11.2.9 XML形式データの属性
JSON-XML変換では,XML形式データに次の属性を設定できます。
-
type
-
null
-
class
そのほかの属性は定義できません。属性が変換規則に従って定義されていない場合は,変換処理が正常に動作しません。
各属性の詳細を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) type属性
XMLの要素に,JSONの文字列型,数値型,boolean型の情報を持たせるために使用する属性です。XML形式からJSON形式への変換では,文字列型,数値型,boolean型に対応する要素にtype属性を設定することで,JSONの各データ型に変換できます。
type属性については,この節の各データ型の変換規則,および「12.2.1(5) JSONのデータ種別をXMLの属性に含めるかどうかの設定」を参照してください。
(2) null属性
XMLの要素に,JSONのnull値の情報を持たせるために使用する属性です。XML形式からJSON形式への変換では,対象の要素にnull属性を設定することで,JSONのnull値に変換できます。
詳細については,「11.2.5 null値の変換」を参照してください。
(3) class属性
XMLの要素に,子要素の構成情報を持たせるために使用する属性です。
class属性を指定しても子要素が空文字の場合の動作は不定です。
次の値が設定できます。
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子要素がJSONのオブジェクト型で構成されている場合:「class="object"」
図11‒29 class属性の設定例(object) -
子要素がJSONの配列で構成されている場合:「class="array"」
図11‒30 class属性の設定例(array)
XML形式からJSON形式の変換で,上記のclass属性を設定しない場合は,JSON-XML変換機能が子要素の構成を自動で判別し変換されます。class属性を設定した場合は,設定値に応じて変換します。