9.4 KDJR20000からKDJR29999までのメッセージ
KDJR20000からKDJR29999までのメッセージとその対処方法について説明します。
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KDJR21001-E
A message will not be resend as maximum number of message resend attempts has been reached. (SequenceID = aa....aa, MessageNumber = bb....bb, count = cc....cc, cause=dd....dd)
aa....aa:シーケンスID
bb....bb:メッセージ番号
cc....cc:メッセージ再送回数
dd....dd:再送の原因
- 説明
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WS-RM機能を実行中に,メッセージ再送の最大回数(3回)を超えたため,メッセージの再送を打ち切りました。
- 対処
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再送の原因を確認し,原因を取り除いてください。また,シーケンスIDとメッセージ番号を確認し,同じシーケンスIDとメッセージ番号に対するKDJR11001-Wメッセージの再送の原因も確認してください。
原因にjava.net.SocketTimeoutExceptionが含まれている場合は,クライアントソケットの読み込みタイムアウトが発生していることが考えられます。
サービス側の処理時間と,JAX-WS機能の共通定義ファイルまたはプロセス別の定義ファイルのクライアントソケットの読み込みタイムアウト値を確認してください。
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KDJR21120-E
Unable to process response packet - the packet was not identified as an RM protocol message.
- 説明
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wsa:Action要素値が不正であるAckメッセージを受信しました。
- 対処
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原因については,メッセージ送信元に問い合わせてください。
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KDJR21122-E
Unable to unmarshall RM header [ aa....aa ].
aa....aa:SOAPヘッダ要素名
- 説明
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WS-RMのSOAPヘッダの要素値が不正であるメッセージを受信しました。
- 対処
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原因については,メッセージ送信元に問い合わせてください。
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KDJR21138-E
The maximum value for a message number on a sequence [ aa....aa ] has been exceeded: bb....bb
aa....aa:シーケンスID
bb....bb:メッセージ番号
- 説明
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1件のシーケンスで送受信できる最大のメッセージ数を超えました。
- 対処
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シーケンスを再生成してください。シーケンスを再生成する手順を次に示します。
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使用中のポートオブジェクトをcom.sun.xml.ws.Closeable型にキャストし,close()メソッドを呼び出します。
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サービスクラスからポートオブジェクトを再取得します。
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再取得したポートオブジェクトのWebサービスメソッドを呼び出します。
ポートオブジェクトの初回のWebサービスメソッド呼び出し時に,自動的にシーケンスが生成されます。
1件のシーケンスで送受信できる最大メッセージ数を変更するときは,WSDLの最大メッセージ数(cwsrm:MaxMessageNumber)を設定します。
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KDJR29999-E
An error occurred during WS-RM execution. (detail=aa....aa)
aa....aa:詳細メッセージ
- 説明
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WS-RM機能を実行中にエラーが発生しました。
- 対処
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詳細メッセージを確認し,原因を取り除いてください。