付録K.2 メッセージの作成
送信するメッセージを作成します。
メッセージの内容に,次の項目を設定してください。
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Fromヘッダフィールド
引数を設定しない場合は,InternetAddressクラスのgetLocalAddressメソッドの戻り値がFromヘッダフィールドに設定されます。メールコンフィグレーションを使用した場合は,メールコンフィグレーションで設定したFromヘッダフィールドの値がメッセージに設定されます。
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Toヘッダフィールド
MimeMessage.RecipientType.TOの代わりにMimeMessage.RecipientType.CC,MimeMessage.RecipientType.BCCを指定することで,CC,BCCヘッダフィールドを設定できます。
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Subjectヘッダフィールド
charsetパラメタを指定しない場合は,mail.mime.charsetプロパティの値がエンコードに使用されます。
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ユーザ定義フィールド
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メール本文
メールの内容にコンテントタイプtext/plainとして本文を設定します。また,charsetパラメタを指定しない場合は,mail.mime.charsetプロパティの値がエンコードに使用されます。
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Dateヘッダフィールド
メッセージ内容の設定例を示します。
MimeMessage msg = new MimeMessage(session); try{ // Fromヘッダフィールドの設定 msg.setFrom(); // Toヘッダフィールドの設定 msg.setRecipients(MimeMessage.RecipientType.TO, "to_address@example.com"); // Subjectヘッダフィールドの設定 msg.setSubject("メッセージ主題", "ISO-2022-JP"); //ユーザ定義フィールドの設定 msg.setHeader("MyHeader", "MySendMailClient"); // メール本文の設定 msg.setText("メールメッセージ本文", "ISO-2022-JP"); // Dateヘッダフィールドの設定 msg.setSentDate(new java.util.Date()); } catch (MessagingException e) { // メールアドレスの解析失敗等 }