6.1 プロセスインスタンスの実行履歴の管理
ビジネスプロセスのプロセスインスタンスの実行状況は,履歴としてデータベースに記録できます。これを永続化といいます。プロセスインスタンスの実行履歴は,データベースを利用する場合だけ管理できます。
永続化すると,プロセスインスタンスの実行履歴の中から目的のプロセスインスタンスを特定して,状態の確認,実行履歴の削除,再実行ができるようになり,次のような場合に使用できます。
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エラー発生時の問い合わせ対応
サービスリクエスタからの要求に応じて,特定のプロセスインスタンスの状態を確認して,必要に応じてプロセスインスタンスの実行履歴を削除したり,プロセスインスタンスを再実行したりできます。
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ビジネスプロセスのテスト支援
ビジネスプロセス開発時にテスト実行したプロセスインスタンスの状態を確認して,ビジネスプロセスを改善できます。また,必要に応じてプロセスインスタンスの実行履歴を削除したり,プロセスインスタンスを再実行したりできます。
どのアクティビティがビジネスプロセスのどこの個所に該当するのかを確認するためには,あらかじめビジネスプロセスの開発者から,ビジネスプロセスのアクティビティ遷移図(ビジネスプロセス開発時の画面)を用意する必要があります。