4.2　サービス部品用Webシステムの構築

商品手配システムでは，localhost上にHCSCコンポーネント配備用Webシステムと，RESTful Webサービス配備用Webシステムの2つのWebシステムを用意します。

HCSCコンポーネント配備用WebシステムとRESTful Webサービス配備用Webシステムの概要を，次の図に示します。

図4‒2　HCSCコンポーネント配備用WebシステムとRESTful Webサービス配備用Webシステムの概要

HCSCコンポーネント配備用Webシステムは，「3.4　テスト環境の構築」で構築済みです。ここでは，RESTful Webサービス配備用Webシステムの構築方法について説明します。

RESTful Webサービス配備用Webシステムは，J2EEサーバ，およびPerformance Tracerを配置し，Smart Composer機能を用いて構築します。

RESTful Webサービス配備用Webシステムの構築手順を次に示します。この操作は，管理者または管理者特権で実行してください。

1. コマンドプロンプトを起動し，cmx_build_systemコマンドを実行して，RESTful Webサービス配備用Webシステム（RESTfulWebServiceSystem）を構築します。

   コマンドの実行例を次に示します。

   "%COSMINEXUS_HOME%\manager\bin\cmx_build_system" -m localhost -u admin -p admin -f "%COSMINEXUS_HOME%\CSCTE\Samples\SOAP1.1_1.2mode\ProductStock_REST\Server\jaxrsserver_def.xml"

   cmx_build_systemコマンドには，簡易構築定義ファイル（jaxrsserver_def.xml）を引数として指定します。簡易構築定義ファイル（jaxrsserver_def.xml）の格納先を次に示します。

   <Service Architectのインストールディレクトリ>\CSCTE\Samples\SOAP1.1_1.2mode\ProductStock_REST\Server\jaxrsserver_def.xml

   cmx_build_systemコマンドの詳細については，マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cmx_build_system（Webシステムの構築）」を参照してください。

2. cmx_start_targetコマンドを実行して，RESTful Webサービス配備用Webシステム（RESTfulWebServiceSystem）を起動します。

   コマンドの実行例を次に示します。

   "%COSMINEXUS_HOME%\manager\bin\cmx_start_target" -m localhost -u admin -p admin -s RESTfulWebServiceSystem -mode ALL

   cmx_start_targetコマンドの詳細については，マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cmx_start_target（Webシステムまたはサービスユニットの開始）」を参照してください。

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