3.6.1 SOAP受付定義ファイル
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
[urecp-soap.switchover.file-transfer.mode={true|false}]
(2) 機能
SOAP1.1/1.2併用モードで,ユーザ定義受付(SOAP受付)が呼び出された際の動作を定義するファイルです。ユーザ定義受付(SOAP受付)の開始時に設定が有効になります。不正な定義が含まれていた場合,初期化処理でエラーが発生しますが開始コマンドは正常終了します。Webサービス初期化時の動作についてはマニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」の「10.9 Webサービスの初期化と破棄」を参照してください。
なお,ユーザ定義受付(SOAP受付)に対してSOAP受付定義ファイルが設定されていない場合,SOAP受付定義ファイルで設定できるすべてのプロパティに,デフォルト値が仮定されます。
SOAP受付定義ファイルは「cscurecpsoap.properties」というファイル名で作成します。
(3) ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\soaprecp\templates\cscurecpsoap.properties
- 注意事項
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ここに格納されているファイルはテンプレートファイルです。SOAP受付定義ファイルを編集する場合は,ユーザ定義受付(SOAP受付)の追加時にユーザ定義受付定義画面(詳細)で[独自定義ファイル]の[編集]ボタンをクリックし,定義ファイルの内容を修正してください。
(4) 設定できるパラメタ
urecp-soap.switchover.file-transfer.mode={true|false} 〜<<false>>
リクエスト受付時にSOAP受付が作業フォルダを作成するかどうかを設定します。大文字と小文字は区別されません。
このプロパティは添付ファイルが存在しないリクエストに対して有効です。添付ファイルが存在する場合は,必ず作業フォルダが作成されます。
-
true
リクエストに添付ファイルが存在するかどうかに関係なく作業フォルダが作成されます。なお,作成された作業フォルダはSOAP受付では削除されません。
-
false
リクエストに添付ファイルが存在する場合は作業フォルダが作成されます。それ以外の場合は,作業フォルダは作成されません。
(5) 記述例
記述例を次に示します。
urecp-soap.switchover.file-transfer.mode=true