2.4.1 運用環境をカスタマイズする
運用環境では,次の内容をカスタマイズできます。
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インポート先のリポジトリとなるディレクトリ
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HCSC-Managerのログファイルの出力先ディレクトリ
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ログファイルの大きさ
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ログファイルの面数
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HCSC-ManagerとManager間の接続時の読み込みタイムアウト値
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プロセスインスタンス再実行で応答電文を受け取った場合に,応答電文を格納するディレクトリ
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プロセスインスタンス再実行で応答電文を受け取った場合に,応答電文を格納するときの出力文字コード
カスタマイズに必要な情報は,HCSC-Manager定義ファイルに定義します。
(1) HCSC-Manager定義ファイルの格納ディレクトリ
HCSC-Manager定義は,J2SE形式のプロパティ形式のHCSC-Manager定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されています。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\cscmng.properties
(2) HCSC-Manager定義ファイルに定義するプロパティ
HCSC-Manager定義ファイルに定義するプロパティを次に示します。
項番 |
分類 |
キー名称 |
内容 |
---|---|---|---|
1 |
リポジトリ設定 |
cscmng.repository.root |
リポジトリのルートディレクトリパス |
2 |
ログファイルの設定 |
cscmng.log.dir |
ログ出力先ディレクトリパス |
3 |
cscmng.log.<チャネル名>.filesize |
ログファイルサイズ |
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4 |
cscmng.log.<チャネル名>.filenum |
ログファイル面数 |
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5 |
Manager 設定 |
cscmng.manager.<マネージャ識別名>.timeout |
タイムアウト値 |
6 |
プロセスインスタンス再実行設定 |
cscmng.pireexec.response.dir |
応答電文格納ディレクトリパス |
7 |
cscmng.pireexec.response.encoding |
応答電文格納文字コード |
|
8 |
HCSCサーバ運用設定 |
cscmng.server.<HCSCサーバ名>.system |
HCSCシステムの管理下におく論理サーバ |
9 |
リポジトリエクスポート |
cscmng.repctl.export.dir |
エクスポートファイルの出力先ディレクトリパス |
10 |
環境バックアップ |
cscmng.envbackup.dir |
環境バックアップの出力先ディレクトリパス |
11 |
cscmng.envbackup.dir.envrestore |
リストア前の環境バックアップの出力先ディレクトリパス |
|
12 |
cscmng.envbackup.dir.import |
インポート前の環境バックアップの出力先ディレクトリパス |
|
13 |
cscmng.envbackup.autoget |
自動バックアップの仕様の有無 |
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14 |
cscmng.envbackup.autoget.off |
環境をリストアする際,またはリポジトリをインポートする際の環境バックアップの抑止 |
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15 |
コマンド用スレッド設定 |
cscmng.precache.thread.maximum |
cscprecacheコマンドで並列処理するスレッドの最大数 |
16 |
HTTP Server運用設定 |
cscmng.server.<HCSCサーバ名>.hws.svstop |
HTTP Server停止時の動作 |
17 |
cscmng.server.<HCSCサーバ名>.hws.svstop.timeout |
HTTP Server計画停止時のタイムアウト時間 |
HCSC-Manager定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.3 HCSC-Manager定義ファイル」を参照してください。