Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


2.2.3 J2EEサーバの互換モードの選択

J2EEサーバの互換モードには次の2種類があります。サービスプラットフォームでシステムを開発する前に,どちらで運用するか決定してください。

〈この項の構成〉

(1) J2EEサーバの互換モードの種類

(a) V9互換モード

Java EE 7以降の新機能に対応しないJ2EEサーバの構成です。V9以前からの互換性を重視する場合は,こちらのV9互換モードを選択してください。

なお,V9互換モードを選択した場合は,HTTPアダプタのリダイレクト機能は使用できません。

また,V9互換モードはJDK 11をインストールした環境の場合だけ選択できます。

(b) 推奨モード

Java EE 7以降の新機能に対応するJ2EEサーバの構成です。新規にシステムを構築する場合は,こちらの推奨モードを選択してください。

なお,推奨モードを選択した場合は,SOAPモードのうちSOAP1.1モードは使用できません。

また,推奨モードはJDK 11をインストールした環境およびJDK 17をインストールした環境の場合に選択できます。

(2) サポート機能の差異

サービスプラットフォームで使用できる機能は,J2EEサーバの互換モードによって一部異なります。使用可否が異なる機能を次の表に示します。

表2‒4 J2EEサーバの互換モードごとの機能の使用可否

分類

機能名

J2EEサーバの互換モード

V9互換モード

推奨モード

サービスアダプタ

DBアダプタのサポートDBMS

  • Amazon Aurora MySQL

  • Amazon Aurora PostgreSQL

×

HTTPアダプタのリダイレクト機能

×

HTTPアダプタの通信ログ

×

(凡例)

○:サポートしています。

×:サポートしていません。