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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


付録K.1 キーストアに関する設定

gRPCアダプタ実行環境プロパティファイルのadpgrpc.security.tls.certificate-chainでサーバのルート証明書を設定することができます。

この設定を省略した場合,信頼できる証明書を格納したキーストア(トラストストア)が必要になります。トラストストアに,次のどれかが格納されていることを確認してください。

キーストアへの証明書のインポート方法については,JDKのドキュメントの「keytool」に関する個所を参照してください。

トラストストアのパスおよびパスワードに関する設定方法を次に示します。

トラストストアのパス

サーバ認証をする場合,gRPCアダプタは次の順にキーストアを探し,最初に発見したトラストストアを使用してサーバ認証を実施します。

  1. usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)のjavax.net.ssl.trustStoreプロパティが指定されている場合,このシステムプロパティに指定されたパスに存在するキーストアを使用します。

    システムプロパティを指定する場合は,J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.propertiesファイル)に次の形式で指定します。

    javax.net.ssl.trustStore =<トラストストアの絶対パス>

  2. 次のパスにファイルが存在する場合,このファイルをトラストストアとして使用します。

    <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\jdk\lib\security\jssecacerts

  3. 次のパスにファイルが存在する場合,このファイルをトラストストアとして使用します。

    <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\jdk\lib\security\cacerts

トラストストアのパスワード

usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)のjavax.net.ssl.trustStorePasswordプロパティでトラストストアのパスワードが指定されている場合,トラストストアを使用する前に,トラストストアのデータが完全かどうかの検査が実施されます。

システムプロパティを指定する場合は,J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.propertiesファイル)に次の形式で指定します。

javax.net.ssl.trustStorePassword =<トラストストアのパスワード>

javax.net.ssl.trustStorePasswordプロパティが指定されていない場合は,トラストストアのデータの検査が実施されません。