7.6.6 くり返し依存対象が設定された変換元ノードのパスの表示
[マッピング元設定]ダイアログの[パス/ファンクション名]には,相対パスまたは絶対パスが表示されます。どのような場合に相対パスまたは絶対パスが表示されるかについて説明します。
(1) 相対パス
くり返しファンクションが対応づけられた変換元ノードの子孫の変換元ノードに対してくり返し依存対象が設定された場合,くり返しファンクションが対応づけられた変換元ノードからの相対パスが表示されます。
具体的な例を次に示します。
自宅ノードにくり返しファンクション「loop1」を対応づけると,自宅ノードの子孫の電話番号ノードにくり返し依存対象「loop1」が設定されます。
このとき,マッピング後の電話番号ノードから[マッピング元設定]ダイアログを表示させると,[パス/ファンクション名]には,自宅ノードからの相対パスが表示されます。
(2) 絶対パス
次の場合,絶対パスが表示されます。
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くり返し依存対象のくり返しファンクションが対応づけられた変換元ノードまたはその変換元ノードの祖先の変換元ノードに,ノード条件が設定されている場合
具体的な例を次に示します。
図7‒36 絶対パスの例1 自宅ノードにくり返しファンクション「loop1」を対応づけると,自宅ノードの子孫の電話番号ノードにくり返し依存対象「loop1」が設定されます。なお,自宅ノードにはノード条件が設定されています。
このとき,マッピング後の電話番号ノードから[マッピング元設定]ダイアログを表示させると,[パス/ファンクション名]には,絶対パスが表示されます。
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くり返し依存対象が設定された変換元ノードが,くり返し依存対象のくり返しファンクションが対応づけられた変換元ノードの子孫のノードでない場合
具体的な例を次に示します。
図7‒37 絶対パスの例2(依存対象の変更前) まず自宅ノードにくり返しファンクション「loop1」を対応づけ,次に勤務地ノードにくり返しファンクション「loop2」を対応づけます。これによって,自宅ノードの子孫の電話番号ノードおよび勤務地ノードの子孫の電話番号ノードには,最初に対応づけたくり返しファンクション「loop1」がくり返し依存対象に設定されます。
このとき,マッピング後の電話番号ノードから[マッピング元設定]ダイアログを表示させると,[パス/ファンクション名]には,次のように表示されます。
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自宅ノード(「loop1」が対応づけられている)の子孫の電話番号ノード
自宅ノードからの相対パスが表示されます。
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勤務地ノード(「loop2」が対応づけられている)の子孫の電話番号ノード
絶対パスが表示されます。
図7‒38 絶対パスの例2(依存対象の変更後)
自宅ノードの子孫の電話番号ノードの依存対象を,勤務地ノードのくり返しファンクションである「loop2」に設定します。
このとき,マッピング後の電話番号ノードから[マッピング元設定]ダイアログを表示させると,[パス/ファンクション名]の表示が,次のように変更されます。
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自宅ノード(「loop1」が対応づけられている)の子孫の電話番号ノード
自宅ノードからの相対パスが絶対パスになります。
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