8.2 パッケージング
実行環境に配備するために必要なHCSCコンポーネントに関するファイルを組み立てて,EARファイルを作成します。これをパッケージングと呼びます。ここでは,サービスアダプタまたはビジネスプロセスをまとめてHCSCコンポーネントと呼びます。
HCSCコンポーネントのパッケージングに伴い,パッケージング対象のHCSCコンポーネントと関連するデータ変換定義およびユーザ定義受付もパッケージングされます。
パッケージングを実行すると,HCSCコンポーネントが検証されます。よって,HCSCコンポーネントが正しく定義されている場合はパッケージングできますが,正しく定義されていない場合はパッケージング時の検証でエラーが発生します。パッケージングの前に,あらかじめ,HCSCコンポーネントを検証しておくと,円滑にパッケージングできます。
パッケージングの方法を次に示します。
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ツリービューのサービス定義一覧で,パッケージングするHCSCコンポーネントを右クリックして,「パッケージング」または「複数パッケージング」を選択します。
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「パッケージング」を選択した場合
メッセージダイアログが表示されます。
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「複数パッケージング」を選択した場合
[複数パッケージング]ダイアログが表示されます。チェックボックスからパッケージングするサービスをチェックして,[OK]ボタンをクリックします。
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次のどちらかの操作をします。
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パッケージングが成功した場合
[OK]ボタンをクリックします。
すでにEARファイルがある場合,上書きを確認するダイアログが表示されます。上書きしてよいときは,[はい]ボタンをクリックします。
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パッケージングが失敗した場合
ダイアログのメッセージに従って対処し,パッケージングを再実行します。
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なお,パッケージングする前にサービスアダプタ,ビジネスプロセスおよびユーザ定義受付が保存されていないときは,リソース保管ダイアログが表示され,定義を保存できます。複数のサービスアダプタ,ビジネスプロセスおよびユーザ定義受付が編集中の場合は,複数回ダイアログが表示されます。保存する場合は[はい]ボタンをクリックします。これ以降,確認ダイアログを表示しないで,すべて保存する場合は[すべてはい]ボタンをクリックします。