4.1.2 定義ファイル構文チェックコマンド(CWSSConfCheck)
Webサービスセキュリティ機能定義ファイル,およびWebサービスセキュリティ方針定義ファイルを作成したあと,設定したXMLの構文が正しいかどうかをチェックするために,定義ファイル構文チェックコマンドを使用します。定義ファイル構文チェックコマンドの所在は次のとおりです。
<Application Serverのインストールディレクトリ>/wss/bin/ の下
(1) 形式
定義ファイル構文チェックコマンドの形式を次に示します。
CWSSConfCheck.bat -h | [-s | -p] -f <チェックする定義ファイル名>
コマンド名(CWSSConfCheck.bat)のあとに,一つ以上の空白を挿入し,オプションを指定します。オプションと指定する値の間も一つ以上の空白を挿入します。
(2) オプション
構文チェックコマンドで指定するオプションを次に示します。
オプション |
説明 |
---|---|
-h |
コマンドのオプション説明を表示します。 |
-s |
-fオプションで指定するファイルが,Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの場合に指定します。 |
-p |
-fオプションで指定するファイルが,Webサービスセキュリティ方針定義ファイルの場合に指定します。 |
-f |
チェック対象の定義ファイル名を指定します。 |
(3) 終了コード
構文チェックコマンドの終了コードを次に示します。
-
0:正常終了
-
1:エラー終了
(4) メッセージ
コマンド実行時のメッセージについては,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」を参照してください。
(5) 注意事項
-
OSがWindowsの場合だけ実行できます。ほかのOSでは実行できません。
-
入力ファイル名に空白が含まれる場合は入力ファイル名を「"」で囲みます。
-
構文チェックで不正な構文があった場合,または内部エラーが発生した場合,エラーメッセージが標準出力に表示されます。
-
同じオプションを2回以上指定すると,最後に指定したオプションの値が有効になります。次の例では,file2に対してだけ構文をチェックします。
- 例
-
CWSSConfCheck -s -f file1.xml -f file2.xml