2.5.2 ローカル変数情報の出力の設定
Eclipseのコンパイラの設定によって,例外発生時にJ2EEアプリケーションが持つローカル変数の情報をスタックトレース上に出力できます。ローカル変数情報の出力については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「5.10 JavaVMスタックトレース情報」を参照してください。
ローカル変数情報を出力する場合のコンパイラの設定手順を次に示します。
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Eclipseのメニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択します。
[設定]ダイアログが表示されます。
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左ペインで[Java]−[コンパイラー]を選択します。
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次の項目を指定します。
項目名
指定値
JDK準拠
コンパイラー準拠レベル
任意の値を選択します。
デフォルトでは「11」が選択されています。JDK17をインストールした環境で「17」を選択すると,アプリケーションをJDK17でコンパイルし,使用できます。JDK11をインストールした環境で「12」以降を選択すると,プロジェクトの環境エラーが発生するため選択しないようにしてください。
クラス・ファイル生成
[生成されたクラス・ファイルに変数属性を追加(デバッガーによって使用される)]をチェックします。
なお,それ以外の項目については,出力したい内容に合わせてチェックしてください。
必要に応じて,次の項目を指定してください。
項目名
指定値
JDK準拠
デフォルトの準拠設定の使用
コンパイラに使用する設定を指定します。
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チェックする
[コンパイラー準拠レベル]で指定したレベルに沿った設定が適用されます。
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チェックしない
次の項目を手動で指定します。
[生成された .class ファイルの互換性]
[ソースの互換性]
[「assert」と呼ばれる識別子を許可しない]
[「enum」と呼ばれる識別子を許可しない]
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[適用]ボタンまたは[OK]ボタンをクリックします。
設定が保存されます。
プロジェクト単位で設定を変更する場合は,Eclipseのメニューの[プロジェクト]−[プロパティ]−[Java コンパイラー]を選択することで,同様の設定ができます。