3.3.1 セットアップウィザードを使用する前の準備と確認をします
セットアップウィザードを使用する前に,次の2点を確認してください。
(1) 使用できるユーザの権限
セットアップウィザードを使用できるユーザの権限を次の表に示します。
|
OS |
使用できるユーザ |
|---|---|
|
Windows |
Administrator権限のあるユーザ |
|
UNIX |
root権限のあるユーザ |
これらの権限を持つユーザでログインした状態で,セットアップウィザードを使用してください。
(2) 実行環境を構築するシステムで使用されているポート番号
以降の手順では,セットアップウィザードの標準セットアップを使用する方法について説明します。
標準セットアップでは,次の表に示すポート番号を使用したシステムが構築されます。
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ポート番号 |
用途 |
|---|---|
|
80 |
Webサーバのポート番号 |
|
900 |
インプロセスのネーミングサービスのポート番号 |
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8008 |
HTTPサーバのポート番号 |
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8080 |
管理用サーバのポート番号 |
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20295 |
運用管理エージェントのポート番号 |
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23152 |
RMI(Remote Method Invocation)レジストリのポート番号 |
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28005 |
Management Server終了要求受信ポート番号 |
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28009 |
Management Server内部通信用ポート番号 |
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28080 |
Management Server接続HTTPポート番号 |
システムでこれらのポート番号をすでに使用している場合,標準セットアップは実行できません。カスタムセットアップを実行して,重複しないポート番号を指定する必要があります。カスタムセットアップについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「1.1.1 セットアップウィザードとは」を参照してください。