3.9.3 ログ出力アクティビティのログファイルの出力
ログ出力アクティビティを定義した場合,任意のメッセージをログファイルとして出力できます。
ログ出力アクティビティの定義手順については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「5.6.13 ログ出力アクティビティ」を参照してください。
ログ出力アクティビティのログファイルの出力開始・停止のタイミングを次に示します。
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HCSCサーバが起動すると,ログファイルの出力が開始されます。
出力開始に失敗した場合,エラーメッセージを出力して開始処理を終了します。障害対策後にHCSCサーバの起動を実行することで,ログファイルの出力が開始されます。
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HCSCサーバが停止すると,ログファイルの出力が停止されます。
出力停止に失敗した場合,警告メッセージを出力して停止処理を続行します。
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ログファイルの出力開始後にメッセージの出力に失敗すると,警告メッセージを出力してログ出力アクティビティの処理を続行します。同じログ出力識別子を設定したログ出力アクティビティでは,メッセージは出力されなくなります。
障害対策後にHCSCサーバの起動を実行することで,ログファイルの出力が開始されます。
この項では,ログ出力アクティビティのログファイルの出力先や出力される内容,および利用方法の例について説明します。ログ出力アクティビティのログファイルの取得方法については,「3.9.2 ログ出力アクティビティのログファイルの取得方法」を参照してください。
(1) ログ出力アクティビティのログファイルの出力先
ログ出力アクティビティのログファイルの出力先は,ログ出力アクティビティ定義ファイルのlog-activity.<ログ出力識別子>.filepathプロパティで設定した個所です。出力先はログ出力識別子によって異なります。
ログ出力アクティビティ定義ファイルのプロパティについては,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.20.1 ログ出力アクティビティ定義ファイル」を参照してください。
(2) ログ出力アクティビティのログファイルの出力形式
ログ出力アクティビティのログファイルの出力形式を次に示します。
<番号> <日付> <時刻> <製品ID> <pid> <tid> <ID> <ログ出力文字列>
(3) ログ出力アクティビティのログファイルの出力内容
ログ出力アクティビティのログファイルに出力される内容を次の表に示します。
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項目 |
内容 |
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番号 |
ログ出力アクティビティのログファイルの出力通番が表示されます。 |
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日付 |
ログ出力アクティビティのログファイルの取得日付がyyyy/mm/ddの形式で出力されます。
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時刻 |
ログ出力アクティビティのログファイルの取得時刻がhh:mm:ss.SSSの形式で出力されます。
ローカル時刻でミリ秒単位の時刻を示します。 |
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製品ID |
製品を特定するための識別子として,「CSCBP」が表示されます。 |
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pid |
プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
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tid |
スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
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ID |
空白 |
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ログ出力文字列 |
ログ出力アクティビティで定義した任意のメッセージが出力されます。 |