成します。

    編集するテンプレートファイルについては,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

    注意事項

    HCSCサーバのセットアップ後は,usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のejb.public.directoryの設定値を変更できません。設定値を変更する場合は,本番環境のセットアップ前に定義ファイルを変更してください。

  3. 2.で作成した定義ファイルを準備環境から本番環境の任意のディレクトリにコピーします。

  4. cscsetupコマンドを実行し,本番環境をセットアップします。

    -setupオプションに定義ファイルの格納先ディレクトリを指定して実行します。

    cscsetup -setup <定義ファイルの格納先ディレクトリ>

    cscsetupコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsetup(本番環境の簡易セットアップ)」を参照してください。

  5. HTTP Server定義ファイルを変更します。

    変更する定義ファイルについては,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

(2) 本番環境のセットアップ(追加構築可能環境セットアップ機能の場合)

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップする場合の前提条件,およびセットアップ手順について説明します。

(a) 前提条件

本番環境をセットアップするための前提条件を次に示します。

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用するときのシステムの状態

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップする場合,システムが次のどれかの状態である必要があります。

  • サービスプラットフォームを新規にインストールした直後であること

  • 追加構築可能環境セットアップ機能によって本番環境がセットアップされた状態であること

  • テスト環境の簡易セットアップ機能を利用してテスト環境を一度セットアップした場合,テスト環境の簡易セットアップ機能を利用してアンセットアップしていること

環境変数の設定

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップするには,環境変数を設定している必要があります。環境変数の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.15 論理サーバの環境変数を設定するときの確認事項」を参照してください。

また,CSCMNG_HOME環境変数を設定しないでください。

(b) セットアップ手順

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップするには,テンプレートファイルを使用して定義ファイルを作成する必要があります。本番環境のセットアップ手順を次に示します。

  1. テンプレートファイルを任意のディレクトリ(準備環境)にコピーします。

    コピーするテンプレートファイルとテンプレートファイルの格納場所については,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

  2. テンプレートファイルを編集し,定義ファイルを作成します。

    編集するテンプレートファイルについては,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

  3. 2.で作成した定義ファイルを準備環境から本番環境の任意のディレクトリにコピーします。

  4. cscsetupコマンドを実行し,本番環境をセットアップします。

    -setupオプションに定義ファイルの格納先ディレクトリを指定し,-hcscenvオプションにCSCMNG_HOMEディレクトリを指定して実行します。

    cscsetup -setup <定義ファイルの格納先ディレクトリ> -hcscenv <CSCMNG_HOMEディレクトリ>

    cscsetupコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsetup(本番環境の簡易セットアップ)」を参照してください。

  5. HTTP Server定義ファイルを変更します。

    変更する定義ファイルについては,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

(c) セットアップ手順(サーバの追加)

追加構築可能環境セットアップ機能を利用して本番環境をセットアップしたあと,追加セットアップ機能を使用してサーバを追加セットアップできます。なお,追加セットアップでは使用するテンプレートが異なるため注意してください。

追加セットアップの前に,次の条件を満たしていることを確認してください。

  • 「(b) セットアップ手順」に示すセットアップ作業が完了していること

  • Management Serverおよび運用管理エージェントが起動していること

追加セットアップは,追加するサーバ(論理サーバまたはHCSCサーバ)の数だけ「(b) セットアップ手順」の1.〜5.の手順を繰り返します。

(d) 追加構築可能環境をセットアップする場合の注意事項

追加構築可能環境をセットアップする場合は,次の点に注意してください。

●1台目の追加構築可能環境のセットアップ
新規セットアップの場合

注意事項はありません。

再セットアップの場合

セットアップに失敗した論理サーバ/HCSCサーバを再セットアップする場合は,次の点に注意してください。

  • 簡易構築定義ファイルに指定するサービスユニット名を変更できるのは,再セットアップの原因がサービスユニット名の重複エラーである場合だけです。それ以外で変更した場合,別の論理サーバ/HCSCサーバのセットアップとみなされます。

  • -hcscenvオプションに指定するCSCMNG_HOMEディレクトリを変更できるのは,使用中のCSCMNG_HOMEディレクトリを指定したことによるエラーが原因で再セットアップする場合だけです。それ以外で変更した場合の動作は保証しません。

●2台目以降の追加構築可能環境のセットアップ(追加セットアップ)
新規セットアップ・再セットアップ共通
  • 簡易構築定義ファイルに指定するサービスユニット名と,-hcscenvオプションに指定するCSCMNG_HOMEディレクトリは,追加構築可能環境内で一意の値を指定してください。一意でない値を指定した場合の動作は保証しません。

  • HCSC-Manager定義ファイルにcscmng.repository.root(リポジトリのルートディレクトリパス)を指定する場合,追加構築可能環境ごとに一意の値を指定してください。一意でない値を指定した場合の動作は保証しません。

新規セットアップの場合

構築中(セットアップ途中またはアンセットアップ途中)の追加構築可能環境がある場合は,追加構築可能環境への論理サーバ/HCSCサーバの追加セットアップを実行しないでください。実行した場合の動作は保証しません。

再セットアップの場合

セットアップに失敗した論理サーバ/HCSCサーバを再セットアップする場合は,次の点に注意してください。

  • 簡易構築定義ファイルに指定するサービスユニット名を変更できるのは,再セットアップの原因がサービスユニット名の重複エラーである場合だけです。それ以外で変更した場合,別の論理サーバ/HCSCサーバのセットアップとみなされます。

  • -hcscenvオプションに指定するCSCMNG_HOMEディレクトリを変更できるのは,使用中のCSCMNG_HOMEディレクトリを指定したことによるエラーが原因で再セットアップする場合だけです。それ以外で変更した場合の動作は保証しません。

(3) セットアップした情報の変更(単一セットアップ機能の場合)

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした情報は変更することができます。変更できる情報を次に示します。

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用してセットアップした情報を変更する場合の前提条件,および変更手順について説明します。

(a) 前提条件

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用してセットアップした情報を変更するための前提条件を次に示します。

  • HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境であること。

  • すべての論理サーバが停止状態であること。

  • CSCMNG_HOME環境変数を設定していないこと。

また,変更する情報がサービス情報またはユーザ定義受付の定義情報の場合,次の条件を満たす必要があります。

サービス情報を変更する場合
  • 開発環境からリポジトリをインポートしていること。

  • HCSCコンポーネントが未配備状態であること。

ユーザ定義受付の定義情報を変更する場合
  • HCSCコンポーネントが配備状態であること。

(b) 変更手順

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用してセットアップした情報を変更する手順を次に示します。

  1. 定義ファイルを変更します。

    変更できる情報に対応する定義ファイルと変更方法を次に示します。

    変更できる情報の種類

    定義ファイル

    変更方法

    サービス情報

    サービス情報変更定義ファイル(cscadpconfig.properties)

    セットアップ時に準備環境で作成した定義ファイルを変更します。

    ユーザ定義受付の定義情報

    ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)

    サーバの定義情報

    簡易構築定義ファイル(SOA.xml)

    変更する定義ファイルの詳細については,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

  2. 1.で変更した定義ファイルを準備環境から本番環境の任意のディレクトリにコピーします。

    定義ファイルが格納されているディレクトリをコピーしてください。

  3. cscsetupコマンドを実行し,本番環境に設定した情報を変更します。

    コマンドの実行形式を次に示します。

    cscsetup -change <定義ファイルの格納先ディレクトリ>

    cscsetupコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsetup(本番環境の簡易セットアップ)」を参照してください。

(4) セットアップした情報の変更(追加構築可能環境セットアップ機能の場合)

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした情報は変更することができます。変更できる情報を次に示します。

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用してセットアップした情報を変更する場合の前提条件,および変更手順について説明します。

(a) 前提条件

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用してセットアップした情報を変更するための前提条件を次に示します。

  • HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境であること。

  • すべての論理サーバが停止状態であること。

  • CSCMNG_HOME環境変数を設定していないこと。

また,変更する情報がサービス情報またはユーザ定義受付の定義情報の場合,次の条件を満たす必要があります。

サービス情報を変更する場合
  • 開発環境からリポジトリをインポートしていること。

  • HCSCコンポーネントが未配備状態であること。

ユーザ定義受付の定義情報を変更する場合
  • HCSCコンポーネントが配備状態であること。

(b) 変更手順

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用してセットアップした情報を変更する手順を次に示します。

  1. 定義ファイルを変更します。

    変更できる情報に対応する定義ファイルと変更方法を次に示します。

    変更できる情報の種類

    定義ファイル

    変更方法

    サービス情報

    サービス情報変更定義ファイル(cscadpconfig.properties)

    セットアップ時に準備環境で作成した定義ファイルを変更します。

    ユーザ定義受付の定義情報

    ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)

    サーバの定義情報

    簡易構築定義ファイル(SOA.xml)

    任意のディレクトリに簡易構築定義ファイルをcmx_export_modelコマンドで出力したあと,そのファイルを基に定義ファイルを変更します。

    変更する定義ファイルの詳細については,「3.5.5 HCSC本番環境簡易セットアップで使用する定義ファイル」を参照してください。

    cmx_export_modelコマンドの実行方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cmx_export_model(簡易構築定義ファイルの出力)」を参照してください。

  2. 1.で変更した定義ファイルを準備環境から本番環境の任意のディレクトリにコピーします。

    定義ファイルが格納されているディレクトリをコピーしてください。

  3. cscsetupコマンドを実行し,本番環境に設定した情報を変更します。

    コマンドの実行形式を次に示します。

    cscsetup -change <定義ファイルの格納先ディレクトリ> -unit <サービスユニット名>

    cscsetupコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsetup(本番環境の簡易セットアップ)」を参照してください。

(5) 本番環境のアンセットアップ(単一セットアップ機能で構築した環境の場合)

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップする場合の前提条件,およびアンセットアップ方法について説明します。

注意事項

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップする場合,snapshotlog.conf,snapshotlog2.conf,c4websv.cfg,およびc4webcom.cfg以外のファイルは,インストール時の状態に戻ります。そのため,ユーザが手動で変更したファイルは,あらかじめバックアップを取ってからアンセットアップを実行してください。

(a) 前提条件

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップするための前提条件を次に示します。

  • HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用してセットアップした直後の状態であること(HCSCコンポーネントが未配備状態であること)。

  • Management Server,および運用管理エージェントが起動していること。

  • CSCMNG_HOME環境変数を設定していないこと。

(b) アンセットアップ方法

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,単一セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップするには,cscsetupコマンドに-unsetupオプションを指定して実行します。

cscsetup -unsetup

cscsetupコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsetup(本番環境の簡易セットアップ)」を参照してください。

(6) 本番環境のアンセットアップ(追加構築可能環境セットアップ機能で構築した環境の場合)

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップする場合の前提条件,およびアンセットアップ方法について説明します。

注意事項

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップする場合,snapshotlog.conf,snapshotlog2.conf,c4websv.cfg,およびc4webcom.cfg以外のファイルは,インストール時の状態に戻ります。そのため,ユーザが手動で変更したファイルは,あらかじめバックアップを取ってからアンセットアップを実行してください。

(a) 前提条件

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップするための前提条件を次に示します。

  • 追加構築可能環境セットアップ機能によるセットアップが完了し,HCSCコンポーネントが未配備状態であること。

  • Management Server,および運用管理エージェントが起動していること。

  • CSCMNG_HOME環境変数を設定していないこと。

(b) アンセットアップ方法

HCSC本番環境簡易セットアップ機能のうち,追加構築可能環境セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をアンセットアップするには,cscsetupコマンドに-unsetupオプションを指定し,-deleteunitオプションにサービスユニット名を指定して実行します。アンセットアップするサーバの数だけコマンドを実行してください。

cscsetup -unsetup -deleteunit <サービスユニット名>

cscsetupコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscsetup(本番環境の簡易セットアップ)」を参照してください。

(c) 追加構築可能環境をアンセットアップする場合の注意事項

構築中の追加構築可能環境がある場合は,アンセットアップに関して次の点に注意してください。

  • 構築中(セットアップ途中またはアンセットアップ途中)の追加構築可能環境以外の追加構築可能環境は,アンセットアップしないでください。アンセットアップした場合の動作は保証しません。

(7) セットアップした本番環境を追加セットアップ・情報変更またはアンセットアップする場合の注意事項

セットアップした本番環境を追加セットアップ・情報変更またはアンセットアップする場合の注意事項について説明します。

(a) HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした場合の注意事項

障害が発生した場合や急な問題に対応しなければならない場合に,HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境をほかの方法で追加セットアップ,情報変更またはアンセットアップすることがあります。これらの実行可否を次の表に示します。

表3‒31 本番環境簡易セットアップでセットアップした本番環境に対する実行可否

環境の種類

環境に対する実行可否

本番環境簡易セットアップの単一セットアップ機能でセットアップした環境

標準のセットアップ

追加セットアップ

×

アンセットアップ

×

情報変更

HCSC簡易セットアップ

追加セットアップ

×

アンセットアップ

本番環境簡易セットアップ(単一セットアップ機能)

追加セットアップ

×

アンセットアップ

情報変更

本番環境簡易セットアップ(追加構築可能環境セットアップ機能)

追加セットアップ

×

アンセットアップ

情報変更

本番環境簡易セットアップの追加構築可能環境セットアップ機能でセットアップした環境

標準のセットアップ

追加セットアップ

×

アンセットアップ

×

情報変更

HCSC簡易セットアップ

追加セットアップ

×

アンセットアップ

本番環境簡易セットアップ(単一セットアップ機能)

追加セットアップ

×

アンセットアップ

情報変更

本番環境簡易セットアップ(追加構築可能環境セットアップ機能)

追加セットアップ

アンセットアップ

情報変更

(凡例)

○:実行できます。

△:実行できますが,通常の方法で変更したあとに,変更した内容をセットアップ時に作成した定義ファイルに反映する必要があります。反映方法は以降の項目「HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした情報の変更」を参照してください。

×:実行できません。

注※

実行時のエラーは発生しませんが,HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用して再度アンセットアップする必要があります。アンセットアップ手順は以降の項目「HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境のアンセットアップ」を参照してください。

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした情報の変更

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした情報を通常の方法で変更した場合,変更した内容をセットアップ時に作成した定義ファイルに反映し,本番環境の定義情報を変更する必要があります。

なお,サービスプラットフォームに関する次の定義ファイルの情報は,変更する必要がありません。

  • HCSC-Manager定義ファイル(cscmng.properties)

  • HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル(csccmd.properties)

  • HCSCサーバ構成定義ファイル(cscsvsetup.xml)

  • HCSCサーバセットアップ定義ファイル(cscsvsetup.properties)

  • HCSCサーバランタイム定義ファイル(cscsvconfig.properties)

  • ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル(cscurcptnconfig_id.properties)

  • サービス情報変更定義ファイル(cscadpconfig.properties)

定義情報の変更方法については,「(3) セットアップした情報の変更(単一セットアップ機能の場合)」または「(4) セットアップした情報の変更(追加構築可能環境セットアップ機能の場合)」を参照してください。

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境のアンセットアップ

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップした本番環境を通常の方法でアンセットアップした場合,次の手順でHCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用して,アンセットアップし直す必要があります。

  1. 通常の方法でアンセットアップしたあと,通常の方法で再度セットアップし直し,HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用してセットアップしたときの状態に戻します。

  2. HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用して,アンセットアップします。

(b) HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用しないでセットアップした場合の注意事項

HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用しないでセットアップした本番環境は,HCSC本番環境簡易セットアップ機能を利用して追加セットアップ,変更およびアンセットアップできません。