20.1 メッセージの記述形式
この章でのメッセージの記述形式を次に示します。
-
KFRMnnnnn-Y (Z)
メッセージテキスト
可変値についての説明
- 説明
-
メッセージテキストに対する補足説明
- 対処
-
ユーザが実施する対処
なお,「可変値についての説明」,「説明」および「対処」はメッセージによって記述しないものもあります。
次に,各項目について説明します。
- KFRMnnnnn
-
メッセージIDを表します。
メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
- KFRM
-
Reliable Messagingが出力するメッセージのプリフィックスを示します。
- nnnnn
-
Reliable Messagingで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。
- Y
-
メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
- E(Error)
-
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
- W(Warning)
-
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
- I(Information)
-
システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
- (Z)
-
メッセージの出力先を表します。出力先は英字1文字で示します。
出力先を示す文字とその意味を次に示します。
-
C:Component Containerのコンソールに出力されます。
-
O:アプリケーションサーバ用メッセージログに出力されます。
-
S:開始停止メッセージログに出力されます。
-
T:Reliable Messagingのコマンド出力として標準出力に出力されます。
-
U:Reliable Messagingのコマンド出力として標準エラー出力に出力されます。
これらの文字はメッセージには出力されません。複数の出力先がある場合はスラント(/)で区切ります。
-
- メッセージテキスト
-
Reliable Messagingが出力するメッセージテキストを表します。
なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。
- 可変値についての説明
-
メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値についての説明の記述例を次に示します。
(例)
aa....aa:ファイル名
bb....bb:アプリケーション名
- 説明
-
メッセージが通知された要因やメッセージを出力したソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。
- 対処
-
ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,ユーザが弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。